1995年8月、「globe」として、ファーストシングル「Feel Like dance」でデビューすると、以降、出すシングルすべてが大ヒットを記録し、一躍、トップアーティストの仲間入りを果たした、KEIKO(けいこ)さん。そんなKEIKOさんの「globe」としての軌跡をご紹介します。

「KEIKO(globe)の生い立ちは?若い頃は心斎橋ブティックの店員!」からの続き

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マーク・パンサーのお陰でユニット「Orange(globe)」に加入?

オーディションでは、緊張のあまり、ステージから転落してしまったKEIKOさんですが、

その歌声を聴いていた(司会を務めていた)マーク・パンサーさんが、すぐに審査員の小室哲哉さんのところに行き、

この子、丁度いいじゃん。かわいいし歌うまいし。これ選ばなかったら僕が彼女にしちゃうよ。

などと言ったそうで、

小室さんは、その時には、

うーんそうだよね

と、言うにとどまっていたものの、

このことがきっかけとなり、後にKEIKOさんをマークさんのユニットの相手に採用。
(KEIKOさんはオーディションでグランプリに輝いた訳ではなかったそうです)

当時、流行していた「2アンリミテッド」みたいなことをやろうと、二人でラップを歌うユニット「Orange」が結成され、

その後、小室さんが「やっぱり俺も入るわ!」とユニットが3人体制になると、ユニット名も、「Orange」から「globe」に変更されたのでした。

ちなみに、小室さんは、後に、この出来事について、

ステージの裏側にいて見てなかったんですけど、かなりタフな人だなと

と、印象的だったことを明かされています。

「globe」の名前の由来は?

ところで、マークさんによると、小室さんは、KEIKOさんとマークさん2人のユニット名を、「まるいもの」にしたかったそうで、

当時、流行り始めていた、マッキントッシュが「アップル」ビートルズが設立した会社も「アップル・コア」だったことから、こちらは「オレンジ」にしようと「Orange」になり、

その後、小室さんが参加され、3人体制になってからも、「まるいものが良い」という考えは受け継がれ、「globe」になったのでは、とのことでした。

シングル「DEPARTURES」が230万枚を売り上げる大ヒット

さておき、KEIKOさんは、1995年8月9日、「globe」として、ファーストシングル「Feel Like dance」でデビューすると、いきなりオリコン初登場3位を記録。


Feel Like dance


「Feel Like dance」を歌唱されるKEIKOさん。

同年9月27日に発売された2枚目のシングル「Joy to the love (globe)」は、オリコン初登場1位を記録。


Joy to the love(globe)

同年11月1日発売された3枚目のシングル「SWEET PAIN」は、オリコン初登場2位を記録。


SWEET PAIN

そして、1996年1月1日に発売された4枚目のシングル「DEPARTURES」は、オリコン年間シングルチャート2位を記録するほか、約230万枚を売り上げる大ヒットを記録。


DEPARTURES

さらに、同年3月31日に発売されたファースト・アルバム「globe」は、なんと、400万枚以上を売り上げるメガヒットとなり(翌年4月には、出荷枚数455万枚となり、当時の日本記録を達成)、

この年の「第38回日本レコード大賞」のアルバム賞に選ばれるなど、KEIKOさんは、たちまち、トップアーティストへと上り詰めたのでした。


globe

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「on the way to YOU」でソロデビューも

また、2000年には、「globe」のメンバー3人をフィーチャーしたソロプロジェクト「globe featuring」が始動すると、KEIKOさんは、「globe featuring KEIKO」として「on the way to YOU」でソロデビュー。


on the way to YOU

ちなみに、作詞は、小室さんから、

恋愛において、自分を押し殺す時

というテーマで、KEIKOさん自身が担当されているのですが、

主観と客観、理性と本能、そういう対極にあるものを見つめつつ、自分自身の本質に向かうプロセス

を表現されたそうで、「1人でも動ける曲」とkEIKOさん自身とても気に入られたほか、

ジャケット写真やPVのアイディアも積極的に出すなど、初のソロ作品ということで、KEIKOさんの熱の入りようが伺える作品となっています。

「KEIKOと小室哲哉は不倫略奪婚だった?詐欺事件は浪費癖が原因?」に続く

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