高校在学中の17歳の時、今村昌平監督の映画「豚と軍艦」のヒロインで女優デビューすると、以降、「にっぽん昆虫記」「鬼婆」などに出演し、日本映画を代表する女優となられた、吉村実子(よしむら じつこ)さん。今回は、そんな吉村さんの、デビューから現在に至るまでの出演作品を画像を交えてご紹介します。
年齢は?出身は?身長は?本名は?
吉村さんは、1943年4月18日生まれ、
東京都のご出身(東京都世田谷区用賀在住)、
身長160センチ、
体重49キロ、
スリーサイズは、82-62-89、
靴のサイズは23.5センチ、
学歴は、
女子美術大学付属高等学校
⇒女子美術短期大学卒業
ちなみに、「吉村実子」は本名です。
姉は芳村真理
吉村さんは、一男三女の末っ子で、お姉さんとお兄さんがいらっしゃるのですが、一番上のお兄さんは、新聞記者として活動されていて、とてもハンサムだったそうです。
また、上のお姉さんは、タレントの芳村真理さんで、芳村さんとは、一日おきにメールをするほど仲が良いそうです。
(すぐ上のお姉さんは30代で他界されたそうです。)
映画「豚と軍艦」で女優デビュー
吉村さんは、高校生の時、家族旅行で箱根へ行った際、すでに女優として活動されていた姉の芳村真理さんと、俳優宅で一緒に遊んでいるところを、「日活」関係者(映画監督の今村昌平さんとの説あり)にスカウトされると、今村監督の映画「豚と軍艦」のヒロインに抜擢され、1961年、17歳の時、女優デビュー。
「豚と軍艦」より。吉村さんと長門裕之さん。
以降、
映画では、
1963年「にっぽん昆虫記」
1964年「鬼婆」
1965年「恐山の女」
1966年「OSS117/東京の切り札」
1967年「にせ刑事」
1968年「ごろつき」
「年ごろ」
1969年「どですかでん」
「奇々怪々 俺は誰だ?!」
「にっぽん昆虫記」より。
「鬼婆」より。田中筆子さんと吉村さん。
テレビドラマでは、
1961年「若もの―努の場合」
1965年「テレビ指定席「駅」」
1966年「松本清張シリーズ 「遠くからの声」」
1966~1967年「嫌い!好き!!」
1967、1969、1970年「三匹の侍」シリーズ
1967年「平四郎危機一発」第5話
と、立て続けに出演され、
1964年に出演された新藤兼人監督作品「鬼婆」では、野性味あふれるヌードを披露し、「ブルーリボン賞助演女優賞」を受賞するなど、日本映画に欠かせない女優として活躍されたのでした。
出演作品(テレビドラマ)
その後、吉村さんは石立鉄男さんと結婚され、1970年以降はほぼ引退状態でしたが、1980年に「あ・うん」のヒロイン役で本格的に復帰されると、数多くの作品に出演。
テレビドラマでは、
1980年「あ・うん」
1981年「続あ・うん」
1986年年「父の詫び状」
1989年 NHK朝の連続テレビ小説「和っこの金メダル」
1992年「火曜サスペンス劇場『殺人捜査』」
「あ・うん」より。(左から)フランキー堺さん、吉村さん、杉浦直樹さん。
1995年「火曜サスペンス劇場『1995年殺人捜査』」
1994年「月曜ドラマスペシャル・女管理人芦屋野々子の推理」
1995年「風の刑事・東京発!」第8話
1996年「大岡越前 第14部 」第4話
「はるちゃん」第41-42話
1999年「女探偵・朝岡彩子」
2001年「女と愛とミステリー・松本清張特別企画・ガラスの城」
2003年「検事・朝日奈耀子」
2005年「相棒 Season 3」
2008年「棟居刑事の青春の雲海」
「新・科捜研の女 第8シリーズFile.8」
「森村誠一サスペンス(7)「時」」
「世にも奇妙な物語 秋の特別編 (2008年) 行列のできる刑事」
2011年 NHK連続テレビ小説「おひさま」
「おみやさん 第8シリーズ」
2012年「運命の人」
2013年「書店員ミチルの身の上話」
「震える牛」
「おひさま」より
2014年「タクシードライバーの推理日誌36」
2015年「美女と男子」第6話
2018年「刑事7人」
「dele」
「刑事7人」より。
出演作品(映画)
映画では、
1988年「母」
1990年「ほしをつぐもの」
2000年「蝉祭りの島」
2001年「みんなのいえ」
2004年「肌の隙間」
「死に花」
「千の風になって」
「母」より。川谷拓三さんと吉村さん。
2010年「BOX 袴田事件 命とは」
「おにいちゃんのハナビ」
2013年「凶悪」
「おしん」
「たぬきがいた」
2014年「私の男」
「たぬきがいた」より。
などに出演されています。
https://www.youtube.com/watch?v=ceFhcG7bAao