1987年12月と1988年1月、二回に渡り、松尾貴史(当時・キッチュ)さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「ラジオファンキーズ」で、生放送中にもかかわらず、松尾さんと激しい口論を展開した、上岡龍太郎(かみおか りゅうたろう)さんですが、前半は、上岡さん優位に進むも、やがて、松尾さんの逆襲が始まります。

「上岡龍太郎とキッチュ(松尾貴史)の口論は年明けに再燃していた!」からの続き

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上岡龍太郎が一転、反語的な褒め言葉だったと発言

すったもんだで、論点が「言った」「言わない」にすり替わった口論ですが、

上岡さんが話を元に戻そうと、

結局は、ひさうちみちおさんがゲストで来た時に、中島らもなる人のことばを借りると、この絵は小学校で描いてもほめられん絵ですね、これを聞いて、中島らもという人は失礼やと、感じた。

と、問題の論点を整理すると、

松尾さんも、

そう感じはったみたいですね。

と、同意。

すると、今度は、上岡さんが、

今思うと、褒め言葉やったんやと思うね。学校の絵の時間に描いて褒められる絵じゃない、ということは、魅力的な絵。おそらく反語的な褒め言葉やったんやろう。

と、言ったことから、

松尾さんは、

そんなわけわからん褒め方するからいかんのですよ

と、笑いながら答えます。

上岡龍太郎が論点を整理しているはずが・・・

それでも、上岡さんが、

でも、学校で音楽の時間にほめられる歌い方っていうのは、おそらく美空ひばりはおそらく褒められへんでしょうし、五木ひろしの歌い方したらおそらく褒められへん

(これには、松尾さんも納得)

小学校の絵の時間で褒められる絵っていうのが世の中でいい絵とは限らん。ということは、世の中で魅力のある絵が小学校では褒められんという、今の日本の小学校の絵の時間の褒め方にも問題ありますよね。

それをぼくが言うた。これは僕の想像ですよ。おそらくそういうい言い方をしたんやと思う。それを中島らもという人が聞いてて失礼やと感じたというね。

これは、中島らもという人の感性の問題になってくるんじゃないか。それを聞いて君は友達のことを悪く言われるとムカッとくる。なんでムカッとくるねん、と僕に仮に怒られたにしろ、僕が仮に表情を変えたにしろ。それで君はムカッときたわけか

と、続けると・・・

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キッチュ(松尾貴史)が逆襲

今度は、松尾さんが、

少しずつ話が進んでいくにしたがって、あの、絵をね、割と否定的な風に断定的に言いはったわけですわ。

多分、話しの流れで、上岡さんの主張というのが明確になってきて。「ええ」と「悪い」に、どっちかというと、分かれるような言い方になってきたんですよね。

つまり、覚えてないから、しょうもない絵や、みたいな感じの、まあ、ニュアンス的にはね。それはちがうんじゃないか。覚えてないんやったら、しょうもない絵というんじゃなくて、覚えてないというのは、その絵を鑑賞している時の態度も覚えてないということに入るんじゃないかとかね、いろんなこと考えたわけですよ。

と、上岡さんがひさうちみちおさんの絵を否定していったことが、嫌だったと言ったのでした。

「上岡龍太郎に対するキッチュ(松尾貴史)の反撃も凄かった!」に続く

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