1987年12月、ラジオの生放送中にもかかわらず、漫画家・ひさうちみちおさんの絵を巡って、松尾貴史(当時・キッチュ)さんと延々と口論を続けた、上岡龍太郎(かみおか りゅうたろう)さん。この日は時間切れとなり一旦終了するも、翌年の1988年1月には口論が再開します。

「上岡龍太郎は昔生放送中にキッチュ(松尾貴史)に激怒していた!」からの続き

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1987年12月の放送での口論は時間切れで一旦終了

上岡さんがひさうちみちおさんの本を購入し、改めて評価するということで、一旦は収まるも、上岡さんが、今度は、中島らもさんの批判をしたことから、松尾貴史(当時はキッチュ)さんが我慢できずに反論し、再び、口論となった二人ですが、

松尾さんが、そろそろまとめようと、誰がこう言ったああ言ったという問題ではなく、その話の「流れ」が問題だったと言うも、上岡さんは、「流れ」でもないねんと反論。

ただ、「流れ」について説明するのは時間がかかるからやめておこうということになり、最終的には、論理と感情の食い違いはどこまでいっても平行線ということに二人は同意。

そして、リスナーそれぞれの考えに任せようということで、この話はまとまりつつあったのですが・・・

またしても、上岡さんが、

君は論理でいうべきや

と、言ったことから、

松尾さんも、

感情で始まったことやから、感情も交えんと話ができません。話をするって感情ですよ。話したいって思うから話すんであって、話したいっていうのは、感情ですから。そうじゃなかったら、機械と話したらいいじゃないですか。

と、反論。

ここで、終了時間(生放送中)となったことから、1987年12月の放送は終わったのでした。

翌年の放送では上岡がひさうちみおの絵を認める発言をするも・・・

そして、年が明けた1988年1月、再び、上岡さんが、松尾貴史さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組「ラジオファンキーズ」にゲスト出演すると、さっそく、漫画家・ひさうちみおさんの絵の話になり、

松尾さんが、穏やかな調子で、

やっぱり、(ひさうちさんの)絵は上岡さんの好みじゃなかったですか?

と、尋ねると、

上岡さんは、

好み好まざるではなしに、なかなかいいもんですよ

と、ひさうちさんの絵を認める発言をするのですが・・・

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話の論点が「言った」「言わない」にすり替わる

上岡さんが、ひさうちさんの絵の評価はそこそこに、

この間のことは、結局、君は、なぜあんなふうに急に色変えて、えらいこと言い出したかと言うと、中島らもなる人が僕の言葉を聞いて失礼やと言うた、それで、現実に君は僕の言葉を聞かなかったけど、失礼やと言うたんが、発端やったんやな。

と、問題点をおさらいすると、

松尾さんは、

それもありますけど、そんなん友達のこと言われたらムカッとしますよ~と、普通に僕、つっこんでるような口調で言ったのに、上岡さんが、何をムカッとくるねんな、と急に怒った顔にならはったんです。あの時。顔色がシュッと変わったんです。

と、反論。

すると、上岡さんが、

君が、ゲスト迎えて、目の色変えて声荒げるの、君の考え方がわからんわ。

と、言ったことから、

松尾さんは、

(ややヒートアップしながら)友達のことを言われたら、ムカッとしませんか

と、再度、反論するも、

上岡さんに怒られたら怖いから、自分を守ろうとしてついつい興奮したと、弁明しつつ、

僕が持って行き方、間違ってたな・・・

と、まとめようとしたのですが、

上岡さんが、

何がムカッとしたん、君は?

と、再び、松尾さんを詰めたことから、

松尾さんは、「そういうこと言われたらムカッとくるんじゃないですか~」と穏やかに言ったことを強調し、強めの口調で「ムカッとくる」という言い方はしていないと反論。

ここから、話は、「言った」「言わない」の問題にすり替わってしまったのでした(笑)

「上岡龍太郎と松尾貴史の口論(生放送中)は2週に渡り続いていた!」に続く

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