お父さんが愛知県春日井市の市議会議員で、息子を政治家にさせたかったことから、俳優を目指すことを猛反対され、「東京の大学に進学するため」と嘘をつき、東京で議員の書生として住み込みで働くことを条件に、お父さんに上京を許してもらったという、奥田瑛二(おくだ えいじ)さんですが、2年ほどで住み込み先を飛び出すと、俳優・天知茂さんの付き人になったといいます。
「奥田瑛二の生い立ちは?父親は愛知県春日井市の市議会議員だった!」からの続き
高校の先輩だった天知茂の付き人になることを思いつく
上京してから2年程たった、21歳の時、俳優になるため、勢いで住み込み先を飛び出した奥田さんは、劇団に入ろうと、いくつかの劇団をあたったそうですが、タイミングが悪く、入団試験を受けることができなかったそうで、しばらくはどうすれば俳優になれるか分からず途方にくれたそうですが、
高校の先輩に俳優の天知茂さんがいたことを思い出し、弟子にしてもらおうと、天知さんの自宅まで押しかけたそうです。
天知茂の付き人になる
しかし、高校の先輩というだけで、つてがある訳でもなく、天知さんに会うことは叶わなかったそうで、奥さんからは、諦めるように諭されたそうです。
それでも諦めきれない奥田さんが、何度も何度も天知さんの自宅に通い続け、奥さんにお願いし続けると、ついには根負けしたのか、奥さんが天知さんの事務所に行くよう言ってくれたそうで、ようやく、天知さんに会うことが叶うと、なんとか付き人になることを許してもらったのだそうです。
(ちなみに、奥田さんは、俳優を目指したことで、お父さんから勘当され、仕送りも打ち切られたそうですが、お母さんがこっそりとお金の援助をしてくれたのだそうです)
天知茂の家からも夜逃げ同然で飛び出しモデルの仕事を始める
こうして、天知さんの付き人となり、ようやく、俳優の道が開けたかと思われた奥田さんですが・・・
2年ほど経った頃、ふと、先輩がずっと一緒に同じ仕事をしているのを見て、将来に不安を感じるようになり、またもや、夜逃げ同然に家を飛び出します。
その後は、生活のため、夜の世界で働いていたそうですが、そんな中、お客さんにモデルになることを勧められ、俳優になるチャンスがあるかもしれないと、モデルの仕事を始めると、
当初は、まったく売れなかったそうですが、そのうち、テレビCMにも出演するようになったそうで、奥田さんはこの時、
やっと世の中に認められた
と、思ったのだそうです。