70歳を回った現在も、俳優として活躍し、ツイッターが若者の間で話題になっている、井上順(いのうえ じゅん)さんですが、実は、50歳代半ば頃から耳に異変を感じるようになっていたといいます。
当初は難聴の自覚がなかった
井上さんは、2014年、「感音性難聴」により、補聴器をつけていることを公表しています。
井上さんによると、50歳代半ば頃から、他人の声が小さく聴こえたり、映画やお芝居を観ても静か過ぎるほか、台本の読み合わせをしていても、みんなの声に元気がないなど、「なぜだろう、おかしい」と、感じることが多くなったそうで、
以前は、聴力に自信があったため、何を言われても気の利いた返しができていたのが、だんだん、できなくなっていったのだそうです。
感音性難聴と診断される
そんなある時、友人から、
順ちゃん、耳が少し遠くなったんじゃない
と、言われ、初めて、自分の耳が聞こえにくくなっていることに気がついたそうで、
耳鼻科で聴力などの検査をすると、その結果、「感音性難聴」(内耳やそれより奥の中枢の神経系に障害がある場合に起こる難聴)が進行していることが判明。
(自覚症状がなかったのは、徐々に悪くなっていたからだそうです)
その後、改めて、名医と言われる専門医に見てもらったそうですが、やはり、診断結果は同じだったそうで、さらには、「治らない」とまで言われたそうで、
井上さんは、その時のことを、
ショックでしたよ。音を敏感にキャッチしなければならない仕事をしているし、音感には自信があったのに。もう耳が良くならないのかと思うと、落ち込みましたね
と、明かしています。
感音性難聴は耳の酷使が原因だった
ちなみに、井上さんがグループサウンズで活動していた時代は音響設備が悪く、ギターやベースの大音量を聴きながら、競うように大声を張り上げて歌っていたほか、
新しい曲を渡されると、必死に覚えようとするあまり、ボリュームを上げたヘッドホンを耳に当てたまま、一晩中かけっぱなしで、眠り込んでしまったこともあったそうで、
長年、耳に負担をかけ過ぎていたことが、「感音性難聴」になった原因とのことでした。
ただ、医師から、「補聴器をつけてみませんか」と勧められ、聞こえがよくなるのならと、迷わず、補聴器をつけみると、
再び音がはっきり聞こえるようになり、新しい世界が開けてきました
と、今では、問題なく聞こえるようになったそうです。
聴力回復のためにしていることは?
それでも、聴力回復のため、モーツァルトの曲をよく聴いたり(モーツァルトの曲には高周波が多く含まれており、それが良いとのこと)、プロ意識に目覚めた30歳代半ばから毎朝続けているという、自宅での腹筋、腕立て伏せ、開脚、タップダンスの練習に加え、3ヶ月の健康診断など、健康管理にも気をつけているそうで、
なにより、毎日、素敵な出会い、面白いものなど、まだまだ自分の知らないことがたくさんあると信じて、うれしいことを探し続けることを大切にしているのだそうです。
また、井上さんは、補聴器を使用していることをオープンにしており、新しい仕事をする時も、まず、先方に伝え、了承を得るようにしているそうで、
難聴になってから、皆さんの親切、やさしさに接するようになり、より一層の感謝をしています。仕事の現場では、大きな声で話してくれるし、セリフのタイミングも合図してくれますから。みんなのフォローに助けられています
と、語っています。
(井上さんは、リオン株式会社の「リオネット補聴器」という補聴器をつけており、テレビCMにも出演。また、2019年2月には、「リオネット補聴器アンバサダー」に就任しています)
さて、いかがでしたでしょうか。
井上さんの、
- 年齢は?出身は?身長は?
- 本名は?
- 祖父は渋谷で馬場を経営していた
- 中学で音楽に出会い夢中に
- 「六本木野獣会」
- 田邊昭知にスカウトされて「ザ・スパイダース」に加入
- 「ザ・スパイダース」では堺正章とツインヴォーカル
- ファーストシングル「フリフリ」でレコードデビュー
- 「夕陽が泣いている」が120万枚を売り上げる大ヒット
- 井上順は「ザ・スパイダース」の中でもダントツの人気だった
- ヒットメーカー・浜口庫之助に楽曲制作を依頼していた
- 「ザ・スパイダース」の人気が低迷
- 徐々にソロ活動に移行
- 「ザ・スパイダース」が解散
- ソロシングル「お世話になりました」が大ヒット
- 「夜のヒットスタジオ」の3代目司会者に
- 「夜のヒットスタジオ」抜擢の理由とは
- 芳村真理と絶妙なコンビで番組の黄金時代を築く
- 殺伐とした現場で出演歌手をリラックスさせていた
- 「夜のヒットスタジオ」の降板理由とは?
- 芳村真理と強い信頼関係で結ばれていた
- 芳村真理と30年ぶりの再会で熱いハグ
- 「太陽のあいつ」でテレビドラマデビュー
- 石井ふく子プロデュース「ありがとう」に出演
- NHK朝の連続テレビ小説「エール」に出演
- 出演作品(映画)
- 出演作品(テレビドラマ)
- 出演作品(CM)
- コニカのCMでピースサインを流行らせていた
- モデルで実業家の青木エミと結婚
- 青木エミとの離婚理由は
- 30歳年下の女性と交際報道
- 交際相手は井上順を全面的にサポートしていた
- 再婚はいつ?
- 現在は結婚どころか同棲もしていない?
- 当初は難聴の自覚がなかった
- 感音性難聴と診断される
- 感音性難聴は耳の酷使が原因だった
- 聴力回復のためにしていることは?
について、まとめてみました。
2020年の春、73歳の時に、ツイッターデビューすると、そのダジャレオンパレードなツイートが、「癒やされる」と話題になった井上さん。
50代半ばにして、芸能人にとって命とも言える聴覚が不自由になるなど、思わぬ苦難に見舞われた井上さんですが、それでも、笑顔を絶やさず、周りの人に感謝して生きている、そんな姿勢がツイッターにも表れ、周りを癒やしているのかもしれません。
これからも、マイペースで、末永く活躍してもらいたいものです。
「井上順の生い立ちは?中学で音楽に出会い夢中になっていた!」