近年は、バラエティ番組などに出演し、歯に衣着せぬ物言いで、お茶の間の人気を博している、奈美悦子(なみ えつこ)さんですが、実は、2万人に1人という難病を患っていたといいます。

「奈美悦子の現在(3人目)の夫は婿養子!」からの続き

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原因不明の病気に苦しめられていた

奈美さんは、2004年のある日のこと、手にポツポツと湿疹のようなものができたことから、病院に行き診察してもらったそうですが、病名も原因も分からなかったそうで、

そのうち、胸がズキーンと痛むようになると、ほどなくして、胸だけではなく、体のあちこちが痛み出し、激痛が毎日襲ってくるようになったのだそうです。

そこで、あちこち病院に行ったそうですが、どこの病院に行っても原因が分からず(全国50箇所以上もの病院を回ったそうです)、原因を特定することができなかったそうで、

(さらに、ほとんどの医師が親身になってくれず、親身になってくれたのは1割に満たなかったそうで、そのことも、奈美さんを苦しめたこのと一つだったそうです)

奈美さんは、

何だろう・・・何の病気だろう、私はこのまま死ぬの

と、あまりの激しい痛みのため、死を感じ、息子さん宛に遺書を書いたこともあったのだそうです。

難病「掌蹠膿疱症性骨関節炎」と判明

そんな奈美さんは、常に激しい痛みがあったため、神経ブロック注射を3週間に1回6箇所に打つという処置をしつつ(注射がよく効いた時は、約1週間ほど痛みが軽減するものの、痛みがなくなることはなかったそうです)、痛み止めの薬を飲みながら、仕事を続けていたそうですが、

(当初は、痛みで夜眠れず、2時間おきに座薬を服用していたそうですが、そのせいで腸壁がただれ、急性腸炎による不整脈で緊急入院したこともあったそうです)

そんな中、ネットで見つけた、秋田県本荘市にある本荘第一病院・免疫内科の前橋賢医師の診察を受けたところ、奈美さんの病気が、「掌蹠膿疱症性骨関節炎(しょうせきのうほうしょうかんせつえん)」だと判明。

前橋医師から、

この病気治りますよ!

と、言われ、

(奈美さんは、この言葉に治る可能性を見出し、この時、半分治った気がしたそうです)

その後、前橋医師の指示に従い、タバコと激しい運動を禁止するなど生活習慣を改善するほか、ビオチンというビタミンの一種を用いた治療と食事療法を行うと、2007年にはほぼ症状が収まり、その後、寛解したのだそうです。

(前橋医師は2014年に退職したそうです)

難病「掌蹠膿疱症性骨関節炎」にかかっていることを公表

ところで、奈美さんは、しばらくの間、「掌蹠膿疱症性骨関節炎」のことは公表していなかったのですが(自分のイメーが「元気な明るいおばさん」だったためタレント生命を考えて)、

周囲の人たちから、

そんなことはない、正直に言った方が同じ病気で苦しんでいる人にも励みになる

と、勧められ、公表を決意すると、ものすごい反響があったそうで、

2005年には、闘病記「死んでたまるか!」を出版しています。


「死んでたまるか!」

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難病「掌蹠膿疱症性関節炎」とは

ちなみに、「掌蹠膿疱症性関節炎」とは、骨の変形や全身に激痛が生じる免疫系の病気のことを言うそうで、

まず、はじめに、「掌蹠膿疱症」という、手の平や足の裏に膿疱(のうほう)という膿を持った発疹(水ぶくれ)が繰り返し出現する症状が現れるそうですが、

この水ぶくれ、でき始めにかゆみを伴い、しばらくすると乾いて茶色っぽいかさぶたのようになってはがれ落ちるそうで、次々に出てくる場合と、良くなったり悪くなったりを周期的にくり返す場合とがあり、手のひらや足の裏以外にも、すねや膝、肘、頭などにも症状が現れることがあるそうです。

そして、この「掌蹠膿疱症」の合併症として、今回、奈美さんが患った「掌蹠膿疱症性関節炎」になることもあり、この病気にかかると、鎖骨や胸骨の関節や、骨そのものに炎症が起き、激しい痛みを伴うそうで、心筋梗塞や狭心症、関節リウマチと誤診されることもあるのだそうです。

「奈美悦子の息子は元俳優で現在は加圧トレーニングインストラクター!」に続く

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