ジョン・レノンさんが銃撃されてから、40年もの年月が流れた2020年、殺人犯として服役中のマーク・チャップマンは謝罪の言葉を口にしているのですが、オノ・ヨーコさんはというと、「ジョンはアメリカ政府に殺害されたのではないか」と語っています。

「オノ・ヨーコの夫ジョンレノンは殺害される直前に犯人にサインをしていた!」からの続き

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マーク・チャップマンがオノ・ヨーコに謝罪

ジョン・レノンさんを殺害した罪で有罪となり、現在もニューヨーク州にあるウェンデ刑務所に服役し、2000年から、仮釈放の申請ができるようになっていたという、マーク・チャップマンは、2020年8月には、11度目となる仮釈放申請をしているのですが、その審問の内容には、オノさんに対する謝罪のメッセージが含まれていたそうで、

チャップマンは、

自分の犯罪について申し訳なく思っていることを繰り返し言わせていただきます

言い訳などありません。自分の虚栄心のための犯罪でした。無実の人のために行い得る最悪の犯罪だったと思います

彼はものすごく有名でした。彼の人格とか、彼がどういう人間だったかによって殺したわけじゃありません。彼には家族がありました。彼はアイコンでした。彼は私たちが今喋っているようなことを喋っている人でした。そして、それは偉大なことだったのです

私が彼を暗殺したのは以前に言われた言葉通り、彼がものすごく有名だったから、それだけです。私は非常に自分の名誉を求めていて、自分勝手だったのです

私はそう言わせていただきたいし、大いに強調しておきたいと思います。非常に身勝手な行動でした。私のためによる痛みについて彼女(オノさん)に申し訳なく思っています。ずっとそのことを考えています

と、語っています。

また、チャップマンは、(ニューヨークでは)2007年に死刑が廃止されたことにも言及し、

故意に誰かの殺害を計画して、それが間違っていることを知りつつ、自分のためにやったとすれば、私の意見ではまさに死刑に値すると思っています

と、語っています。

オノ・ヨーコが「ジョン・レノン殺害はアメリカ政府によるものかも」と語る

一方、オノさんはというと、2020年10月のインタビューで、

ジョンはね、後で振り返ると、自分が殺されることが分かっていたんじゃないかなって気がするの。私たちが平和、平和って、ずっとアクティブに運動していたでしょう。だから、ジョンはガバメント(米政府)に殺されたんじゃないかって私は思っているの・・・

私とジョンは、ルービンやホフマンらと一緒に政治運動をしていたでしょう。政府はきっと私たちのことが怖かったのよ。でも逆に言うと、私は女だったから助かったんだと思う

と、ジョンさんがアメリカ政府によって殺害されたのでは、と語っています。

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オノ・ヨーコ&ジョン・レノン夫妻は米連邦捜査局(FBI)から厳しく監視されていた

というのも、オノさんとジョンさんは、1969年に結婚すると、当時、ベトナム戦争の最中だったことから、ハネムーンを利用して、オランダ・アムステルダムとカナダ・モントリオールのホテルで、平和のためのパフォーマンス”ベッド・イン”を行うなど、反戦運動の先頭に立ち、平和を訴える活動を展開しているのですが、

1971年、イギリスからアメリカ・ニューヨークに生活の拠点を移すと、世界の若者たちに絶大な影響力を誇っていたオノさんとジョンさんは、米連邦捜査局(FBI)から、かなり厳しく監視されていたというのです。

実際、アメリカ政府は、2人が、アメリカの左翼活動家・ジェリー・ルービンさんや、アビー・ホフマンさんらと連携して活動の政治色を強めていくと、1972年3月には、国外退去を命じています。

「オノ・ヨーコとジョン・レノンはFBI(連邦捜査局)の監視下に置かれていた!」に続く

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