2016年、清原和博さんが覚せい剤所持で逮捕された際には、広岡達朗さんや野村克也さんに、西武時代に甘やかしたことが原因だと批判された、森祇晶(もり まさあき)さんですが、実は、2011年頃、清原さんから相談を受けていたといいます。ただ、その後、清原さんとは音信普通になっていたといいます。
「森祇晶が清原和博を甘やかしたのは堤義明の厳命だった?」からの続き
清原和博から相談を受けていた
森さんは、2003年からハワイに移住しているのですが、清原和博さんが覚醒剤所持で逮捕される5年ほど前の2011年頃、家族とハワイに訪れてきた清原さんから、「一対一で話がしたい」と連絡があったそうで、家に呼んで、2~3時間ほど話をすると、
清原さんから、
家族を守りたいが、野球人としてこれからどうしたらいいか分からない
もう一度ユニフォームが着たい
と、相談されたといいます。
(清原さんは、2009年に現役引退後は、評論家やタレント活動をしていましたが、仕事をドタキャンするほか、銀座の高級クラブのママと不倫関係を報じられるなど、たびたび週刊誌を賑わせていました)
清原和博に野球を勉強するようアドバイスするも・・・
そこで、森さんが、
仕事でなくても球場へ行き、野球を勉強せよ。よく現場へ来ていれば必ず指導者にという声が出てくる。気持ちがテレビのバラエティや格闘技に向いているようではダメだ。真摯(しんし)に野球と向き合いなさい。
と、アドバイスすると、
清原さんは神妙な顔で「分かりました」と言ったそうで、森さんは、清原さんの家族を守りたい気持ちが強く感じられ、自分に相談に来てくれたことが嬉しかったそうですが・・・
アドバイスのあと清原和博から連絡はなく音信不通になっていた
その後、一度も清原さんから連絡がなかったことから、森さんは、心配になって3回ほど手紙を出したそうですが、返事はなく、音信普通になってしまったそうで、「余計なことをしたかな」と思ったそうです。
ちなみに、清原さんとPL学園時代「KKコンビ」として名を馳せた桑田真澄さんが、以前、「(清原さんに)小姑のように言い続けたが、小言を言われるのに嫌気が差したのかも」と言っていたそうで、まさに、それと同じ気持ちだったそうです。
真面目だった清原が「なぜ」という気持ちにしかなれなかった
すると、そんな中、清原さんが入れ墨を入れたという話を聞き、「なぜだ」という気持ちになっていると、まもなく、清原さんは逮捕されたそうで、
森さんは、
(清原は)礼儀正しい、言葉遣い一つとっても丁寧な男だったのに。思えば巨人でピアスをし始めた頃から、彼の中で何かが変わっていたのかもしれない。
西武時代、私は清原を1年目から4番に据えた。彼は責任感の強い男で、私の期待に十分応えてくれた。この頃、私が清原を甘やかしすぎたと批判されていることは知っている。確かに私はグラウンド外では自由にさせていた。
だがこれは社会人なのだから痛い目に遭うのも勉強で、それを乗り越えて立派な野球人になると考えたからだ。現に私は西武の他の選手たちにも同様に接し、彼らは立派な指導者になっている。
なのになぜ、特にあの真面目だった清原が──。今はとにかく、「なぜだ」という気持ちしか浮かんでこない。
と、語っています。