松本白鸚(2代目)の妻･藤間紀子が明かす現在の夫婦生活とは？

１９６４年、明治座で舞台「さぶ」に出演していた際、共演者の香川京子さんの紹介で知り合ったことがきっかけで、藤間紀子（ふじまのりこ）さんと結婚したという、二代目松本白鸚（まつもとはくおう）さんですが、今回は、妻・紀子さんから見た白鸚さんの家庭での姿をご紹介します。

「松本白鸚(2代目)の妻との馴れ初めは？」からの続き

松本白鸚の精神状態がそのまま家の雰囲気に反映されている

紀子さんによると、白鸚さんは、舞台でものすごい集中力を使うことから、家庭を精神的に解放する場所にしているそうで、

その日の舞台がうまくいった、気持ちよくできた、自分の思うようにできなかったなど、何でも言うため、その内容によって、家が明るくなったり、反省の場になったりと、白鸚さんの状態が家の雰囲気そのものになるのだそうです。

妻・紀子が松本白鸚のために気をつけていることとは？

そんな白鸚さんに対し、紀子さんは、白鸚さんが快適な状態を保てるように、部屋の湿度や温度に気をつけるほか、食事では、なるべく活力や元気が出る、エネルギーの元になるような物を選び、なおかつ、白鸚さんが食べたい献立にしているそうです。

ちなみに、白鸚さんは、疲れてくるとお肉が食べたくなるそうですが、その時には、温野菜やサラダなど、野菜も一緒に取れるように、バランスに気をつけるほか、皿数を少なくして、なるべく簡単に、一度に食べられるように工夫しているそうです。

食べるのがとても早く一緒にゆっくり食べることがない

また、白鸚さんは、芝居の合間の短い時間に食事を摂ることが多いため、食べるのがとても早いそうで、

（紀子さんが料理を運んでいる間に食べ終わってしまうそうです）

一時は、紀子さんが白鸚さんに合わせて早く食べるようにしていたそうですが、それでは体に悪いため、今では、あえてゆっくり食べるようにし、白鸚さんには、食事が終わっても「少しつき合って」と言っているそうです。

（ただ、白鸚さんによると、おいしいものはおいしいと感じるため、食事に集中したいそうで（話をしながら食べていると話に集中してしまうため、結局何を食べて、何がおいしかったのかわからないため）食べるのが早いと言っても、自分なりに食事を楽しみ、リラックスしているのだそうです）

妻・紀子のストレス解消法は家の片付けや部屋の模様替え

ところで、紀子さんは、家事や白鸚さんのサポートのほかにも、お弟子さん達への気配りや、ご贔屓（ひいき）の方たちとも話をしたりと、２４時間仕事をしている状態だそうですが、自身の健康管理に関しては、スポーツなど、特別なことは何もしていないといいます。

ただ、ストレス発散の方法について、

結婚して何年目かに、忙しさやそれを発散できないことで、自分を追い詰めてしまっていることに気づいた時がありました。自分の中にたまっていくストレスは、自分で処理するしかしょうがないのだと。

そこでお稽古ごとやスポーツで発散することなどを考えましたが、時間が自由に取れないし・・・。そうすると専らできるのは、家の中の片づけや模様替え。結構ストレス解消になるんですよ。

突然、主人ももう寝静まってしまってから、片づけを始めるんです。夜中に主人が起きてきて、「何してるの？」って（笑）。ちょっと気が付くと２～３時間経っていたりすることもよくあります。

以前に比べ、今は大がかりな模様替えなどはしませんけれど。また手紙や本やスクラップを整理しながら見ていると、ああ、こんなことをしたんだな・・・と。どれも思い出が一杯つまっているのに気づきます。そんなことが、私のストレス発散法の一つになっています。

と、語っています。