芸能界に踏みとどまるためにはどんな仕事も断ってはいけないと、恐怖を押して、蛭子能収さんの代わりにバンジージャンプを跳んだこともあったという、熊切あさ美(くまきり あさみ)さんは、そのほかにも、泳げないにもかかわらず、8メートルの滝に飛び込んだり、クワガタムシに鼻を挟ませたこともあったといいます。
「熊切あさ美が若い頃は芸能界に踏み留まる為どんな仕事も引き受けていた!」からの続き
泳げないにもかかわらず8メートルの滝から飛び込んだことがあった
熊切さんは、泳げないにもかかわらず、なんと、8メートルの滝から飛び降りるという企画も、断れずに引き受けたことがあったといいます。
ただ、やはり、この時も、怖くて2時間くらい待たせてしまい、スタッフから「じゃあ、もういいよ」と言われ、「ヤバい!もう仕事なくなる」と思い、急いで飛び込んだのだそうです。
クワガタムシに鼻を挟ませたこともあった
また、熊切さんは、クワガタムシに鼻を挟ませたこともあったといいます。
それは、バラエティ番組「アドレな!ガレッジ」に出演した際、当時、芸人さんがよくクワガタムシに鼻を挟まれる、というのをやっていたため、熊切さんもやることになったそうですが、
ADさんが間違えて、予定していたクワガタより一回り大きいクワガタを発注してしまったそうで、いざ、クワガタを顔に近づけると、右の小鼻をガシッと挟まれたそうですが、クワガタが大きかったため、予定していた挟む位置が違い、スタッフから、「あ、そっちじゃなくて、こっち(鼻の穴と穴の間の鼻柱)だから」と、NGを出されたそうで、
本当はすごく痛くて、クワガタが怖かったそうですが、
崖っぷちアイドルなんだから、これはやらなきゃいけない
と、思い直し、痛いのを我慢してクワガタをはずし、鼻柱に挟み直したのだそうです。
バラエティ番組の企画では体を張る仕事を何でも引き受けていた
ちなみに、熊切さんは、当時は体を張るアイドルがあまりいなかったため、バラエティ番組の企画を通し、いろいろな経験ができたと思っているそうで、
やりすぎてどうしていいのか分からなくなったこともありましたけど、今思うと何でもやっておいて良かったのかなあって思います。
今ではもう、テレビではできないようなこともたくさんありました。その当時の番組では、血が出るくらいはケガじゃないという感じだったので、しょっちゅう血が出ていましたね。
まさか今の時代のように、いろんなことができなくなる時代がくるとは思ってもいませんでしたし。ただ、疲労で体調を崩しちゃったこともありますし、いま思えばできない仕事まで全部受けちゃってたなって。
あと、初めてのことは怖さが分からないからできちゃうんですけど、もう一回はできないんですよ。体が怖さを分かっちゃってるから。だから、ずっと体を張り続けることは、どっちみちできなかったと思うんです。
と、語っています。
ただ、熊切さんは、
こないだ「さんま御殿」を見てたら、昭和、平成を生きてきた芸能人と令和で活躍する若い子たちが出ていて。昭和、平成組は「とにかく仕事は選ばない。来たものはやる」と言ってたんですけど、令和組は「やりたくないことは絶対やらない。すっぴんで出ろなんて仕事は断ります」って。あぁ~、もうこういう時代なんだなぁって。
私はなんでもやるべきだと思って若い頃はやってきましたけど、「やりたくないことは絶対やらない」という子たちが入れ替わることなく出続けているのを見ていると、そういう姿勢でも生き残れる世界になったんだなって。
読モさんが出てきた時は「読モでもテレビに出れるんだ」って思われたけど、それが当たり前になったし。いまはYouTuberさんが、いきなり出てくるじゃないですか。良い悪い、正しい正しくないの前に、とにかく変わったんだなって。
とも語っており、時代の流れとはいえ、厳しい時代を生き抜いてきた熊切さんは複雑な心境のようです。