1976年春から1977年春までの法政大学の3連覇に大きく貢献した、江川卓(えがわ すぐる)さんは、1977年、大学4年生の秋のリーグ戦でも、初戦の立教1回戦で完封勝利(5対0で法政が勝利)し、六大学新記録となる通算15度目の完封勝利を記録すると、東大1回戦では延長14回完投勝利で、六大学史上2位タイとなる通算44勝を記録しています。

法政大学時代の江川卓

「江川卓は法政大4年の春も大活躍で法政をV3に導いていた!」からの続き

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大学4年生の秋のリーグ戦でも立教1回戦で完封勝利し六大学新記録となる通算15度目の完封勝利を達成

1976年春から1977年春までの法政大学の3連覇に大きく貢献した江川さんは、1977年、大学4年生の秋のリーグ戦でも、初戦の立教1回戦で完封勝利(5対0で法政が勝利)し、六大学新記録となる通算15度目の完封勝利を記録します(最終的には記録を17まで伸ばしています)。

(法政は、続く立教2回戦も、島本啓次郎選手が史上初となる通算2本目の満塁ホームランを放つ活躍で快勝)

大学4年生の秋のリーグ戦でも慶応戦では1回戦で完投、2回戦でも11イニング、3回戦でも完投

そんな江川さんは、慶応との1回戦では完投、

(江川さんは完投するも法政は0対2と敗北)

2回戦にも登板して11イニングを投げると、

(法政、慶応ともに譲らず、延長15回4対4の引き分け)

3回戦でも完投勝利(8対2で法政が勝利)と、大車輪の働きをします。

(4回戦は、鎗田英男投手の好投により、法政が2対1で慶応に勝利)

東大1回戦では延長14回完投

そして、東大1回戦でも先発登板すると、珍しく、自己ワーストとなる8四死球を与えるも、延長14回完投勝利。

(2対0でリードしていた8回表に東大の平野裕一選手の三塁打などで2点を奪われて2対2に追いつかれ、延長13回表には、東大に一死満塁からスクイズを決められて3対2とリードを許すも、その直後の延長13回裏に味方(法政)打線が3対3の同点に追いつき、延長14回裏には、居郷肇選手がサヨナラホームランを放ち、3対4で勝利)

ちなみに、江川さんは、9回裏には、自ら、レフトへあわやサヨナラホームランかという大飛球を放つも、ファウルになっているのですが、試合後、報道陣に問われると、

僕の一打が入らなくて良かったんです。他の人がヒーローになる方が、ムードが良くなる

と、チームメイトを気遣うコメントをしています。

(これは作新学院高校時代、チームメイトとの軋轢(あつれき)によるトラウマからきたものだったそうです)

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六大学史上2位タイとなる通算44勝を記録

さておき、続く、東大戦2回戦では、法政は、江川さんを登板させず、鎗田投手が登板し、東大のエース・西山投手相手に3対2で勝利しているのですが、

実は、東大1回戦が終わった時点で、江川さんは、(早稲田の末吉俊信投手と並び)六大学史上2位タイとなる通算44勝目を記録しており、

法政の五明公男監督は、江川さんに六大学新記録を取らせてやりたい気持ちがあったそうですが、周囲に気を遣う江川さんの心情を察し、江川さんを登板させなかったといいます。

「江川卓は法政大を通算17完封等で4連覇(全て完全優勝)に導いていた!」に続く

法政大学時代の江川卓

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