ミュージカルや舞台を中心に活躍する演劇界のスター、浦井健治(うらい けんじ)さん。意外なことにデビュー作品はお芝居ではなく、「仮面ライダー」でした。


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仮面ライダークウガ!

浦井さんは、2000年、
平成仮面ライダーシリーズの第1作目となる、
「仮面ライダークウガ」で、

敵役の首領、ン・ダグバ・ゼバ役を演じ、
俳優デビューを果たされています。

雪山でオダギリジョーさん演じる五代と対決する、
ラストシーンは圧巻で、

浦井さんにとって原点となったこの作品は、
視聴された方からも、
とても高い評価を得ているようです。

さて、そんな浦井さんは、
どのような経緯で、
芸能界に入られたのでしょうか?

芸能界に入られたきっかけについて、
浦井さんはインタビューで、

小さいころは、サッカーが好きだからサッカー選手になりたいとか、
動物が好きだから獣医になりたいとか、
その程度だったんです。

高校時代に身体を動かすことが好きで、
格好いいなとダンスに興味をもって、
ジャズダンスを習いに行って。

それから芝居に興味を持つようになって。
そこで、今の事務所に自ら書類を送りました。

と語っておられました。

ごく普通の少年だった浦井さんですが、
まず、ダンスに目覚められたようです。

現在では、舞台を中心に活動しておられますが、
意外なことに、ミュージカルなどにも縁がなく、
観劇されたこともなかったのだとか!

ミュージカルとはまったく縁がなくて、
あまり観劇もして来ませんでした。

だから、ミュージカルの仕事が決まった時は、
とにかく必死でしたね。
どう発声するか、どう歌えばいいかもわからず、
まったくゼロからのスタートで、

歌唱指導の先生に、
一からヴォイストレーニングを受けながら、
まず歌うための身体をつくることから始めました。

トレーニングのあとで、一人でカラオケボックスにいって、
カラオケを歌わないで、黙々と自主稽古をする日々(笑)。

歌というのは、やればやるほど課題が見えてくるので、
今でもトレーニング中です。

と、明かされていました。

好きだから舞台の道に進まれたというより、
当初は、お仕事として取り組まれていたようです。

舞台は?

そして、2001年、浦井さんは、
「美少女戦士セーラームーン」で初舞台を踏まれ、

2004年には、舞台「エリザベート」で、
ルドルフ皇太子役に抜擢されます。

見るものの心に深く残る演技で注目を集め、
その後、5回に渡ってこの役を演じられています。

その後、「マイ・フェア・レディ」「アルジャーノンに花束を」
「回転木馬」「蜘蛛女のキス」
など、
ミュージカルを中心に活躍され、

舞台「ヘンリー六世」では、
運命に翻弄されるイギリスの王、ヘンリー六世役を演じられ、
その演技が絶賛されました。

その他にも、
ストレートプレイ、リーディングなどにも出演され、
浦井さんの評判はうなぎのぼりとなります。

※ストレートプレイとは、台詞に音楽などを用いない会話劇
※リーディングとは、役者が椅子に座って台本を読む朗読劇。

歴史あるミュージカルだけではなく、
「シス・カンパニー」の、
「大人は、かく戦えり」「トップ・ガールズ」「ベッジ・パードン」や、

「劇団☆新感線」の、
「ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII」「薔薇とサムライ」など、

歌に、踊りにアクションにと、
エンターテイメント性の強い、
新感覚の舞台にも挑戦されています。

受賞歴は?

浦井さんの演技が認められ、
多くの演劇賞を受賞されているので、ご紹介します。

2006年、
「アルジャーノンに花束を」「マイ・フェア・レディ」で、
第三十一回菊田一夫演劇賞受賞

2009年、
「ヘンリー六世」で、
第44回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞

2010年、
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」で、
第17回読売演劇大賞杉村春子賞受賞

2015年、
「アルジャーノンに花束を」「星ノ数ホド」で、
第22回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞

ルックス、人気、実力、
ともに評価されている浦井さん。

「仮面ライダークウガ」でデビューされたものの、
テレビドラマや映画などの映像の世界には進まず、
舞台に活路を見出されたのですね。

テレビドラマ

近年は、テレビドラマにも、
出演されているようで、

2014年には、
「アオイホノオ」で矢野ケンタロー役を、

2015年には、
「MOZU」のスピンオフドラマ「大杉探偵事務所」の、
「砕かれた過去編」で、容疑者の佐藤恒吉役を演じておられます。

目下引っ張りだこの浦井さんですが、
「仮面ライダークウガ」の、
チーフプロデューサーだった高寺成紀さんが、
自信のツイッターで、浦井さんのことを、

キャリアを積むに従って、自身を見失う人も多い中、
どんなに大きくなっても変わらず生きてる男と話すと、
深呼吸したみたいに安らかな気持ちになる。

とツィートしておられました。

キャリアを重ねても天狗になることなく謙虚な、
浦井さんのお人柄が分かるツィートですね。

そして、デビュー作でお世話になった高寺さんとも、
ずっと交流を持たれていることからも、
浦井さんのお人柄がわかりますね!

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結婚は?彼女は?

浦井さんは、結婚されておらず、
独身のようです。

交際されている方の情報も、
今のところ、ありませんでした。

過去には、女優のすみれさんや、蒼井優さんと、
熱愛がうわさされたことがあったようですが、
真相は分かりませんでした。

浦井さんは、お芝居の魅力を、

自分のなかに新しい自分を見つけることができる、
ということが一つあって、それがおもしろくて。
また、違う人格を生きることができる、
っていうおもしろみもある。

戯曲のなかで生きるってことは、
役者ならではの楽しみ方で醍醐味だと思っています。
あとは…きっとそこにお客さまがいるから。

本番でお客さまが入って、
稽古場でつくってきたものにお客様の反応や想像力が加わり、
ようやく作品の形がしっかり見えてきたり、成立していく。

その過程自体が、僕にはとても魅力的に感じます。
一公演一公演、その時間と空間を、スタッフ、キャスト、
そしてお客さまとで共有すること。

二度と戻らないその瞬間に、それだけ多くの人が愛情を注ぎ込める、
熱を持ってとり組めるっていうことに、惹かれるんだと思います。

と熱く語っておられました。

観客と一緒に作品を作り上げていく、というのは、
映画やテレビドラマとは、また違った、
舞台ならではの魅力なのですね!

舞台に情熱を注いでおられる浦井さんの、
これからの活動が楽しみです。

これからも、その卓越した演技力で、
私達を魅了してほしいですね。
応援しています!!

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