1988年、NHK朝の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」で俳優デビューすると、1999年には、テレビドラマ「HOTEL」でたちまち脚光を浴び、以降、純朴な好青年の役を多く演じ、国民的な人気を博すも、2011年頃から、ヒール役に転向し、その怪演ぶりで、話題となっている、髙嶋政伸(たかしま まさのぶ)さん。

今回は、そんな髙嶋政伸さんの若い頃から現在までの活躍や経歴を時系列でまとめてみました。

髙嶋政伸

「髙嶋政伸の生い立ちは?幼少期は贅沢三昧!10代の頃は映画監督を目指していた!」からの続き

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髙嶋政伸が20代の時は「純ちゃんの応援歌」で俳優デビューすると「HOTEL」でブレイク

22歳の時に朝ドラ「純ちゃんの応援歌」で俳優デビュー

髙嶋政伸さんは、1988年、大学在学中の22歳の時に、NHK朝の連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」の金太郎役で俳優(映像)デビューしているのですが、

実は、お兄さんの髙嶋政宏さんが、ヒロインの小野純子(山口智子さん)の夫役で出演しており、

ある時、髙嶋政宏さんが、

脚本があるんだったら、大阪に持ってこい

と、声をかけてくれたそうで、山ほど脚本を抱えて来阪すると、

(当時、髙嶋政伸さんは、映画監督志望で、劇団に所属して脚本を書いていたそうです)

番組のスタッフが、

金太郎っていう君にぴったりの役があるから、お芝居やってみる気ない?

と、声をかけてくれたそうで、

その頃、髙嶋政伸さんは、自主制作で作った映画で失敗してしまい、借金を抱え、その借金を返すため、お父さんの高島忠夫さんの勧めで役者を志すようになったばかりの頃だったため、声をかけてもらったことで、出演することになったのだそうです。

「純ちゃんの応援歌」に出演する髙嶋政伸
「純ちゃんの応援歌」より。

24歳の時にテレビドラマ「HOTEL」で一躍人気を博す

そんな髙嶋政伸さんは、1990年、24歳の時には、新米ベルボーイが成長していく姿を描いたテレビドラマ「HOTEL」で主人公のホテルマン・赤川一平役を演じているのですが、このドラマは2002年まで続く高視聴率を記録。髙嶋政伸さんも、一躍、脚光を浴びたのでした。

ちなみに、このドラマ、劇中、髙嶋政伸さんが、宿泊客やスタッフのために、

申し訳ございません

と、頭を下げまくる役柄が視聴者の好感を得て、ドラマの大ヒットにつながったのだそうです。

「HOTEL」に出演する髙嶋政伸
「HOTEL」より。菊池桃子さんと髙嶋政伸さん。

27歳の時にテレビドラマ「ダブル・キッチン」で気の弱い夫役

また、髙嶋政伸さんは、1993年、27歳の時には、テレビドラマ「ダブル・キッチン」で、嫁にも母にも逆らえない、優しくて気の弱い夫役を演じると、またしてもヒットを記録しています。

「ダブル・キッチン」に出演する髙嶋政伸
「ダブル・キッチン」より。(左から)山口智子さん、髙嶋政伸さん、野際陽子さん。

髙嶋政伸が30代の時は「新幹線恋物語」で気の弱い役柄、「こちら本池上署」で人柄の良い役柄を演じ高感度が爆上がりしていた

31歳の時にテレビドラマ「新幹線恋物語」で気の弱い車掌役

そして、1997年、31歳の時には、テレビドラマ「新幹線恋物語」でも、気の弱い車掌役を演じています。

「新幹線恋物語」に出演する髙嶋政伸
「新幹線恋物語」より。川嶋朋子さんと髙嶋政伸さん。

36歳の時に「こちら本池上署」シリーズが大ヒット

そんな髙嶋政伸さんは、2002年、36歳の時には、「こちら本池上署」で常に敬語の所轄署長役を演じているのですが、このテレビドラマは、

  • 2003年4月~7月(36歳)第2シリーズ
  • 2004年1月~3月(37歳)第3シリーズ
  • 2004年10月~12月(38歳)第4シリーズ
  • 2005年6月~9月(38歳)第5シリーズ

と、シリーズ化される大ヒットを記録し、

髙嶋政伸さんも、安定した演技力と人柄の良さを前面に押し出した役どころで、老若男女問わず、高感度が爆上がりとなり、その人気を不動のものにしたのでした。

「こちら本池上署」に出演する髙嶋政伸
「こちら本池上署」より。

髙嶋政伸が40代の時には「冬のサクラ」「DOCTORS~最強の名医~」で悪役にイメチェンし強烈なインパクト

45歳の時にテレビドラマ「冬のサクラ」で妻を精神的に追い詰めていく夫役

気弱な好青年役で定評があった髙嶋政伸さんですが、2011年、45歳の時には、一転、テレビドラマ「冬のサクラ」で、周囲の評判はとても良い医者ながら、実は、神経質で異常なまでにプライドが高く、妻を精神的に追い詰めていく夫役を演じ、大きくイメージチェンジをはかっています。

「冬のサクラ」に出演する髙嶋政伸
「冬のサクラ」より。

45歳の時にテレビドラマ「DOCTORS~最強の名医~」で地位や名声のことしか考えていない医師役

そして、同年には、テレビドラマ「DOCTORS~最強の名医~」で地位や名声のことしか考えていない外科医役を演じると、ジャージ姿で白目を剥いて土下座する姿は、完全に主役の沢村一樹さんを食ってしまったと言われるほど、強烈なインパクトを残しています。

「DOCTORS~最強の名医~」に出演する髙嶋政伸
「DOCTORS~最強の名医~」より。沢村一樹さん(左)と髙嶋政伸さん(右)。

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髙嶋政伸の現在(50代)は?

50歳の時にテレビドラマ「カインとアベル」で長男だけを偏愛する経営者役

そんな髙嶋政伸さんは、2016年、50歳の時には、テレビドラマ「カインとアベル」で、長男だけを偏愛する経営者役という、クセの強い役柄を演じています。

「カインとアベル」に出演する髙嶋政伸
「カインとアベル」より。桐谷健太さん(左)と髙嶋政伸さん(右)。

50歳の時にNHK大河ドラマ「真田丸」で北条氏政役

また、同年には、NHK大河ドラマ「真田丸」で、戦国大名の北条氏政役を演じると、真田家との争いで追い詰められて絶望的な状況の中でも降伏を断固拒否し、どんどん白く厚化粧になっていくという怪演ぶりが大きな話題になります。

「真田丸」に出演する髙嶋政伸
NHK大河ドラマ「真田丸」より。

ちなみに、髙嶋政伸さんは、

僕の芝居を観て『怪演』とか、僕のことを『怪優』とおっしゃっていただけるのはとてもうれしい

本当に人間と向き合って演じていかなければいけないシーンは、神経質に、几帳面に、丁寧に演じる。それがあっての変化球になるのかな

と、語っています。

また、髙嶋政伸さんは、切腹のシーンを撮る数日前に、辞世の句としてバート・バカラックの「アルフィー」の歌詞から、

これからは心に従って生きていく そうすれば いつか きっと愛は見つかる

という愛の詩を引用して、脚本家の三谷幸喜さんに書き送ったそうです。

(髙嶋政伸さんは、両親の影響で音楽(特にジャズ)が好きで、役づくりの際にも、演技のイメージで曲を選ぶことがあるのだそうです)

51歳の時に「先に生まれただけの僕」で主人公に因縁をつける専務役

そんな髙嶋政伸さんは、2017年、51歳の時には、テレビドラマ「先に生まれただけの僕」で、主人公に何かと因縁をつける専務役を演じているのですが、すっかり、ヒール役が板についています。

(時々、いい人役も演じています)

「先に生まれただけの僕」に出演する髙嶋政伸
「先に生まれただけの僕」より。

「髙嶋政伸の前妻・美元との馴れ初めは?泥沼離婚裁判の理由とは?子供は?」に続く

お読みいただきありがとうございました

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