歌手活動のほか、7人の子供を持つお母さんとしてママタレントとしても活動し、教育や食育などの講演会も行うほか、ブロガーとしても人気を博している、堀ちえみ(ほり ちえみ)さんですが、

51歳の時、最初は口内炎だと思っていた症状が舌ガンと診断され、さらには、その後、食道ガンも判明していたといいます。

今回は、堀ちえみさんが舌ガンと診断されるまでの経緯、闘病、現在についてご紹介します。

堀ちえみ

「【画像】堀ちえみの若い頃(芸能界復帰後)から現在までのシングルや経歴は?」からの続き

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堀ちえみは舌の裏に小さな白い点を発見していた

堀ちえみさんは、2018年5月、都内のスタジオでボイストレーニングを受けていたそうですが、舌の動きを確認していた際、舌の裏側に小さな白い点を見つけたそうで、

それから1か月後には、舌にしびれるような違和感を感じ始め、その時、この小さな白い点は、少し大きくなっていたといいます。

堀ちえみは内科医に小さな白い点を口内炎と診断されていた

そこで、堀ちえみさんは、翌日、定期的に通っていた内科医に相談したそうですが、口内炎と診断されたそうで、ビタミン剤を処方されたのだそうです。

というのも、堀ちえみさんは、2016年、50歳の時に、人間ドックを受けた際、初期の関節リウマチと神経障害性疼痛と診断され、以来、投薬治療していたそうですが、

その治療薬は、副作用として重度の口内炎ができることがあると医師から説明されていたそうで、

(関節リウマチは、体の免疫システムが間違って自分の関節を攻撃してしまう病気で、治療には免疫反応を抑える薬を使うのだそうです)

堀ちえみさんも医師も、薬の副作用だと思い込んでいたのだそうです。

堀ちえみはリウマチ科と口腔外科の医師にも口内炎と診断されていた

しかし、症状が出てから4か月後には、口内炎のようなものは常に痛むようになり、以前よりも大きくなって、ジュクジュクとした白い縁ができたそうで、

リウマチ科に行ったそうですが、

やはり、医師には、副作用による口内炎と診断され、

口内炎用のうがい薬を出しておきます

と、言われたそうで、

今度は、口腔外科に行くと、

レーザーで焼いておきましょう

と、処置してもらったそうですが、

症状は改善しなかったそうです。

実は、舌ガンの認知度は低く、舌ガンの専門医ではない一般的な医師は、最初から舌ガンを疑うことはないそうで、毎年、人間ドックを受けていた堀ちえみさんも、そこで口腔ガンを疑われることはなかったといいます。

さらに、堀ちえみさんを診察した歯科医は口腔外科の専門医ではなく、正しい診断ができなかったのだそうです。

(法律的には、口腔外科の専門医でなくとも、口腔外科の看板を掲げることは問題ないのだそうです)

堀ちえみはあまりの激痛に夜中にインターネットで検索して舌ガンを疑うようになっていた

それでも、堀ちえみさんは、この時点では、リウマチの薬の副作用だと思い込んでいたそうですが、

しばらくすると、首の痛みまで出始め、症状が出てから8か月後には、夜中にあまりの痛みで目が覚め、舌を見てみると、舌に亀裂が入って出血していたそうで、

「舌 口内炎 治らない」とインターネットで検索してみると、自分の症状によく似た写真に「舌ガン」と書かれているのを見つけたのだそうです。

堀ちえみは大学病院で舌ガンと診断されていた

そこで、堀ちえみさんは、関西での生放送の仕事を終えた後、都内の大学病院を受診すると、

口腔外科の医師の表情は深刻で、

今日、ご家族はご一緒にいらしてますか?

と、尋ねてきたそうで、

堀ちえみさんが、

これは悪性でしょうか?

と、尋ねると、

その可能性が高いと思われます

と、言われたのだそうです。

そして、首のリンパ節のエコー検査を行うと、

複数の転移が疑われます

と、既にガンが他の部位に広がっている可能性も伝えられたのだそうです。

堀ちえみは3つの治療の選択肢を提示されていた

そして、堀ちえみさんは、医師から、3つの治療の選択肢が提示されたといいます。

① 手術による切除と再建

5年生存率が最も高い治療法ながら、ガンに侵された組織を手術で切り取り、体の他の部分の組織を移植する再建手術をするで、舌を大きく切り取るため、元通りのしゃべり方に戻ることは難しい

② 抗ガン剤と放射線治療

抗ガン剤や放射線を組み合わせた治療のみでガン細胞をたたく治療で、舌を切り取らない方法ながら、手術よりも5年生存率は低くなる

③ 緩和ケア

薬で痛みを取り除き、ガンの進行を抑える治療で、治療を希望しない人や有効な治療がない人が行うもので、完治を目指すものではない

(医師から”他の選択肢”として提案されたものだったそうです)

堀ちえみは娘の懇願で手術を受ける決意をしていた

そんな堀ちえみさんは、当初は、緩和ケアを選ぼうと決めていたそうですが、

家に帰って子供たちにそのことを話すと、

16歳の娘に、泣きながら、

私まだ16歳だよ、まだお母さんと16年しか一緒にいないんだよ!しゃべれなくなっても話聞いてくれるだけでもいいから、お願い、もっと側にいてよ

と、懇願されたそうで、

この言葉で、堀ちえみさんは、

この命は家族のものでもある

と気づき、手術を受ける決断をしたのだそうです。

堀ちえみは精密検査の結果「口腔ガン(左舌扁平上皮ガン)」でステージ4と診断されていた

その後、堀ちえみさんは、様々な精密検査の結果、口腔ガン(左舌扁平上皮ガン)と診断されたそうで、

舌のガンの大きさは約3センチ、ガンの進行度を示すステージは最も重い”4”。

5年生存率は50パーセントという厳しい状況だったそうです。

堀ちえみは11時間を超える大手術を受けていた

そして、手術は、口腔外科、耳鼻咽喉科、形成外科の混合チームで行われたそうで、

腫瘍(しゅよう)の大きさが約3センチあったため、舌の60パーセント以上を切除する必要があったほか、転移が見つかった左の首のリンパ節をすべて切除しなければならなかったため、11時間以上もかかる大手術となったそうですが、

(切除した舌には自分の皮膚の一部を移植)

手術は無事成功したのだそうです。

堀ちえみは食道ガンも発症していた

また、手術から2週間後には、病変が完全に切除されていることが確認され、抗ガン剤治療や放射線治療は必要ないと判断されたそうですが・・・

退院前の検査で、食道の上部にポリープが新たに発覚。

それでも、舌の回復は順調だったため、予定通り、一時、退院することになったそうですが・・・

(この時点では、食道のポリープの検査結果はまだ出ていなかったそうです)

数日後、食道のポリープが悪性だったことが判明。

ただ、幸い、舌ガンとは全く別にできたもので(舌ガンからの転移ではない)、発見が早く、ステージ0という最も軽い段階だったそうで、

内視鏡を用いてわずか1時間で食道ガンを取り除くことができ、この手術から10日後には退院することができたのだそうです。

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堀ちえみは娘の言葉で芸能界復帰を決断していた

そんな堀ちえみさんは、当初は芸能界復帰を考えていなかったそうですが、

娘から、

お母さんにはたくさんのファンの人が待ってるんじゃないの?

と、言われ、

(自分が芸能界復帰をあきらめていたのは)以前と違う自分をさらけ出すのが恥ずかしかっただけかもしれない

と、気づいたそうで、

ボイストレーニングを開始すると、2020年8月には、「24時間テレビ」で、手術後、初めてとなる歌を披露し、見事に復活を遂げたのでした。

(2024年2月には、医師から寛解が告げられたそうです)

「堀ちえみは誹謗中傷コメントを大量に受け法的措置を取っていた!」に続く

お読みいただきありがとうございました

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