「コント・レオナルド」解散後は、俳優業にも復帰し、お笑いタレントと並行して活動を続けると、46歳の時、連続テレビ小説「ひらり」のヒロインの叔父役でのコミカルな演技で、一躍、全国区となり、さらに、48歳の時には、市川崑監督映画「四十七人の刺客」でも重要な役に起用された、石倉三郎(いしくら さぶろう)さん。
今回は、そんな石倉三郎さんの若い頃(俳優復帰後)から現在までの出演作品(テレビドラマ・映画)ほか経歴をご紹介します。

「【画像】石倉三郎が若い頃はレオナルド熊と共にブレイクするも不仲だった?」からの続き
石倉三郎は39歳の時に俳優業に復帰するもお笑いタレントとして「OH!たけし」「風雲!たけし城」などにも出演していた
レオナルド熊さんとの漫才コンビ「コント・レオナルド」を解散した石倉三郎さんは、その後、俳優への情熱が再び目覚め、俳優業に復帰したそうですが、主演級や準主演級の仕事はなく、ほぼ脇役中心だったそうで、
しばらくは、並行してお笑いタレントとしての活動も行い、ビートたけしさんの「OH!たけし」や「風雲!たけし城」などにも出演していたそうです。

「風雲!たけし城」より。石倉三郎さん(左)とビートたけしさん(右)。
石倉三郎は46歳の時に連続テレビ小説「ひらり」でヒロインの叔父役に抜擢され一躍全国的に知名度を上げていた
そんな石倉三郎さんは、1992年、46歳の時には、連続テレビ小説「ひらり」でヒロインの叔父・深川銀次役に抜擢されると、キャベツが好物で、寝そべりながら一枚一枚剥がして食べるコミカルな演技で、一躍、全国的に知名度を上げており、
石倉三郎さんは、
(視聴者からキャベツがたくさん送られてきたそうで)近所中にあげて、いい顔できましたけどね(笑)。あれで役者としての自信がちょっと出てきたんですよ。
と、語っています。
(ちなみに、キャベツを一枚一枚剥がして食べるのは、脚本家の内館牧子さんの弟さんが、実際、そのように食べていたからだったそうです(笑))

連続テレビ小説「ひらり」より。石倉三郎さん(左)と花沢徳衛さん(右)。
石倉三郎は48歳の時に市川崑監督作品「四十七人の刺客」で重要な役どころに抜擢されていた
すると、1994年、48歳の時には、市川崑監督からオファーが有り、映画「四十七人の刺客」で重要な役どころに起用されたそうで、
石倉三郎さんが、
先生あの、なんで僕にこんないい役をくれたんですか?
と、尋ねると、
市川崑監督は、
お前あれだよ、朝のドラマ(連続テレビ小説「ひらり」)でキャベツ食ってたろ。あれおもろかったからな
と、言ってくれたといいます。
(以降、石倉三郎さんは、2008年に市川崑監督が他界されるまで、市川崑監督のほとんどの作品に出演しています)
また、この「四十七人の刺客」では、高倉健さんが主役の大石内蔵助役を演じていたことから、石倉三郎さんが高倉健さんの楽屋に挨拶に行くと、
高倉健さんは、
いやぁ、潮が満ちて来たなぁ
俺、この役は(小林)稔侍がやると思ってたんだよ。監督に訊いたら、朝のドラマでキャベツ食ってたやつだ、って。あ、サブちゃんか、って
と、喜んでくれたそうで、
石倉三郎さんは、とても嬉しかったそうです。
(石倉三郎さんは、下積時代、高倉健さんに紹介してもらい、東映で大部屋俳優をしていました)

「四十七人の刺客」より。石倉三郎さん(左)と高倉健さん(右)。
石倉三郎は70歳の時に「つむぐもの」で映画初主演を務めていた
そして、2016年、70歳の時には、韓国の扶余(プヨ)郡を舞台に、文化や価値観が全く異なる2人が出会い、伝統工芸や老人介護を通じ、徐々に心を通わせていく姿を描いた犬童一利監督作品「つむぐもの」で、
石倉三郎さんは、病に倒れるも伝統工芸の火を絶やさぬようにと和紙を作り続ける頑固一徹な職人を演じているのですが、
俳優人生50年にして、映画初主演だったそうで、
石倉三郎さんは、制作記者会見で、
日本の伝統の技を表現することは、並大抵のことではない。和紙職人という役を一途に掘り下げていきたい。この役は、頑固でいきたい
と、意気込みを語っています。
石倉三郎の出演作品(映画)
それでは、最後に、石倉三郎さんの主な出演作品(映画)をご紹介しましょう。
- 1970年「経験」
- 1970年「不良番長一攫千金」
- 1970年「捨て身のならず者」
- 1970年「新網走番外地 大森林の決斗」
- 1970年「新宿の与太者」
- 1970年「新網走番外地 吹雪のはぐれ狼」
- 1971年「ごろつき無宿」
- 1971年「新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬」
- 1983年「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」
- 1983年「魚影の群れ」
- 1985年「祝辞」
- 1985年「哀しい気分でジョーク」
- 1986年「キネマの天地」
- 1986年「愛しのチィパッパ」
- 1987年「ハチ公物語」
- 1987年「刑事物語5 やまびこの詩」
- 1988年「死線を越えて 賀川豊彦物語」
- 1988年「椿姫」
- 1988年「独身アパートどくだみ荘」
- 1989年「オルゴール」
- 1990年「ペエスケ ガタピシ物語」
- 1994年「四十七人の刺客」
- 1996年「八つ墓村」
- 1996年「岸和田少年愚連隊」
- 1999年「英二」
- 2000年「新撰組」
- 2000年「どら平太」
- 2001年「かあちゃん」
- 2001年「極道の妻たち 地獄の道連れ」
- 2002年「およう」
- 2002年「浅草キッドの「浅草キッド」」
- 2003年「座頭市」
- 2005年「黒いダイヤ」
- 2006年「ヒョンジェ」
- 2006年「無花果の顔」
- 2006年「犬神家の一族」
- 2010年「相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜」
- 2011年「大地の詩 -留岡幸助物語-」
- 2012年「あなたへ」
- 2014年「瀬戸内海賊物語」
- 2016年「コンビニ夢物語」
- 2016年「つむぐもの」
- 2016年「オケ老人!」
- 2016年「ふたりの旅路」
- 2016年「オボの声」
- 2018年「生きる街」
- 2018年「あるいは、とても小さな戦争の音」
- 2019年「こはく」
- 2022年「ハザードランプ」
- 2022年「虎の流儀 ~激突! 燃える嵐の関門編~」
- 2023年「それいけ!ゲートボールさくら組」
- 2024年「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」
- 2025年「父と僕の終わらない歌」
石倉三郎の出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
- 1979年「噂の刑事トミーとマツ」
- 1984年「家族ゲームII」

「家族ゲームII」より。石倉三郎さん(左)と遠藤憲一さん(右)。 - 1985年「花田春吉なんでもやります」
- 1986年「親子ゲーム」
- 1987年「親子ジグザグ」
- 1988年「とんぼ」
- 1989年「はいすくーる落書」

「はいすくーる落書」より。(前列左から)斉藤由貴さん、古本新之輔さん、(後列左から)安藤麗二さん、佐久間哲さん、石倉三郎さん。 - 1990年「ホットドッグ」
- 1991年「家族写真」
- 1992年「ひらり」
- 1993年「課長サンの厄年」
- 1994年「私は貝になりたい」
- 1995年「宝引の辰捕者帳」
- 1996年「夢暦 長崎奉行」
- 1997年「理想の上司」
- 1998年「物書同心いねむり紋蔵」
- 1999年「すずらん」

「すずらん」より。萬田久子さんと石倉三郎さん。 - 2000年「葵 徳川三代」
- 2001年「藤沢周平の人情しぐれ町」
- 2002年「ピュア・ラブI」
- 2003年「川、いつか海へ 6つの愛の物語」
- 2004年「彼女が死んじゃった。」
- 2005年「笑う三人姉妹」
- 2006年「功名が辻」

「功名が辻」より。 - 2007年「夫婦道」
- 2008年「だんだん」
- 2009年「再生の町」
- 2010年「大阪ラブ&ソウル この国で生きること」
- 2011年「隠密八百八町」
- 2012年「純と愛」
- 2013年「火怨・北の英雄 アテルイ伝」
- 2014年「さぬきうどん融資課」
- 2015年「下町ロケット」

「下町ロケット」より。 - 2016年「愛おしくて」
- 2017年「西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ4」
- 2019年「小吉の女房」
- 2020年「無用庵隠居修行4」
- 2022年「晩酌の流儀」
- 2023年「ブギウギ」

「ブギウギ」より。趣里さんと石倉三郎さん。 - 2024年「さすらい署長 風間昭平スペシャル」
- 2025年「介護スナック ベルサイユ」
ほか、数多くの作品に出演しています。
石倉三郎の受賞歴
そんな石倉三郎さんは、
- 1983年「ゴールデン・アロー賞演劇部門‘ 83」
を受賞しています。
石倉三郎の著書
また、石倉三郎さんは、
- 「気分はいつも暗いマックス」(現代書林、1986)

- 「石倉三郎の料理事始め」(小学館、2007年)
- 「世間の寸法四十八手」(KKロングセラーズ、2008年)
と、著書も出版しています。
「石倉三郎のケンカ最強伝説とは?暴力団事務所に一人で乗り込んでいた!」に続く
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