故・蜷川幸雄さんの劇団で活動されている、内田健司(うちだ けんし)さん。華奢でありながら、舞台では圧倒的な存在感を示し、蜷川さんの秘蔵っ子と言われている内田さんですが、2016年8月、初のテレビ出演を果たされています。
プロフィール!
内田さんは、
1987年生まれ。
大学(大学名は不明)では、
映像学、身体学、生態心理学、認知科学を、
学ばれていたそうです。
蜷川幸雄との出会い
内田さんは、大学生の時、
演劇サークルに所属されていたそうですが、
本格的には活動しておらず、
俳優を目指していたわけではなかったのだとか。
というよりも、むしろ、
将来何もしたいことがなく、
就職活動にも身が入らない毎日を、
送っておられたところ、
友達の勧めで、2011年、
演出家の故蜷川幸雄さんが主宰する、
若手演劇集団「さいたまネクスト・シアター」の、
オーディションを受けられると、見事、合格。
内田さんは、これを契機に、本格的に、
俳優の道に進まれたのでした。
出演作品
それでは、ここで、
内田さんの出演作品をご紹介しましょう。
2011年「血の婚礼」
2012年「蒼白の少年少女たちによるハムレット」
「ボクの四谷怪談」
2013年「蒼白の少年少女たちによる『オイディプス王』」
「ヴォルフガング・ボルヒェルトの作品からの九章」
「ベニスの商人」
2014年「蒼白の少年少女による『カリギュラ』」
「太陽2068」
「わたしを離さないで」
「火のようにさみしい姉がいて」
「鴉よ、おれたちは弾丸(たま)をこめる」
2015年「ハムレット」
「リチャード二世」
「NINAGAWA・マクベス」
2016年「尺には尺を」
「ハムレット」より。
などに出演されており、内田さんは、
全て舞台で、キャリアを積まれています。
圧倒的な存在感
ところで、内田さんは、非常に食が細く、
ほとんどご飯を食べないことから、
蜷川さんからも、
「せっかくここまで来たのだから、
もうちょっと健康に気をつけろ」
と、言われるほどだったそうですが、
舞台では、その華奢な体からは、
想像もつかないほど、
圧倒的な存在感を示されるそうで、
蜷川さんの魂を受け継ぐ俳優として
期待されているとのこと。
今後の内田さんの活躍が楽しみですね♪
「賢者の愛」
そんな内田さんは、ついに、
テレビドラマにも登場されています。
内田さんは、2016年8月から始まっている
テレビドラマ「賢者の愛」で、
澤村諒一の20代を演じられているのですが、
この作品は、主人公、高中真由子(中山美穂さん)が、
父親と初恋の人を奪った、かつての親友、
澤村百合(高岡早紀さん)に復讐するため、
百合と初恋の人の間にできた息子、直巳(竜星諒さん)を、
理想の男に育て上げるため、20年かけて調教するという、
衝撃的なストーリー。
内田さん演じる20代の澤村諒一は、
真由子の父親で編集者の、高中正吾(榎木孝明さん)に、
小説家としての才能を見出された、小説家志望の青年で、
真由子の初恋の人という役どころですが、
内田さんは、このドラマでも、
舞台で培った圧倒的な存在感を、
見せつけてくれるのでしょうか。
テレビドラマ初出演となる、
内田さんの演技、必見です!!