1970年代には、「超新星フラッシュマン」「ウルトラマンダイナ」など、特撮ものに数多く出演された、俳優の清水紘治(しみず こうじ)さん。2006年「ウルトラマンメビウス」の異次元人ヤプール役では、視聴者に強烈なインパクトを与えられましたが、2013年の大河ドラマでは、新島襄の父親役を演じられるなど、幅の広い演技に定評があります。


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プロフィール!

清水さんは、1944年2月11日生まれ、
京都府京都市左京区のご出身です。

身長176センチ、

胸囲87センチ、
胴回82センチ、

血液型はA型、

出身高校は、
京都府立嵯峨野高等学校、

趣味は、ジャズ、

だそうです♪

様々な劇団で活動

清水さんは、実家が、
時代劇の撮影所がある京都太秦で、
お父さんは映画プロデューサー、
という環境で育たれたため、

子どもの頃から、子役として、
映画に出演されていたそうで、

1961年、高校卒業後は、
「俳優座養成所」の第14期生となられ、

1964年「俳優座養成所」を卒業後は、
同年、劇団「文学座」に入団。

2年後の1966年夏には、「俳優座養成所」で同期だった、
串田和美さん、吉田日出子さん、佐藤信さんら14名とともに、
劇団「自由劇場」を旗揚げされています。

また、1967年には、
並行していた「文学座」を退団し、

翌年の1968年、佐藤さんらと、
共同で劇団「黒テント」を設立。

この「黒テント」は、
1960年代後半から1970年代前半の、
アングラ演劇ブームを代表する存在として、
活躍したのでした。

特撮で怪演

そんな清水さんは、舞台に出演される一方で、
テレビドラマや映画にも数多く出演されているのですが、

「ウルトラマンA」の久里虫太郎役、

「ウルトラマンA」より。

「超新星フラッシュマン」の大博士リー・ケフレン役、

「超新星フラッシュマン」より。

「ウルトラマンメビウス」の異次元人ヤプール役など、

「ウルトラマンメビウス」より。

特撮シリーズで、多くの悪役を、
演じられていることでも有名です。

特に、「ウルトラマン」シリーズでお馴染みの、
鬼才、故・実相寺昭雄監督作品には、
常連として出演されているのですが、

清水さんは、1967年、
時代劇「風」で、初めて実相寺監督と、
知り合われた時のことを振り返り、

私はテレビの「風」っていう時代劇が、
(実相寺監督との)出会いでした。

もう、変な人で。なんかこう、よそ見しながら、
役者を観察してるんです。
上手い下手では見ていないで、
ただ観察して、突き放している。

ほんとに仙人みたいに茫洋としてるんだけど、
そんなふうに見えて、俗っぽいところは俗っぽい。

撮影現場では、突然石ころで遊び始めたり、
ほんと変な人でしたね。
ワンシーンを撮るのに十日くらいかけたりする。
息が長いというか。

と、実相寺監督の変人ぶりを、
懐かしく語っておられました。

ちなみに、実相寺監督は、
他人から理解されない演出方法やその変人ぶりから、
たびたび仕事を干されていたそうですが、

「ウルトラマン」シリーズではそれが功を奏し、
他の監督と一線を画す演出方法で、
一躍、人気を博したのでした。

「八重の桜」に出演

ところで、清水さんは、2011年に、
NHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」で、
北条氏政役を演じられているのですが、

「江 姫たちの戦国」より。

若い出演者が多い中、
清水さんは、プロデューサーから、

「清水さんだけが大河ドラマでしたよ」

と言われたそうで、

このときは、これが、
褒め言葉なのか、古いと言われているのか、
分からなかったそうですが、

2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」に出演し、
新島襄(オダギリジョーさん)の父親、
新島民治役を演じられた折、

「八重の桜」より。清水さんと香野百合子さん。

またも、プロデューサーから、

「清水さん、大河でした」

と言われたそうで、
このときは、

面白かったのは、この作品でもプロデューサーに、
「清水さん、大河でした」と言われたことです(笑)。

僕はそんなに器用な役者じゃないけど、
「大河らしい役者」と言われるのは、
その不器用さを認めてもらえたことなのだと、
このときは素直に思えて嬉しかったですね。

「春の坂道」(1971年)で宗冬を演じていた若造が、
NHKと共に年齢を重ね、渋い役を演じられるようになった(笑)。
そんな思いがある作品です。

と、語っておられました。

元妻は大谷直子

そんな清水さんの、
気になるプライベートですが、

清水さんは、1979年に、
女優の大谷直子さんと結婚され、

1985年に娘さんを設けられるも、
1994年に離婚されています。

ちなみに、清水さんは、お芝居に、
湯水のように私財をつぎ込まれていたそうで、
それに、大谷さんがついていけなくなったのが、
離婚の理由だったとか。

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娘は?

そして、そんなお二人の間に、
生まれた娘さんというのが、

現在、女優として活動されている、
華子(はなこ)さんで、

舞台を中心に活動されているのですが、
2012年には、土曜ワイド劇場、
「法医学教室の事件ファイル34」にも出演されたようです。

大谷直子さんによく似ていますね。目元は清水さん似でしょうか。

さて、いかがでしたでしょうか?

お芝居には、とめどなく私財をつぎ込まれるなど、
役者である奥さんにさえ理解できないほど、
熱い情熱を注いでこられ、

実相寺監督からは、美空ひばりさんと並ぶ、
「巨大な才能の持ち主」
と称えられる程の才能を持った清水さん。

さすがに、70代も半ばにさしかかり、
代名詞だった「怪演」というような役は、
なくなってきましたが、

お体には十分に気をつけて、
たまには、「怪演」も見せて欲しいですね。

応援しています!!

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