優雅な物腰と、ダンディな魅力で人気を博し、テレビドラマ、映画、バラエティと幅広く活躍された、岡田眞澄(おかだ ますみ)さんですが、 プライベートでもそのプレイボーイぶりが、当時、大きな話題となりました。

「岡田眞澄の若い頃は?兄は?ハーフ?ファンファン大佐?」からの続き

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ヨネヤマ・ママコと期限付結婚~フランソワーズ・アルヌール

そんな岡田さんは、1960年、
パントマイマーのヨネヤマ・ママコさんと結婚されているのですが、


岡田さんとヨネヤマ・ママコさん。

この結婚、普通の結婚ではなく、
なんと、2年間の期限つきの契約結婚だったそうで、

(どちらかが離婚したくなったら相手は受け入れなければならない、
 という契約だったとも言われています)

フランスの女優、フランソワーズ・アルヌールさんが来日されると、
アルヌールさんに夢中になり、

ママコさんを放ったらかしにして、京都、奈良、大阪を遊び歩き、
挙句の果てには、そのままパリへと行ってしまい、
翌年の1961年には離婚されています。


ランソワーズ・アルヌールさん。

瑳峨三智子と婚約も借金のため?

そして、1962年には、早くも、
女優の瑳峨三智子(さが みちこ)さんと婚約されると、

この年の12月26日に「ホテル・オークラ」で婚約発表会見を開き、

パリに行った時、クリスマスで、
日本の親しい方々にクリスマスカードを送ったところ、
返事が来たのは彼女(瑳峨さん)だけでした。

と、馴れ初めを明かされたのですが・・・


婚約会見をされる瑳峨三智子さんと岡田さん。

当時、パリにいたある女優は、

クリスマスカードじゃなくてクルシミマス・カードだったんじゃない?
つまり、岡田眞澄が瑳峨に借金を申し込んだんですよ、
ついでに、愛の言葉も添えてあったかもしれませんが。

と、その内情を暴露。

岡田さんは、当時パリに住んでいた、女優の岸恵子さんのところにも、
しばしば、無心に行かれていたほか、ありとあらゆる日本の知り合いに、
絵葉書で借金の申込みをされていたようで、

ちょうど、その頃、失恋したばかりだった瑳峨さんは、
この(借金の申込みとはいえ)パリから来た絵葉書に、
心揺さぶられ、手紙を返したのかもしれません。

また、岡田さんは、この頃、出演予定だったフランス映画、
「宝さがし」が中止となっており、

何も収穫がなく日本に帰るのもバツが悪く、かと言って、
帰国しても何の仕事のアテもなかったため、
何か思い切った話題作りをせねばと考えていた時で、

ちょうどそんな時、瑳峨さんが絵葉書の返事をくれたことから、

これはいける。

と、瑳峨さんに愛の手紙を書き、
2人の愛の手紙の交換が始まったようで、

岡田さんは、1962年11月28日、
1年半ぶりに帰国されたのでした。

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マリー・ラフォレとも

すると、週刊誌には、

「岡田眞澄の見え透いた大芝居」

と書きたてられたものの、岡田さんの、
瑳峨さんを利用した話題作りは功を奏し、翌年の1963年には、

NHK大河ドラマ「花の生涯」
映画「喜劇 とんかつ一代」


「喜劇 とんかつ一代」より。
(左から)淡島千景さん、岡田さん、森繁久弥さん。

などの仕事が舞い込むのですが・・・

目的を達成した(?)岡田さんは、
日本で盛大に開催された「フランス映画祭」で、
フランス女優、マリー・ラフォレさんと親しくなると、

岡田さんのクリーム色のシボレーが、
ラフォレさんを乗せて夜の闇に消えていった。

と、ラフォレさんをお持ち帰り。


マリー・ラフォレさん

そして、この話はすぐに瑳峨さんの耳にも入り、
勝ち気な瑳峨さんは、岡田さんを責め立てた、とも言われているのですが、

岡田さんはというと、

日本のナイトクラブに彼女が行きたいと言うので案内したまでのこと。
わざわざ、フランスから来られた女優さんですよ。
歓待するのが当然じゃないですか?

と、開き直り、

パーティーになぜ婚約者の瑳峨美智子を同伴しないのか?

婚約者ならパーティーの席で皆に見てもらうべき。

と、多くの批判を浴びたのでした。

そして、1964年には、瑳峨さんに、

別に婚約したからといって、
結婚しなければいけないわけじゃないでしょ。

と言われ、結婚に至らぬまま、婚約を解消されると、

日活の重役は、

本当にしょうのない奴だ、また浮気の虫が湧いたんだろう。

と、おっしゃっているのですが、

実は、岡田さんは、女性と別れたい時、徹底して、
自分がいかに無気力でだらしのない浮気性の男かを見せつけ、
愛想をつかされて別れてきたようで、
瑳峨さんとも、思惑通り別れられたのでした。

「岡田眞澄の死因は?嫁は?娘は?息子は?三男が自殺!」に続く

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