中条きよしのデビューからの出演ドラマ映画を画像で！

「必殺シリーズ」の「三味線屋勇次」で、俳優としても、一躍お茶の間の人気者になられた、中条きよし（なかじょうきよし）さん。今回は、そんな中条さんの「必殺」シリーズ降板原因と、デビューからの出演作品を画像を交えてご紹介します。

「中条きよしが必殺仕事人の三味線屋勇次でセリフが少なかった理由とは？」からの続き

「必殺」シリーズを降板

「新・必殺仕事人」以降、「必殺仕事人IV」(1983)まで、約３年近く、「必殺（中村主水）」シリーズで「三味線屋勇次」を演じてこられた中条さんでしたが、様々な工夫もついに限界を感じ、プロデューサーの山内久司さんに降板を申し出られます。

すると、山内さんからは、中村主水から独立した形で、勇次にスポットライトをあてたスピンオフ「必殺仕切人」の出演を頼まれたそうですが、中条さんは、断ることなくこのオファーを受けられると、１９８４年、初回放送(8月31日)は、またもや、視聴率３９％を記録する大ヒット。

結局、中条さんは、「必殺仕切人」全１８話、最終回(1984年12月28日)まで出演を続けられると、この作品を最後に、テレビにおける「必殺」シリーズから卒業されたのでした。

「必殺仕切人」より。

「必殺」シリーズ降板理由は出演者との軋轢？

ちなみに、中条さんが「必殺」シリーズから降板された理由については、制作スタッフや出演者との間に軋轢があったという噂が繰り返し流れたのですが、

中条さんは、後に、

全て嘘

と、この噂を否定。

むしろ、この「必殺」において、撮影やカメラの撮り方など様々なことを学ぶことができて満足しているほか、もう一度、勇次の役をやってみたいとおっしゃっていました。

というのも、実は、当初、中条さんは、中村主水役の藤田まことさんに、演技のダメ出しを受けていたこともあり、こういった噂が流れていたのですが、

後に藤田さんから、

すまなかったな。山田五十鈴さんがいる手前、仕方が無かったんだよ

と、現場を円滑にするために、もともと歌手である中条さんにダメ出しをしたと、謝られたそうで、このことから、藤田さんにはわだかまりを持っておらず、むしろ、藤田さんに感謝したことを明かされていました。

出演作品（テレビドラマ）

それでは、ここで、中条さんの主な出演作品をご紹介しましょう。

テレビドラマでは、

１９７４年「事件狩り」第10話
１９７５年「夜明けの刑事」第14話
１９７６年「新・二人の事件簿暁に駆ける!」第4話
１９７７年「おくどはん」
１９７８年「江戸プロフェッショナル・必殺商売人」第3話
１９７９年「松本清張の紐・恐怖の大回転遊覧車」

１９８０年「魅せられた美女・江戸川乱歩の『十字路』」
１９８１年「必殺仕事人」第61話
１９８１～１９８２年「新・必殺仕事人」
１９８２年「必殺シリーズ10周年記念スペシャル仕事人大集合」
１９８２～１９８３年「必殺仕事人III」
１９８３年「年忘れ必殺スペシャル仕事人アヘン戦争へ行く翔べ!熱気球よ香港へ」

「魅せられた美女・江戸川乱歩の『十字路』」より。