結婚後は５人の子どもをもうけ、子どもが成人した後も、家族仲睦まじい姿を見せていた、北島三郎（きたじま さぶろう）さんですが、２０１８年３月、次男の大野誠さんが、死後１週間も経過した姿で自宅で発見されます。
「北島三郎の妻は？息子は？水町レイコ以外の娘は？」からの続き
次男・大野誠の遺体が自宅で発見される
２０１８年３月３日、北島さんの次男・大野誠さんが、東京都調布市の自宅で遺体で発見されていたことが、３月７日、報道されます。
この報道を受けて、北島さんは、長男・大野龍さん（北島音楽事務所社長）と、この日の夜、会見を開かれているのですが、長男の龍さんによると、誠さんとは、２月２日に電話で話して以来、連絡が取れなくなっていたそうです。
ただ、ちょうどこの時、誠さんは、所属事務所の歌手・北山たけしさんと大江裕さんのデュエット曲の制作中だったそうで、これまでも、創作活動に入ると、自宅（兼仕事場）にこもって集中し、連絡が取りづらくなることがあったことから、当初はさほど気にしていなかったそうですが、
あまりにも長期間、連絡が取れなかったため、３月３日、安否確認のため、警察と一緒に誠さんの自宅に入ると、倒れている誠さんを発見。
すぐに救急車を呼んだものの、すでに死亡していることが確認され、死後、約１週間が経過していたことも判明したのでした。
（ちなみに、誠さんは、服を着たまま倒れ、外傷もなかったことから、「心不全」だったと言われています。）
北島三郎のコメント
そして、北島さんは、会見で、
大事な、大好きな、かわいいわが子に先立たれるのはつらい。息子であって、良き私の相方でもあった。ある意味ではとてもいい音楽の仲間だった。
わが子でありながら、こんなセンスのあるやつかなと。いろんなことを教えてもらうことがあった。
子どもに先立たれるつらさを、身に染みて感じました。
まだ未発表のものもある。あいつに私がしてあげられるのは…残してくれたもの（曲）を世に出してあげたい。
と、涙をこらえながら、最愛の息子の死を悼まれたのでした。
北島さんと在りし頃の誠さん。
（北島さんは、遺体となった誠さんと3月6日に対面。お通夜は7日に営まれ、告別式は8日に執り行われたそうです。）
孤独死だった？
ところで、誠さんは、独身で、発見が死後１週間経っていたことから、当初は「孤独死」と報道されていたのですが、その後、恋人の存在が、週刊誌「女性自身」により報じられています。
「女性自身」によると、誠さんは、東京都調布市内に一戸建てを借り、そこを自宅兼仕事場にされていたそうですが、
誠さんと親しくしていた近所の酒店の店主が、
最近は自分でも体調のことを気にしていました。「どうも（肝臓の）調子が悪くてね。（愛飲していたウオッカよりも）度数が低い焼酎とかも飲んでみようかな」と言っていました。
いやぁ、付き合っている女性がいて、ときどき、何日とか長い期間泊まっていましたよ。いわゆる「半同棲」という感じでしょうか。買い物なんかもいっしょにしていて、すごく仲が良かったです。大野さんが倒れたのは、恋人さんがいなかったときなのでしょうね。
と、明かしたということでした。
大野誠には恋人がいた
また、北島さん一家の古くからの知人によると、誠さんには、長年交際していた２歳年上の女性がいたそうで、
確かに息子さん（大野誠さん）は孤独死なんかじゃないですよ。交際していたのはA子さんという女性ですが、亡くなったときは、たまたま実家に戻っていたそうです。
誠さんは、ご家族にもA子さんのことを紹介していました。北島家が経営する北島音楽事務所の年始の恒例行事に、1月上旬の事務所開きがあります。今年の事務所開きにも、誠さんは、A子さんをパートナーとして連れてきていました。
私も（北島）三郎さんが彼女のことを話すのを何度も聞いていますからね。三郎さんは「お前も早く俺を安心させてくれよ」と何度もA子さんとの結婚を勧めたそうですが、誠さんはその話になると「まぁ、そのうち、そのうちにね」と照れ臭そうに笑っていたとか。
と、特に、北島さんは、A子さんをかわいがっていたとのこと。
そして、３月８日、誠さんの葬儀が営まれると、家族や親族、北島音楽事務所に所属する歌手など、約６０人が参列しているのですが、
喪主である北島さんが、
誠の残した作品を世に送り出してやりたい……
と、声を震わせながらあいさつすると、A子さんは、その言葉にこらえきれず泣き出してしまったそうで、そんなA子さんの肩を、北島さんの長女がそっと抱き寄せていたとのことでした。
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