過酷な下積み時代を経験した影響からか、嫁をいびる姑の役など意地悪な役で人気を博した、泉ピン子(いずみ ぴんこ)さんですが、実際、撮影現場でも、スタッフや共演者をたびたび困らせていることが話題となっています。今回は、テレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の共演者、えなりかずきさんが、泉さんとの共演を拒否しているという報道についてご紹介します。

「泉ピン子はブレイク後は師匠の牧伸二と絶縁状態となっていた!」からの続き

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えなりかずきが泉ピン子との共演を拒否?

嫁姑関係や親子関係など家族の問題をリアルに描いた、橋田壽賀子さん脚本のホームドラマ「渡る世間は鬼ばかり」に、1990年の番組開始から出演されている泉さんですが、

2019年、共演者のえなりかずきさんが、泉さんとの共演を拒否していると、「週刊文春」(10月10日号)で報じられます。

というのも、この「渡る世間は鬼ばかり」では、中華料理店「幸楽」を舞台に繰り広げられる、泉さん演じる小島五月と、えなりさん演じる長男・眞(しん)の、親子の掛け合いも見どころの一つとなのですが、

「週刊文春」によると、お二人は、2015年に放送された特番を最後に、以降、共演されていないというのです。

(同作品は2011年にシリーズとしての放送は終了し、その後は、スペシャル番組として年に1回のペースで続いているのですが、2019年9月16日放送された特番も同じシーンには登場されていません)

橋田壽賀子のコメント

そこで、「週刊文春」の記者が、このドラマの脚本家の橋田さんに直撃取材したところ、

橋田さんは、

(泉ピン子と)一緒に出るとえなり君は発疹が出たり、おかしくなるんですって。それを聞いて、私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる

肝心の嫁姑問題は絶対にできない。母親と息子のマザコンみたいなものさえ書けない。アホみたいな話ですよ。役者がケンカしてるから、書けないって

と、コメント。

また、橋田さんが、この件について泉さんに聞いたところ、

泉さんは、

イジメた覚えは全くない

嫌われたらしょうがない

と、おっしゃっていたとのことでした。

番組関係者の間ではすでに知られていた

また、プロデューサーの石井ふく子さんは、

長年続いている番組に対してあの記事は失礼ですよ!記事が出た後にえなりとも話しましたが、本当にびっくりしていました。口数の少ない子ですけど、「なんなんでしょうね…」と驚いていました。

降って湧いたような話です。橋田先生とは(騒動について)お話ししていません。まぁ、ちょっといろいろな形で来年のことはお話ししましたけど。

と、怒り心頭とのことですが、

某TBS関係者によると、

ついに報じられたかという感じです。お互いに積もり積もった感情が爆発したのでしょう

と、番組関係者の間では有名な話だったようで、

共演者の一人は、

これはえなりくんとピン子さんの問題だけではありません

本当にバトルをしているのは、えなりくんのお母さんとピン子さんです。えなりくんは2人の“母親”の間で揺れていたんです

と、証言。

えなりかずきは母親の操り人形?

実は、えなりさんは、元ミュージシャンのお父さんと元歌手のお母さんの間に誕生し、幼い頃は幼稚園に行くかわりに劇団と音楽教室に通い、3歳の時に「志村けんのだいじょうぶだぁ」で子役としてデビューすると、1990年、5歳の時には、「渡る世間は鬼ばかり」への出演でたちまちブレイク。

以降、お父さんが社長、お母さんがマネージャー、所属タレントは、えなりさんとえなりさんの弟・江成正元さんのみという、家族経営の個人事務所で芸能活動を続けているのですが、

前述のTBS関係者は、

一家で芸能界を渡り歩いているだけに結束は固い。デビュー当時は10坪の2DKのマンションで暮らしていましたが、今から16年前に住居兼事務所としてビルを買ったんです。

その都心に建つビルは地上3階建で400平方メートル近い豪邸。中古物件ですが少なくとも3億円を超えるはずで、そのほとんどをキャッシュで払ったと噂されていました。ドラマで頑張ったえなりくんの功績から、近所では“子役ビル”と呼ばれています。

と、明かしており、

そのえなりさんの成功を支えたのが、えなりさんのお母さんだったそうで、

お母さんは小柄で優しい感じの人ですが、息子のこととなるとステージママに化けます。視聴者にとって“理想の息子”というイメージを維持するため、子役時代からシャツをズボンの中に入れるファッションを徹底させ、20才になっても携帯電話を持たせなかった。

現場でのえなりくんはなんでもそつなくこなす優等生。いつもそばにいる母親の方を見ていた印象でした。母親はメインキャストや橋田先生、石井先生への気遣いはとにかくすごかった。ただ、ほかの子役には鋭い視線を向けていましたね。

えなりくんは“あの子に近づくな”と母親に言われれば距離を置くし、あの人に挨拶しなさいと言われればそうする。母親が公私ともに支えているといえば聞こえはいいが、実際の彼は母親の操り人形みたいで、なんだか気の毒でした。

と、えなりさんにとって、お母さんは逆らうことのできない絶対的な存在、かつ、芸能界を生き抜くための先導者でもあったというのです。

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泉ピン子はえなりかずきを実の子供のように思っていた

一方、泉さんも、えなりさんにとっては大きな存在だったそうで、

子どものいない泉さんは、5歳の時から共演しているえなりさんに対し、我が子のように接し、

えなりの母です

と、一時期は周囲に言っていたこともあったそうで、

それだけに、子育てのつもりで、

アンタ、芝居になってないのよ

と、厳しく演技指導をするほか、

(えなりさんは、泉さんのあまりの剣幕に怯えてしまい、本番中に頭の中が真っ白になり、セリフが飛んでしまったこともあったとか)

アンタの結婚相手は私が認めないとダメよ

と、冗談とも本気ともつかないことを言うなど、えなりさんの私生活にも口を出していたというのです。

「泉ピン子との共演をえなりかずきが拒否した理由は母親だった!」に続く

泉さんと当時8歳のえなりかずきさん。

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