1981年に西郷輝彦さんと離婚し、芸能界に復帰して以来、現在も芸能活動を続けている、辺見マリ(へんみ まり)さんですが、2015年、「しくじり先生 俺みたいになるな!!3時間スペシャル」に出演すると、38歳から13年もの間、「拝み屋」なるものに洗脳され、5億円を失ったことを告白し、注目を集めました。今回は、そんな辺見さんの洗脳体験についてご紹介します。
「辺見マリと西郷輝彦の本当の離婚原因は辺見の両親にあった?」からの続き
「拝み屋」Kをマネージャーから紹介される
西郷輝彦さんと結婚するにあたり、芸能界を引退していた辺見さんは、離婚後は、シングルマザーとして、子ども2人と両親を養うため、芸能界に復帰されているのですが、
仕事は思うように増えず、そのうえ、一般の人が「辺見マリってもう古くない?」と言っているのを偶然耳にし、精神的にひどく落ち込み、将来に不安を感じるようになっていったそうです。
そんな時(1988年)、当時の男性マネージャーに、
知り合いに神様と話せる人がいる。会ってみませんか?
と、誘われたそうで、
辺見さんは、最初、
こいつ何を言うてんねん
と、心の中で半笑いしつつも、それでも、「拝み屋」のKと名乗る人物に引き合わされると、やはり、最初は、うさんくさいと思っていたそうですが、
親身になって話を聞いてくれたことから、徐々に引き込まれていったそうで、次第になんでも話せる関係になっていき、いつの間にか、Kにすがりたいという気持ちになり、信頼を寄せていったのだそうです。
「拝み屋」Kの話に魅力を感じ引き込まれていく
また、Kは、Kが知るはずのない、(辺見さんでさえも知らなかった)辺見さんの実のお父さんの過去について話すほか、「最近、何か嫌なことがありませんでしたか」などと言いながら、辺見さんの日常のささいなトラブルを言い当てたそうで、辺見さんは、Kに不思議な魅力を感じていったのだそうです。
(ただ、今となっては、Kを紹介したマネージャーが辺見さんについていろいろ調べ、その情報をKに流していたのだろうと思うそうですが)
「拝み屋」Kは未来も予言するようになっていた
そして、何度かそんなことが続くうち、Kは、辺見さんの過去だけではなく、未来も口にするようになっていったそうで、当初はいろいろな相談に乗ってもらっているだけだったのが、
やがて、Kに、
あなたには悪い厄がついている
と、言われるようになったそうで、
(辺見さんは、過去の話が当っていた(と思い込んでいた)ため、未来のことを言われるようになっても、違和感を感じることはなかったそうで、それどころか、仕事のストレスと将来の不安で押しつぶされそうな心の隙間に、Kの話はどんどん入り込んでいったのだそうです)
そう言われると、辺見さんは、
最近、確かに体調が悪い
息子がイジメに遭うかも
仕事もツイてない
と、悪いことがいくらでも浮かんでくるようになり、
この頃には、「そんなバカな」と笑い飛ばす心の余裕はすでになく、怖くなった辺見さんは、毎日のようにKを訪れるようになったそうで、
それにつれ、Kの「予言」も、
子供たちが事故に遭うかも
もうすぐ父が亡くなる
娘・えみりの目が見えなくなる
などと、エスカレートしていったのだそうです。
当初は自ら「厄払い料」を支払っていた
そんな中、これらの「予言」を信じた辺見さんは、Kに厄払いをお願いし、自分から「厄払い料」として、5000円支払ったそうですが、これが地獄の始まりだったそうで、
このことをきっかけに、Kは、
神様がお金を欲している
と、金銭を要求するようになり、相談のたびに、1万円、5万円と支払うようになると、
Kから、
このままだと息子さんがグレる。10万円払えば救える
と、言われたこともあったそうですが、辺見さんは、あっさりと10万円を支払ったそうで、
その後も、相談のたびに、金額はどんどん上がっていき、気がつくと、Kに渡したお金は1000万円を超えていたのだそうです。
(Kは、当初、「お金はいらないから」と言っていたそうですが、辺見さんがタダでは悪いからと自分から支払い始め、そのうち請求され、どんどんお金をつぎ込んでいったのだそうです)
「辺見マリは「拝み屋」のギャンブル代2000万円も負担していた!」に続く