1965年、「マンハッタンの哀愁」で映画デビューして以来、50年以上に渡り、俳優として活動を続け、80歳を間近に今もなお精力的に映画に出演されている、ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)さん。今回は、そんなデ・ニーロさんの出演作品や監督作品などを画像を交えてご紹介します。

「ロバート・デ・ニーロ は「レイジング・ブル」で30キロも増量していた!」からの続き

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出演作品(映画)

それではここで、デ・ニーロさんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。

映画では、

1965年「マンハッタンの哀愁」
1968年「ブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク」
1969年「ロバート・デ・ニーロのスワップ」
     「御婚礼 ザ・ウェデング・パーティー」


「ブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN2・黄昏のニューヨーク」より。

1970年「血まみれギャングママ」
     「ブルーマンハッタン/BLUE MANHATAN1・哀愁の摩天楼」
1971年「生き残るヤツ」
     「The Gang That Couldn’t Shoot Straight」
1973年「バング・ザ・ドラム」
     「ミーン・ストリート」


「ミーン・ストリート」より。デ・ニーロさん(左)とハーヴェイ・カイテルさん(右)。

1974年「ゴッドファーザー PART II」
1976年「タクシードライバー」
     「1900年」
1977年「ニューヨーク・ニューヨーク」
1978年「ディア・ハンター」


「タクシードライバー」より。

1980年「レイジング・ブル」
1981年「告白」
1983年「キング・オブ・コメディ」
1984年「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
     「恋におちて」


「キング・オブ・コメディ」より。

1985年「未来世紀ブラジル」
1986年「ミッション」
1987年「エンゼル・ハート」
     「アンタッチャブル」
1988年「ミッドナイト・ラン」


「アンタッチャブル」より。

1989年「ジャックナイフ」
     「俺たちは天使じゃない」
1990年「アイリスへの手紙」
     「グッドフェローズ」
     「レナードの朝」


「レナードの朝」より。デ・ニーロさん(左)とロビン・ウィリアムスさん(右)。

1991年「真実の瞬間」
     「バックドラフト」
     「ケープ・フィアー」
1992年「ミストレス」
     「ナイト・アンド・ザ・シティ」


「ケープ・フィアー」より。

1993年「恋に落ちたら・・・」
     「ボーイズ・ライフ」
     「ブロンクス物語/愛につつまれた街」
1994年「フランケンシュタイン」
     「百一夜」


ブロンクス物語/愛につつまれた街より。フランシス・キャプラさん(左)とデ・ニーロさん(右)。

1995年「カジノ」
     「ヒート」
1996年「ザ・ファン」
     「スリーパーズ」
     「マイ・ルーム」


「スリーパーズ」より。

1997年「コップランド」
     「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」
1998年「大いなる遺産」
     「RONIN」
1999年「アナライズ・ミー」
     「フローレス」


「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」より。(左から)デ・ニーロさん、アン・ヘッシュさん、ダスティン・ホフマンさん。

2000年「ザ・ダイバー」
     「ミート・ザ・ペアレンツ」
2001年「15ミニッツ」
     「スコア」


「ザ・ダイバー」より。デ・ニーロさん(左)とキューバ・グッディング・ジュニアさん(右)。

2002年「ショウタイム」
     「容疑者」
     「アナライズ・ユー」
2004年「アダム-神の使い 悪魔の子-」
     「シャーク・テイル」※声の出演
     「ミート・ザ・ペアレンツ2」
     「サン・ルイ・レイの橋」


「容疑者」より。

2005年「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」
2006年「アーサーとミニモイの不思議な国」
     「グッド・シェパード」
2007年「スターダスト」
2008年「トラブル・イン・ハリウッド」
     「ボーダー」


「ボーダー」より。ロバート・デ・ニーロさん(左)とアル・パチーノさん(右)。

2009年「みんな元気」
2010年「マチェーテ」
     「ストーン」
     「ミート・ザ・ペアレンツ3」


「みんな元気」より。ドリュー・バリモアさんとデ・ニーロさん。

2011年「昼下がり、ローマの恋」
     「リミットレス」
     「キラー・エリート」
     「ニューイヤーズ・イブ」


「キラー・エリート」より。ジェイソン・ステイサムさん(左)とデ・ニーロさん(右)。

2012年「レッド・ライト」
     「フリーランサー NY捜査線」
     「Being Flynn」※日本劇場未公開
     「世界にひとつのプレイブック」
     「グリフィン家のウエディングノート」


「グリフィン家のウエディングノート」より。

2013年「キリングゲーム」
     「マラヴィータ」
     「ラストベガス」
     「アメリカン・ハッスル」
     「リベンジ・マッチ」


「リベンジ・マッチ」より。デ・ニーロさん(左)とシルベスター・スタローンさん(右)。

2014年「ザ・バッグマン 闇を運ぶ男」
2015年「マイ・インターン」
     「エリス」
     「タイム・トゥ・ラン」
     「ジョイ」


「マイ・インターン」より。アン・ハサウェイさんとデ・ニーロさん。

2016年「ダーティ・グランパ」
     「ハンズ・オブ・ストーン」
     「The Comedian」※日本劇場未公開
2017年「嘘の天才 〜史上最大の金融詐欺〜」


「ダーティ・グランパ」より。

2019年「ジョーカー」
     「アイリッシュマン」
2020年「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」
     「カムバック・トゥ・ハリウッド!!」


「アイリッシュマン」より。

ほか、数多くの作品に出演されています。

プロデュース作品

また、俳優だけではなく、プロデュース、監督、製作もされており、

プロデュース作品には、

1995年「パンサー」※クレジットなし
1999年「ウィズアウト・ユー」
2002年「アバウト・ア・ボーイ」
2005年「レント」


「アバウト・ア・ボーイ」より。ヒュー・グラントさん(左)とニコラス・ホルトさん(右)。

監督作品

監督作品には、

1993年「ブロンクス物語/愛につつまれた街」
2006年「グッド・シェパード」


「グッド・シェパード」より。デ・ニーロさん(左)とマット・デイモン(右)さん。

製作作品

製作作品には、

1992年「サンダーハート」
2019年「ボクらを見る目」※ドラマ・リミテッドシリーズ


「ボクらを見る目」より。ジャレル・ジェロームさん。

などがあります。

受賞・受章歴

そんなデ・ニーロさんは、数々の俳優賞を受賞されているほか、受賞は逃すもしばしばノミネートされていますので、ご紹介します。

アカデミー賞

1975年「アカデミー助演男優賞」受賞(「ゴッド・ファーザーPART2」)
1981年「アカデミー主演男優賞」受賞(レイジング・ブル」)

1977年「アカデミー主演男優賞」ノミネート(「タクシードライバー」)
1979年「アカデミー主演男優賞」ノミネート(「ディア・ハンター」)
1991年「アカデミー主演男優賞」ノミネート(「レナードの朝」)
1992年「アカデミー主演男優賞」ノミネート(「ケープ・フィアー」)
2013年「アカデミー助演男優賞」ノミネート(「世界にひとつのプレイブック」)
2020年「アカデミー作品賞」ノミネート(「アイリッシュマン」)

英国アカデミー賞

1976年「英国アカデミー賞新人賞」ノミネート(「ゴッドファーザー PART II」)
1977年「英国アカデミー賞主演男優賞」ノミネート(「タクシードライバー」)
1980年「英国アカデミー賞主演男優賞」ノミネート(「ディア・ハンター」)
1982年「英国アカデミー賞主演男優賞」ノミネート(「レイジング・ブル」)
1984年「英国アカデミー賞主演男優賞」ノミネート(「キング・オブ・コメディ」)
1991年「英国アカデミー賞主演男優賞」ノミネート(「グッドフェローズ」)
2020年「英国アカデミー賞作品賞」ノミネート(「アイリッシュマン」)

ゴールデングローブ賞

1981年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ドラマ部門)受賞(「レイジング・ブル」)
2011年「ゴールデングローブ賞セシル・B・デミル賞」受賞

1977年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ドラマ部門)ノミネート(「タクシードライバー」)
1978年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート(「ニューヨーク・ニューヨーク」)
1979年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ドラマ部門)ノミネート(「ディア・ハンター」)
1989年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート(「ミッドナイト・ラン」)
1992年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ドラマ部門)ノミネート(「ケープ・フィアー」)
2000年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート(「アナライズ・ミー」)
2001年「ゴールデングローブ賞主演男優賞」(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート(「ミート・ザ・ペアレンツ」)

ニューヨーク映画批評家協会賞

1974年「ニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞」受賞(「ミーン・ストリート」)
1977年「ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞」受賞(「タクシードライバー」)
1981年「ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞」受賞(「レイジング・ブル」)
1991年「ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞」受賞(「グッドフェローズ」「レナードの朝」)

1974年「ニューヨーク映画批評家協会賞助演男優賞」ノミネート(「ゴッドファーザー PART II」)
1978年「ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞」ノミネート(「ディア・ハンター」)

ほか、2016年には、「大統領自由勲章」も受章されています。

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「マイ・インターン」でアン・ハサウェイと共演

ところで、デ・ニーロさんは、2015年、ファッション通販サイトを起業し、若くして成功を掴んだ女社長のジュールズと、シニアインターン制度によって採用された70歳の新人・ベンが、上司と部下の関係を越えて、やがて本物の親子や親友のような絆を結んでいく姿を描いた映画「マイ・インターン」で、ベン役を演じているのですが、

もともとデ・ニーロさんのファンで、デ・ニーロさんと初共演を果たしたアン・ハサウェイさんは、

少しずつお互いの距離を縮めていって、あるときベンとジュールズのような関係になっていた

ジェダイのような人なの。不満をもらすこともないし、特別扱いされることも好まない

ボブ(デ・ニーロ)から学んだことは、難しい局面に立たされても感情的にならずに落ち着くことかしら。ときどき慌ててしまったり、心配してしまったりするでしょ。

それって何かを大切に思っているということかもしれないけれど、実際にはエネルギーの無駄だったりするの

ナンシー(マイヤーズ監督)やボブは私よりもずっと年上でしょ。だから映画の撮影中、私はまるで新人のような気分だった。でも撮影が終わる頃には、ふたりの豊かな経験のおかげで大きく成長できた気がしたわ

と、語っています。

ちなみに、ナンシー・マイヤーズ監督は、当初、ベン役にジャック・ニコルソンさんを希望していたそうですが、

(ニコルソンさんは、マイヤーズ監督の作品「恋愛適齢期」に出演)

ニコルソンさんに健康上の問題があり、デ・ニーロさんの起用となったそうですが、窮地に立たされたジュールズをやさしく包み込む演技は、デ・ニーロさんこそ、ハマり役でした。

「ロバート・デ・ニーロの最初の妻はダイアン・アボット!2人目の妻は?」に続く

「マイ・インターン」より。デ・ニーロさんとアン・ハサウェイさん。

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