1982年、映画「蒲田行進曲」で倉岡銀四郎役を演じ、一躍、知名度を上げた、風間杜夫(かざま もりお)さんは、翌年には、テレビドラマ「スチュワーデス物語」でさらなるブレイクを果たします。
「風間杜夫は昔つかこうへいを撲殺する夢を何度も見ていた!」からの続き
テレビドラマ「スチュワーデス物語」で大ブレイク
1982年、映画「蒲田行進曲」の倉岡銀四郎役が当たり役となった風間さんは、翌年の1983年(34歳)には、元日本航空社員(放映当時は嘱託社員)の直木賞作家・深田祐介さんの同名小説を原作とする、テレビドラマ「スチュワーデス物語」で、ヒロインで落ちこぼれ訓練生の松本千秋(堀ちえみさん)に、恋心を抱かれる村沢浩教官役に起用されると、ドラマは高視聴率を記録。
風間さんも、千秋役の堀ちえみさんとの「教官!」「松本!」のセリフとともに、一世を風靡し、一躍、お茶の間の人気者となっています。
「スチュワーデス物語」より。風間さんと堀ちえみさん。
「スチュワーデス物語」でアイドル的な人気を博していた
ちなみに、風間さんは、この「スチュワーデス物語」の台本を初めて読んだ時、
何だこの本!?
と、思ったそうですが、どうせやるなら楽しんでやろうと決意したそうです。
ただ、俳優仲間からは、「何であんなドラマ選んだの?」と言われ、つかこうへいさんにも怒られるかなと思ったそうですが、意外にも、つかさんは、「お前に合っているよ!あの路線で行け!!」と言ってくれたそうで、
結果的に、
僕はあの”教官”人気で、ファンクラブが3000人位になっちゃって、ハワイツアーとか行ったんだよ
ドラマ終了後、JALに搭乗しようものならスチュワーデスがみんな寄ってくる状態が長く続き、あのドラマに憧れてスチュワーデスになった人に何人か会った
と、村沢教官役は風間さんのハマり役となり、アイドル雑誌に名前が載るほど、アイドル的な人気を博したのでした。
闘病中の堀ちえみにエールを送っていた
ところで、この「スチュワーデス物語」の共演者の堀ちえみさんは、2019年2月19日、自身のブログで、口腔ガンであること、ステージ4で左首リンパにも転移が見られること、2月22日に手術を受けることを公表しているのですが、
風間さんは、事務所を通して、堀さんに、
ちえみちゃんのブログを読んで、突然のことに驚き、ショックを受けました
でも、振り返れば、貴方は今までも様々な試練と闘ってきましたね
そして、そのどんな時に会っても、変わらない優しい瞳と笑顔で明るく接してくれました
(ブログに記された家族への思い、病へ立ち向かう姿勢などを読み)いつの間にこんなに成長したのかと思うほど立派なあなたの姿に、涙が止まりません
今は、貴女が人生の教官です。病と闘って、必ず克服してほしい。強く負けないちえみちゃんを、僕に見せて欲しい。元気になったら、また笑顔で会いましょう
と、エールを送っており、「スチュワーデス物語」の時と同様、堀さんを見守られています。