俳優であり、映画監督でもある、利重剛(りじゅう ごう)さん。独特の演技が光る、名脇役として、主に映画に出演されています。2013年には、話題となったミステリー小説「さよならドビュッシー」を原作とした、同名の映画の監督をされています。
利重さんは、1981年、
巨匠、岡本喜八監督のもとに、
「近頃なぜかチャールストン」のストーリーの構成&あらすじを
持ち込まれ、喜八プロ作品として映画化されます。
この映画で、利重さんは、
主演の小此木次郎役を演じると同時に、
共同脚本、助監督も担当されたそうですが、
巨匠が集めた超豪華俳優陣にも、全く引けをとらない演技で、
賞賛を受けたそうです。
監督としては、
1996年、映画「BeRLiN」で、
日本映画監督協会新人賞を受賞、
2001年の作品「クロエ」は、
ベルリン映画祭に出品されています。
そんな利重さんの、
気になる話題について調べてみました!
母は小山内美江子!
利重さんのお母さんは、
あの人気テレビドラマ「3年B組金八先生」を執筆された、
脚本家の小山内美江子(おさない みえこ)さんだそうです。
小山内さんは、当時中学生だった、利重さんや友達を取材して、
このドラマの脚本を作られたそうです。
だから、あんなにリアル感があったんですね~
納得です(^^)
利重さんは、1981年、
テレビドラマ「父母の誤算」で、
無感動で無表情、心が荒んでいる高校生、
高井洋二役を演じられ、
ドラマデビューも果たされているのですが、
ちなみに、このドラマの脚本を担当されたのは、
お母さんの小山内さんだそうです。
親子で、同じ一つの作品づくりに取り組めるなんて、
素晴らしいですね♪
半沢直樹に出演!
独特な演技が魅力の、利重さんですが、
最近では、2013年に大ヒットしたドラマ、
「半沢直樹」で、タミヤ電機経理課長の野田英幸役を演じられ、
注目を集められました。
銀行から上司として出向して来る者が気に入らず、
滝藤賢一さん演じる、近藤に対しても、
人を小馬鹿にしたような態度で接する、
クセのある人物を演じられました。
脇を固める、重要な役柄で、
穏やかながら、冷たい雰囲気を醸しだしているところが、
高校生の時に演じられた「父母の誤算」の、
高井役に通じるものがありますね。
再婚相手は今野登茂子!
さて、そんな利重さんの、
プライベートですが、
奥さんは、なんと、
あの元「プリンセスプリンセス」で、
キーボードを担当された、
今野登茂子(こんの ともこ)さんだそうです!
お二人は、お互い再婚で、
2002年にご結婚されたそうです。
お二人の出会いは、1999年、
NHK―BS210周年記念企画である、
立体生中継「中国敦煌シルクロードの旅」の
レポートを担当されたことがきっかけでした。
過酷な環境で、
そういう時って人間が見えるけど、
いい奴だなと意気投合した。
と、利重さん。
2004年には、
娘さんが生まれています。
ずっと家事と子育てに追われ、
楽器を演奏することのなかった今野さん。
娘さんは、お母さんが昔バンドをやっていたことさえ、
知らなかったそうです。
しかし、2012年、
プリンセスプリンセスが再結成され、
再びステージへ。
利重さんと娘さんは、
そのステージを観に行かれたそうです。
その頃のことを今野さんは、
プリプリの頃の自分に戻ることは、
決してないと思っていたから、
いまでも信じられない気持ち。でもあの頃、私が疲れて帰ってくると、
シチューを作っておいたよと。本当に嬉しかった。
利重さんはとても理解のある、
優しい旦那様のようですね。
そして、利重さんが監督された映画「クロエ」や、
テレビドラマ「私立探偵濱マイク」では、
今野さんが、音楽監督を務められているそうです。
仲の良いご夫婦だということがわかりますね♪
元妻は?
利重さんは再婚ということで、
最初の奥さんについて調べてみると、
作家の鷺沢萠(さぎさわ めぐむ)さんという方と、
結婚されていたようです。
鷺沢さんは、1987年、
18歳の時に発表した「川べりの道」で、
当時の記録として、最年少で文学界新人賞を受賞され、
文壇に華々しくデビューされました。
瑞々しく美しい文体が特徴で、
多くのファンを獲得されたそうです。
利重さんと結婚された時、
鷺沢さんはまだ22歳でしたが、
わずか1年後に離婚されています。
鷺沢さんの代表作には、
「葉桜の日」「大統領のクリスマスツリー」「帰れぬ人々」
などがあります。
「帰れぬ人々」は、
若くして結婚し、離婚したご自身を、
主人公に投影した作品だと言われています。
離婚された原因などは、分かりませんでしたが、
お互い芸術家肌で、
しかも、鷺沢さんがまだ若かったということもあり、
一緒に生活するには、
ちょっと難しかったのかもしれませんね。
そんな、鷺沢さんですが、
2004年4月に、自ら命を絶っておられます。
悲報を聞いた利重さんは、
突然のことで驚いています。残念です。
ご遺族の方にお悔やみを申し上げます。
と、所属事務所を通してコメントされています。
離婚から10年以上経っていた当時でも、
利重さんは、鷺沢さんに、
年に1度は、挨拶程度のメールはされていたそうです。
どんな理由で別れられたかにもよりますが、
少なくとも、夫婦として過ごされた方が、
そういう形で亡くなるというのは、どんな気持ちだったのでしょう。
さておき、そんな事件も10年以上も前の話。
現在は新しい家庭を築かれ、
お仕事も順調な利重さん。
これからのご活躍も楽しみですね。
期待しています!!