商店街で靴屋を営む両親のもと、6人兄弟の末っ子として誕生すると、貧しい生活の中、小学生の時からアルバイトをしていたという、中村ゆうじ(なかむら ゆうじ)さんですが、中学に入学して演劇部に入ると、一気に演劇一色の生活になったそうです。

「中村ゆうじの生い立ちは?小学生の時からアルバイトをしていた!」からの続き

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中学時代に演劇にまつわる不思議な体験をしていた

中村さんは、中学校に入学すると、演劇部の顧問の先生に誘われて、演劇部に入部したそうですが、

(中村さんの通っていた中学校は、とても熱心に演劇活動をしていたそうで、演劇において北九州でトップクラスを誇っていたそうです)

ある時、中村さんは、舞台上で、不思議な体験をしたといいます。

それは、必死に演技をしている自分と、「こんな仕事ができたら人生楽しいだろうな」と冷静に将来を考える自分の、2人の自分が同時に現れるというもので、

中村さんは、その時のことを、

突然、体がパーンと2つに割れたような強烈な感覚。あの瞬間からこの世界へ向かって走り始めたんですね。先生との出会いがなければ、今の私はいなかったかもしれません。

と、語っています。

高校時代は演劇一筋だった

それからというもの、中村さんは、演劇一筋となり、高校進学後も演劇部に入部すると、演劇部で活動するかたわら、社会人が作っている劇団にも入ったそうで、

主役、脇役、裏方にかかわらず、とにかく演劇にかかわっていることが楽しくて仕方なく、青春時代のすべてを演劇に捧げたのだそうです。

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芸を身に着けようと決意する

そして、高校3年生の進路を考える時期になると、先生から上京を勧められたそうで、1975年、高校卒業後には、役者を目指し、寝台車に乗って上京すると、劇団付属養成所「テアトル・エコー」入所し、本格的に演劇の勉強を始めたのだそうです。

ただ、やがて、

芝居は皆が集まっていろいろなことができるけど、俺一人じゃ何もできないな

と、思うようになったそうで、

一人でも面白いと言われるように何か芸を身につけるべきだと考えるようになったのだそうです。

(ちなみに、生活は苦しく、アルバイトに明け暮れる毎日だったそうで、たまに、お母さんに電話をすると、心配して、帰ってこいと言われたそうですが、役者としてやっていけるまでは意地でも故郷には帰らないと心に決めていたそうです)

「中村ゆうじは若い頃パントマイムの修業をフランスでしていた!」に続く

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