逆プロポーズからの入籍に、結婚式もサプライズと、あれよあれよと田鶴子さんのペースに乗せられたという、アントニオ猪木(あんとにお いのき)さんですが、結婚後、田鶴子さんは、公私に渡って猪木さんをサポートし、2019年には、自身の病名を伏せたまま、猪木さんより先に他界してしまったといいます。
妻・田鶴子はアントニオ猪木を献身的に看病していた
実は、猪木さんは、暴飲暴食や肉体の酷使がたたり、30代から重い「糖尿病」を患っていたほか(選手時代はひた隠しにしていたそうです)、2018年には腰の手術もしていたそうですが、
田鶴子さんは、そんな猪木さんの、糖尿病の血液検査、インスリンなどの薬を飲むタイミングなども管理し、バッグの中には、いつも猪木さんに必要なものを入れていたそうで、
猪木さんに少しでも疲れた様子が見えると、すぐにマッサージのアポを取るほか、田鶴子さん自身が、日課のように猪木さんをマッサージしていたそうです。
ただ、小柄な田鶴子さんが、猪木さんの巨体をマッサージするのは大変だったようで、
プロレス解説者・柴田惣一氏によると、
田鶴子さんは、
疲れちゃうのよ。その後、自分がマッサージに通うのよ。世話ないよね
と、苦笑していたそうです。
(とはいえ、田鶴子さんは、とても嬉しそうに話していたそうで、実際、猪木さんが青森の蔦温泉でリハビリを行う際には、いつも田鶴子さんが寄り添うように同行していたそうです)
妻・田鶴子が膵頭ガンで死去
そんな田鶴子さんですが、2019年8月27日未明、「膵頭(すいとう)ガン」のため、62歳の若さで他界。
猪木さんは、同日、自身のツイッターで、
8月27日未明、妻・田鶴子が永眠致しました。生前のご厚誼に深く感謝致します。
カメラマンとして私の写真を撮りながら、いつも献身的に尽くしてくれました。
今は感謝の言葉しかありません。
故人の遺志により、葬儀は家族葬で行います。
弔問、香典、供花はご辞退申し上げます。
と、田鶴子さんが死去したことを報告しています。
妻・田鶴子は自身の6年間の闘病中、猪木に病名を伏せていた
猪木さんによると、田鶴子さんは、6年間、闘病し、入退院を繰り返していたそうですが、心配をかけまいと、猪木さんには、一切、病気のことは言わなかったそうで
(猪木さんは、なんとなくは気づいていたそうですが、正確には把握していなかったそうです)、
猪木さんは、田鶴子さんが他界後、(自身が手術のため長期入院していたことから)久しぶりに帰った自宅で、かばんの整理をしていた時に、診断書の入った封筒を見つけ、その時、初めて、田鶴子さんが「膵頭ガン」だったことを知ったのだそうです。
猪木さんの車椅子を押す田鶴子さん。