1992年、「Wink」活動停止後は、自身が希望するアコースティックなボサノバ風サウンドの本格路線でソロ歌手として活動するも、商業的な成功を収めることができなかった、相田翔子(あいだ しょうこ)さんですが、一方、バラエティ番組では思わぬ才能を開花します。
「相田翔子はWink解散後はソロ活動も鳴かず飛ばずだった!」からの続き
「世界ウルルン滞在記」のレポーターに起用されるもリアクションができず怒られていた
相田さんは、「Wink」活動停止後は、ソロ歌手として活動する一方で、1996年には、紀行バラエティ番組「世界ウルルン滞在記」に、レポーターとして初出演しているのですが、
慣れないロケでは、「Wink」でデビューした時以上に緊張し、ホームステイ先で食事を振る舞われても、素晴らしい景色を見ても、「おいしい」「きれい」などの言葉が出てこず、何のリアクションもできなかったそうで、
ディレクターから、
自給自足で一生懸命作った卵をひと口食べて、何のリアクションもないのか
と、すごく怒られ、思わず泣いてしまったそうです。
それでも、頑張らなければ、と気持ちを切り替え、次回のロケでは、「一斉のせっ」と心の中で思いながら、思ったことを言うようにしていると、自然に言えるようになっていったそうで、そんな努力が認められ、その後も、レポーターとして起用され続けたそうです。
「世界ウルルン滞在記」のレギュラー(MC)に起用される
そして、1998年、インド北東部にあるシッキム州にロケに行った時のこと(11月1日放送)、とても強いお酒を飲み、ベロベロに酔った姿がテレビで放送されると、視聴者から「面白い」と好評を博したそうで、このことがきっかけとなり、1999年4月からは、メイン司会者の徳光和夫さんのアシスタントとしてMCに抜擢。
相田さんは、
人前でしゃべれない私がMCですよ。そのご縁で、私のゴルフは徳光さん仕込みなんです。
と、その喜びを語っています。
「世界ウルルン滞在記」のインド・シッキム州ロケ時の相田さん(右)。
明石家さんまに天然ボケのキャラクターを見い出される
そんな相田さんは、2000年には、「踊る!さんま御殿!!」にゲスト出演しているのですが、その際、明石家さんまさんに天然ぶりをいじり倒され、天然ボケのキャラクターで注目されるようになると、
2001年10月からは、「笑っていいとも!」の月曜日にレギュラーに起用されるほか、「メレンゲの気持ち」「いいはなシーサー」など、数々のバラエティ番組で司会を務めるようになったそうで、
相田さんは、
さんまさんの番組では、緊張してとっちらかしながらも、一生懸命しゃべっていると、さんまさんが上手に面白おかしく言ってくださいました。タモリさんにも本当にお世話になりました。
緊張してしゃべっていたら、いつの間にか、「天然ボケ」と言われましたね。空回りしている私の話をいろいろな方に拾っていただいたという感じです。
子供のころから本当は人を笑わせるのが好きな三枚目なんですが、内弁慶だったのが、外に出せるようになりました。見た人が少しでも「面白かった」とか、「ほっとできた」と感じていただけたらいいなぁという思いでした。
と、語っています。
「踊る!さんま御殿!!」で天然キャラ炸裂の相田さん。(タップでyoutube)