大蔵官僚だった相澤英之さんと知り合うと、大蔵官僚というお堅いイメージとは違って、映画やお芝居の話で盛り上がり、出会って半年後、プロポーズされたという、司葉子(つかさ ようこ)さんですが、当初はプロポーズを受けるか迷っていたといいます。
「司葉子の夫は大蔵官僚で政治家の相澤英之!馴れ初めは?」からの続き
相澤英之からのプロポーズを受けるかどうか迷っていた
出会って半年で、大蔵官僚の相澤英之さんにプロポーズされたという司さんですが、実は、相澤さんには、死別した前妻との間に男の子が2人いたそうで、
小学4年生の次男は前妻の実家に引き取られていたそうですが、中学3年生の長男・英孝さんは相澤さんが育てており、司さんは、相澤さんと一緒になりたい気持ちはあったものの、いきなり中学3年生の男の子の母親になる自信がなく、当初は、プロポーズを受けることを躊躇(ちゅうちょ)していたそうです。
ただ、その後、相澤さんと英孝さんを交え、3人でゴルフに行ったことがあったそうですが、
その時、英孝さんが、お父さんである相澤さんに、
結婚式にはいい洋服を作ってよ
と、ねだっているのを聞き、心のモヤモヤが一気に晴れたのだそうです。
相澤英之と婚約
こうして、司さんは、1969年7月3日、電話で相澤さんにプロポーズを承諾する返事をすると、
(7月4日は相澤さんの50歳の誕生日だったことから、この日までに結論を出さなければ失礼だと考えてのことだったそうです)
翌7月4日、司さんは長姉夫婦と次姉夫婦を、相澤さんは長男・英孝さんを伴い、都内のホテルで正式に婚約したそうで、
その後、司さんは、婚約会見を開き、
生まれて初めて結婚したいと思う男性と巡り合った
と、喜びを語っています。
結婚式には田中角栄や福田赳夫も列席
そんな二人は、1969年9月10日、東京・港区のホテルで結婚式を挙げているのですが、当時、東宝の看板女優だった司さんと、「大蔵省の長嶋茂雄」と称されるほどのエリート・相澤さんとの結婚式は華やかで、
福田赳夫蔵相、松田竹千代衆院議長、田中角栄自民党幹事長をはじめ、東宝の重役、政界・芸能界の有名人・著名人が数多く列席したそうです。
交際スクープが結婚を後押ししていた?
ちなみに、司さんは、相澤さんと交際中、「夕刊フジ」に「電撃結婚」とスクープされていたそうで、
その時はまだ、親戚との話も固まっていなかったし、結婚すると思っていなかったの。それが、周囲からあおられ、新聞で抜かれ、結局はどうにもならなくなってしまったんですよ(笑)。ゴシップって、やはり売れるんでしょうね。
と、スクープの後押しで結婚したとも語っています。
3年間女優活動を休業して相澤英之の選挙活動をサポート
ところで、相澤さんは、結婚から5年後の1974年6月に官僚を退官すると、1976年には、衆議院選挙で(司さんの故郷である)旧鳥取全県区から立候補しているのですが、
その際には、司さんが、
この人(相澤さん)なら故郷の鳥取をよくしてくれる
と、午前9時から午後11時まで、相澤さんと一緒に、一軒一軒、家を回り、頭を下げて握手をして歩くなど、選挙活動をサポート。
(司さんは、3年間女優活動を休業し、相澤さんの政治活動をサポートしています)
結果、相澤さんは、見事、当選を果たし、2003年に引退するまで、9期、衆議院議員を務めています。