2021年には、「ザ・ドリフターズ」のメンバーを描いた画集「高木ブー画集 ドリフターズとともに」を出版している、高木ブー(たかぎ ぶー)さんですが、実は、「ドリフ大爆笑」内のコント「雷様」の絵を年賀状に描き始めたのがきっかけだったといいます。
「高木ブー画集 ドリフターズとともに」を発売
高木さんは、2021年、自身初の画集となる「高木ブー画集 ドリフターズとともに」を出版しています。
この画集はドリフのメンバーたちをモデルに、30年以上にわたって描き溜めていた作品をまとめたものなのですが、高木さんがメンバーの絵を描くようになったのは、「ドリフ大爆笑」で雷様のコーナーが始まった直後の1986年、ふと、思い立ち、年賀状に雷様の格好をしたいかりや長介さんと仲本工事さんと自分を並べた絵を描いてみたのが始まりだったそうで、
いきなりそんなことをしてみようかなと思ったのは、たぶん雷様のキャラクターやコントに、特別な手ごたえを感じていたんだろうね。そのあと何年か、3人の雷様を描いた年賀状を出してたな。長さんの唇は、その頃から極端に分厚く描いてた。
と、語っており、
その時から、気が向いた時に、メンバーの絵を描くようになったそうです。
(現在も、他界した、いかりや長介さんや志村けんさんへの想いからも、「ドリフを絵で残しておきたい」と思っているそうです)
画集は自身の米寿の記念に出版していた
そして、2021年3月には、自身が米寿を迎えたこともあり、これまで描き溜めていたドリフのメンバーの絵を、記念として1冊の画集としてまとめることにしたそうで、
高木さんは、出版に際し、改めて、
考えてみたら、雷様の設定やキャラクターを考えてくれたのも長さんだし、特徴的な唇で絵の面白さにも気づかせてくれて、そもそもドリフに誘ってくれた。長さんは僕にいろんな道を切り開いてくれたんだな。あらためて感謝します。
と、いかりやさんへの想いを語りつつ、
絵の本を出したおかげで、いくつかの媒体から連載のオファーが来てるみたい。まだどうなるかわからないけどね。僕の絵を書籍以外の形にしようって話もある。
どうせだったら僕としては、たいへんではあるけど、新しい絵を発表させてもらえるといいな。絵にしたいアイディアはいっぱいあるし、締め切りと発表の場があればきっと怠けずに描くしね。
と、今後の意欲を語っています。
(いかりやさんの遺族にプレゼントしたところ、大変喜ばれたそうで、今度は、志村さんの遺族にもプレゼントしようと思っているとのことです)
少年時代は飛行機の絵を描くことが好きだった
ちなみに、高木さんは、子供の頃、特に絵を描くことが好きだったわけではなかったそうですが、お母さんの実家がある千葉県・柏に疎開していた時には、陸軍の飛行場があったことから、飛行機の絵を描くことは好きだったそうで、
(かっこいい戦闘機が飛び立ったり、帰ってきたりするのを描きながら、将来は、飛行機乗りになることを夢見ていたそうです)
それから、長いブランクを経て、実に約40年ぶりに絵を描き始めたのが、「雷様」だったのだそうです。