2000年9月22日、車を運転して自宅に帰る途中、(ほろ酔いで、記憶はないものの)信号待ちをしていた車に衝突し、そのまま逃げて、逮捕されてしまったという、せんだみつおさんですが、その後、留置所で6日間過ごしたといいます。
久松警察署の留置所に送られる
取り調べが終わった午前6時、「当て逃げ」の罪で手錠をはめられたというせんださんは、丸の内警察署の留置所が工事中だったため、久松警察署の留置所に送られることになったそうですが、
到着すると、金髪の若いお兄さんと背広を着たサラリーマン風の男がおり、
あれっ、せんださんじゃないっすか、どうしたの?
と、早速、金髪のお兄さんに声をかけられたそうで、
せんださんは、
いや、あの、ちょっと車当てちゃって。きみは?
と、答えると、
お兄さんは、
ぼく? 暴走ですよ
と、答えたそうです。
そこで、せんださんは、
へぇー、ところでおたくさんはなんで?
と、今度は、サラリーマン風の男に尋ねると、
サラリーマン風の男:えっ? 私? 痴漢
せんださん:痴漢ですかぁ
サラリーマン風の男:そう、でもね、夕方には出られるの痴漢は
とのやり取りがあったそうで、
この2人との会話から、せんださんの留置所生活は始まったそうです。
留置所でも人気者だった
せんださんによると、留置所での1日目は、「朝起きたら布団を片付ける」⇒「歯磨き」⇒「朝食」⇒「煙草休憩」(15分)という流れだったそうですが、
(携帯電話や所持金など身につけているものは全部取られたそうです)
布団を片付けていると、看守から、
せんださん、せんださん、ナハってやってください
と、小声で言われるほか、
煙草休憩の時には、おじさんに、
せんださん、出た出た!7時と9時、2回!ニュース、NHK! すごい!
と、話しかけられたそうで、
せんださんが、
やめてよぉ
と、言うと、
おじさんには、
いやいや、なかなか出られるもんじゃないよ、NHKは
おれ群馬のさあ、この筋のもんだけど、仕事大丈夫? 出たら来いよ、うち
と、言われたそうです(笑)
(ちなみに、朝食は、ご飯と薄い味噌汁と、なぜかドラえもんのふりかけ、昼はパンとジャムと牛乳、夜は仕出しのお弁当というメニューだったそうですが、せんださんは、これを機会にダイエットしようと、お昼ごはんだけにしたそうです)
6日間の勾留の末、無事自宅に戻ることができた
そして、翌日には、裁判所に行き、ぐっと腰ひもを引っ張られて、手錠を外され、裁判官の前に行かされると、
(部屋には、「裁判官」と書かれたプレートのある机が一つ置いてあるだけだったそうで、ドラマに出てくるような裁判官の部屋ではなかったそうです)
裁判官:間違いないですね。名前も
せんださん:はい
裁判官:いいですか、あなたのね、あなたのやったことは・・・(裁判官は両手を大きく振って淡々と説明したそうです)
裁判官:これで認めますね?
せんださん:はい、認めます
とのやり取りがあったそうで、
(廊下に出ると、看守から、「あれ、裁判官、せんださんのパクりですね。 両手振ってナハナハってやってましたよね」と言われたそうです(笑))
その後、6日間の留置所生活が終わると、せんださんは、無事、自宅に戻ることができたのだそうです。
(裁判では、運転免許証の取り消しと罰金刑の処分を受けたそうですが、「逃げた」「逃げたつもりはない」で揉めたことから、勾留が長くなってしまったのだそうです)
「せんだみつおの妻は?息子はせんだ雄太!娘はせんだるか!」に続く