1959年、早稲田実業高校から読売ジャイアンツに入団すると、1963年から13年連続本塁打王、1973と1974年には3冠王、最終的には、世界記録となるレギュラーシーズン通算本塁打868本を記録するなど、輝かしい成績を収めた、王貞治(おう さだはる)さんですが、実は、日本国籍ではなく、中華民国籍だといいます。

Sponsored Link

年齢は?出身は?身長は?本名は?

王さんは、1940年5月20日生まれ(戸籍上)、

(本当は5月10日に誕生したそうですが、出産時、仮死状態で生まれたため、両親が「この子は長く持ちそうにない」と出生届の提出を見合わせていたのだそうです)

東京府東京市本所区(現・東京都墨田区)の出身、

身長177センチ、
体重79キロ、

血液型はO型、

学歴は、
墨田区立柳島小学校
⇒墨田区立本所中学校
⇒早稲田実業高校卒業

趣味は、
読書、映画観賞、カラオケ、ゴルフ、

ちなみに、「王貞治」は本名で、中国語の発音は、Wáng Zhēnzhì(ワン・チェンジー)、

愛称は、「世界の王」「ワンちゃん」です。

国籍は中華民国籍

王さんは、日本で誕生して日本の教育を受けて育ち、日本のプロ野球選手として活動し、中国で一度も暮らしたことがなく、日本で日本人として人生を送ってきているのですが、国籍は「中華民国籍」です。

というのも、当時の日本の国籍法は父系優先血統主義だったことから、母親は日本人ながら、出稼ぎのため日本に渡ってきた中国人(中華民国籍)の父を持つ王さんは、自動的に「中華民国籍」となったのだそうです。

Sponsored Link

中華民国籍のままでいる理由とは?

ただ、日本の国籍法は、1985年に、父系血統主義から父母両系主義に改定されており、王さんは、日本国籍を取得(帰化)することも、中国籍を取得することも出来るようになっているのですが、依然として、「中華民国籍」のままです。

それは、

  1. 世界のホームラン王として国際的に有名になったことで、自らの知名度を政治的に利用されることを嫌い、もし、「日本国籍を取得(帰化)」「中華人民共和国(中国)籍を取得」「生涯中華民国籍であることを宣言」をすると、いずれの行動も政治的な意味を帯びてしまうことになると考えている
  2. 中華民国籍の在日中国人として生涯を全うした父親の遺志を尊重している

という、2つの理由からだと考えられています。

ちなみに、王さんは、「中華民国籍」のため、しばしば、「台湾人」だと勘違いされることがありますが、王さんのお父さんは中国・浙江省の出身で、当時、中国は、まだ、1912年に大陸で成立した国家「中華民国」だったため、「中華民国籍」となっており、

1950年に国共内戦で中国共産党に敗れて大陸から台湾島及びその他の地区に放逐された後の、「台湾(中華民国)」人ではありません。

「王貞治の父親は中国人!母親と中華料理店を経営していた!」に続く

Sponsored Link