日本ハム移籍2年目の1998年(2年契約の最終年)、後半戦は代打での起用が多くなり、出場機会が減少したことで、引退が噂されるようになった、落合博満(おちあい ひろみつ)さんは、このオフ、自由契約を選び、日本ハムを退団するも、どこからもオファーがなく、引退を決意しているのですが、打撃ではなく守備が原因で野球が続けられないと思っていたといいます。

「落合博満は日本ハム2年目も開幕は4番を勝ち取っていた!」からの続き

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引退ではなく自由契約を選び日本ハムを退団

日本ハム移籍2年目の1998年(2年契約の最終年)、59試合出場で、打率2割3分5厘、2本塁打、18打点に終わった落合さんは、日本ハムから引退試合を打診されたそうですが、これを固辞したそうで、「プロだから自分を必要とするところがあれば行く」と、自由契約を選んで、日本ハムを退団します。

結果的に1998年10月7日の日本ハム時代最後の出場試合が引退試合となっていた

しかし、1999年春キャンプが終わる時期になっても、どこからもオファーがなかったそうで、落合さんはここで引退を決意。

結果的に1998年10月7日の日本ハム時代最後の出場試合が引退試合となり、通算2371安打、510本塁打、1564打点をマークした大打者としては、セレモニーも涙もない静かなラストゲームになったのですが、

落合さんは、

引退試合や派手なセレモニーみたいなものはオレの性に合わない

と、語っています。

通説である「代打で始まった野球人生、最後も代打で終わりたい」は後付け?

ちなみに、落合さんは、日本ハム時代の1998年10月7日の試合で、上田利治監督に指名打者での先発出場を打診されるも、「代打で始まった野球人生、最後も代打で終わりたい」と言って、この申し出を固辞したと言われているのですが、

落合さんは、この時はまだ引退するつもりはなく、この話は後付けではないかと言われています。

また、上田監督も、落合さんに先発出場を打診したのは引退だからではなく、(2年契約の最後の年で)日本ハム選手として最後の試合だった為で、実際、ほかの選手に、「落合はまだ次のオファーを待ってる段階だから引退じゃない。普通に接してやってくれ」と言っていたといいます。

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引退理由は打撃ではなく守備だった

さておき、落合さんは、2018年7月15日放送の「ビートたけしのTVタックル」に出演した際、

自分で(守備の時に)一塁ファウルフライが、ここだと思って(守ったら)5メートル後ろに落ちたときにダメだと思った。あれ、どうしたんだ。これはダメだと思った

と、語っているのですが、

たけしさんが、

風が強かったんじゃないの?

と聞くと、

難しい球場ではあったんだけど・・・

バッティングは何とかしても変えられるという気持ちもあった

引退というより、野球を続けても無理だと思った。(これから野球を)表現できないんだろうと・・・。鍛え直しても(現役を続けるという感覚が)芽生えないと思った

と、打撃ではなく守備が原因で、野球を続けられないと思っていたことを明かしています。

「落合博満の現役(プロ野球選手)時代の成績が凄すぎる!」に続く

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