1995年、59歳の時に休筆すると、以降、タレント業を中心に活動するも、2018年には、フランス・アングレームで開催された「第45回 アングレーム国際漫画フェスティバル」で、「わたしは真悟」が、「永久に残すべき作品」として「遺産部門」(LA SELECTION patrimoine)に選ばれ、2022年には、新作「わたしは真悟」の続編を発表した、楳図かずお(うめず かずお)さん。
そんな楳図かずおさんのプライベートはどのようなものだったのでしょうか。
今回は楳図かずおさんは結婚しているのか、また、楳図かずおさんの家(まことちゃんハウス)が廃墟のようになっているという噂についてもご紹介します。
「【画像】楳図かずおの若い頃の漫画は?現在までの経歴を時系列でまとめ!」からの続き
楳図かずおの妻は?結婚している?
楳図かずおさんは、過去に一度も結婚したことがなく、現在も独身です。
しかも、楳図かずおさんは、2004年(68歳)頃、テレビ番組に出演した際、
生まれてこの方一度も女性とお付き合いしたことがない
と、語っていたといいます。
楳図かずおさんは、結婚しなかった理由について明かしていないため、詳しいことは不明ですが、漫画一筋だったと考えられるほか、食べることや料理も好きということで、一人の生活を楽しんでいるのかもしれません。
楳図かずおは赤白ボーダー柄の家(まことちゃんハウス)を近隣住民に訴えられていた
楳図かずおさんは、2007年7月、吉祥寺にある自宅(兼オフィス)を改装し、(楳図かずおさんのTシャツのトレードマークである)赤と白のボーダー柄を外壁に施しているのですが(通称「まことちゃんハウス」)、
近隣住民より、
周囲の景観を無視した奇っ怪な建物
色彩の暴力
などと、その派手派手しい外観が景観を損ねるという理由で、建築工事差し止めの請求や損害賠償請求の訴訟を起こされています。
ただ、裁判所は近隣住民の訴えを却下しています。
また、その後、楳図かずおさんは、近隣住民から赤白ボーダー柄の外壁撤去を求めた民事訴訟も起こされているのですが、これにも、楳図かずおさんは、2009年1月に勝訴しています。
新築直後の楳図かずおさんの自宅。
楳図かずおの家(まことちゃんハウス)は放置され、廃墟のようになっていた
そんな楳図かずおさんは、
近隣住人との関係は、時間が解決してくれると思う
と、語っていたのですが、
近所の人との裁判沙汰がトラウマとなり、せっかく完成したにもかかわらず、この家(まことちゃんハウス)を離れてしまったといいます。
そのため、「まことちゃんハウス」は放置されたままで、完成から13年が経過した2020年には、家は雑草で覆われ、(ライトやセキュリティ関係は作動しているものの)荒れ放題で、まるで廃墟のようになっているといいます。
そんな中、2020年6月、「文春」の記者が、「まことちゃんハウス」から徒歩数分の距離にある楳図かずおさんの自宅兼事務所マンション近くで、赤と白のボーダーシャツを着た楳図かずおさんを見つけ、直撃取材すると、
楳図かずおさんは、「まことちゃんハウス」を離れた理由について、
あの辺りに近づくだけで、ゾッとするんで行ってないんです。前まではお掃除しに毎日行っていたんですけど、最後にあの家に行ったのはいつだろう…去年ですね。台風でシンボルにしていたモミの木が倒れちゃったんですよ。
庭師の方に引き取ってもらって、それから気分的に行かなくなりました。もう1年近く行ってないですね。前にも近所の人から『木を切っていいですか』と聞かれたので、『どうぞ、お好きなように』という感じです
(「まことちゃんハウス」が完成して)最初の頃に4、5日くらいいたかもしれませんけど、あそこに行くこと自体嫌なんです。
庭の手入れは最初の頃からいろいろな庭師の方や業者にもお願いしていたのですが、いまはくたびれてしまったんです
と、語ったのだそうです。
草木が伸び放題の楳図かずおさんの家(まことちゃんハウス)。
楳図かずおは家(まことちゃんハウス)を手放すつもりはないものの、行く予定もないと語っていた
また、楳図かずおさんは、記者に、今後「まことちゃんハウス」を手放す可能性はあるか聞かれると、
家を買うのは簡単だけど、売るのは面倒くさいんですよ。僕の気持ちは今、あの家にはなくて、あの家は今、眠っています。ただ、僕はまだ隠居しているつもりはないですよ。
今はまだ言えませんが、皆さんがびっくりするようなことが年末に公表されると思うので、楽しみにしていてください。(近々「まことちゃんハウス」に行く予定は?との質問に)ないです
と、手放すつもりはないものの、行く予定もないと語っており、
楳図かずおさんの中では、もう、「まことちゃんハウス」は過去のものとなっているようです。
ちなみに、楳図かずおさんによると、「まことちゃんハウス」は、自宅ではなく、来賓を迎える「ゲストハウス」だったそうで、外国から来た大事なお客さんを招待するほか、インタビューの仕事なども受けていたそうですが、
現在、「まことちゃんハウス」から徒歩数分の距離にある自宅兼事務所マンションでインタビューなどは受けているそうです。
「漂流教室」「おろち」「へび少女」「赤んぼ少女」「悪夢」などのホラー漫画を次々と発表し、「恐怖漫画」という新しいジャンルを確立した、楳図かずお(うめず かずお)さんですが、 小学5年生の時、手塚治虫さんの漫画「新宝島」を …