二枚目スターとして人気絶頂だった1936年、女優の小桜葉子さんと結婚すると、男の子と女の子が1人ずつ誕生し、その後、再婚相手・大林雅美さんとの間にも女の子が2人誕生している、上原謙(うえはら けん)さん。
今回は、そんな上原謙さんの息子である加山雄三さんとの関係や、小桜葉子さんとの間に誕生したもう一人の子供(娘)、再婚相手・大林雅美さんとの間に誕生した仁美凌さんほかもう一人の娘さんについてご紹介します。
「上原謙は再婚相手・大林雅美とは歳の差婚!馴れ初めは?離婚理由は?」からの続き
上原謙の息子は加山雄三
上原謙さんは、1937年4月11日、最初の妻・小桜葉子さんとの間に男の子が誕生しているのですが、その男の子というのが、加山雄三さんで、
加山雄三さんは、1961年、「夜の太陽」で歌手デビューすると、1965年には、主演映画「エレキの若大将」の主題歌として発売された「君といつまでも」がレコード売上350万枚と大ヒットするほか、俳優としても「若大将シリーズ」でブレイクするなど、東宝の若手看板スターとして活躍しています。
上原謙さん(左)と加山雄三さん(右)。
上原謙は子煩悩な父親だった
ちなみに、上原謙さんは、子煩悩なお父さんだったようで、加山雄三さんが幼い頃は、大腸カタルを患うなど病弱だったことから、息子のために、自然環境の良い神奈川県茅ヶ崎市に引っ越しをしたといいます。
(以降、加山雄三さんは、31歳で結婚するまで、ずっと茅ヶ崎市の実家で暮らしたそうです)
若かりし日の上原謙さんと幼少期の加山雄三さん。
上原謙と加山雄三の親子仲は良好だった
そんな上原謙さんと加山雄三さんの親子仲は良好だったようで、
加山雄三さんは、
親父ってのは素晴らしいなと思ってね。あの親父がいたから今の自分がいるんだなと思いますけど、やっぱり音楽の影響っていうのは大きいですね
と、自身が幼い頃に音楽が好きになったのはお父さんのお陰だと、感謝の言葉を口にしています。
というのも、加山雄三さんが子供の頃、家に足踏みオルガンがあったそうで、親戚が「バイエル74番」を弾いているのを見た加山雄三さんが、「なんとか覚えさせてくれ」と言い、1時間で弾けるようになったそうですが、
これを見ていた上原謙さんが、加山雄三さんに音楽の才能があると思い、中古のピアノを買い与えてくれ、音楽環境を整えてくれたのだそうです。
上原謙は息子・加山雄三から「父に捧げるピアノコンチェルト」を作曲して贈られていた
そこで、加山雄三さんは、1991年には、お父さんへの感謝の気持ちから、「父に捧げるピアノコンチェルト」を作曲すると(1楽章、2楽章、3楽章)、ピアノを羽田健太郎さんに弾いてもらってオーケストラにし、上原謙さんに観に来てもらい、演奏終了後、上原謙さんにステージに上がってきてもらい、譜面を渡しているのですが、
上原謙さんは、「ありがとう」と言いながら、ボロボロと涙を流して喜んだそうで、
加山雄三さんは、
これで親孝行ができたなと思ってね。それ凄い印象に残っててね、音楽を愛してきたのは親父のおかげだし、こういうことでお礼ができたっていうのは、生きてるうちにできたっていうのは良かったと思いますね
と、語っています。
上原謙の娘(長女)は池端亮子
また、上原謙さんは、小桜葉子さんとの間には、もう一人、女の子(加山雄三さんの妹)が誕生しているのですが、
名前が池端亮子さんという以外は、ほとんど情報がないため、一般人として暮らしているようです。
上原謙の娘(三女)はタレントの仁美凌
さらに、上原謙さんは、再婚相手の大林雅美さんとの間に、女の子が2人誕生しているのですが、
1980年11月3日に誕生した、三女の仁美凌(ひとみ りょう)さんは、2007年頃から芸能活動を開始し、タレントとして、「解決!ナイナイアンサー」「有吉反省会」「私の何がイケないの?」などのバラエティ番組に出演しています。
娘の仁美凌さん。
そんな仁美凌さんは、2010年5月17日、俳優の若山富三郎さんの長男・若山騎一郎さんと結婚するも、同年10月15日には、スピード離婚。
ただ、その1年後の2013年10月15日には、再び、若山騎一郎さんと再婚しているのですが・・・
2013年11月28日、夫の若山騎一郎さんが、覚醒剤取締法違反(使用)の疑いで千葉県警松戸警察署に逮捕されると、仁美凌さんも、翌日の29日、同様に千葉県警松戸警察署に逮捕され、
後日、夫の若山騎一郎さんと共に起訴されると、懲役1年6か月、執行猶予3年(求刑懲役1年6か月)の判決を言い渡され、同年3月25日には、再び、若山騎一郎さんと離婚しています。
上原謙の娘(次女)は?
ちなみに、上原謙さんと大林雅美さんの間に誕生したもう一人の女の子(次女)は、1976年11月28日に誕生したこと以外は情報がないため、芸能関係者ではないようです。
1935年、「若旦那・春爛漫」で映画デビューすると、1938年には、田中絹代さんとダブル主演を務めた映画「愛染かつら」が大ヒットを記録し、以降、日本映画界を代表する二枚目スターとして活躍した、上原謙(うえはら けん)さん …