近代的な整った顔立ちや日本人離れしたスタイルで、戦前の美人女優の代表格として絶大な人気を博した、高杉早苗(たかすぎ さなえ)さん。
そんな高杉早苗さんのプライベートはどのようなものだったのでしょうか。
今回は、高杉早苗さんの、夫・三代目市川段四郎さんとの馴れ初め、結婚後の夫婦仲についてご紹介します。
「【画像】高杉早苗の若い頃(デビュー)からの出演映画ドラマは?死因は?」からの続き
高杉早苗と三代目市川段四郎の馴れ初めは?
高杉早苗さんは、1938年、歌舞伎役者の三代目市川段四郎さんと結婚しています。
三代目市川段四郎さんは、30歳まで独身だったそうで、父親の二代目市川猿之助(後の初代市川猿翁)さんに結婚を催促された際、
あれが欲しい
と、当時、20歳のトップアイドルだった、女優の高杉早苗さんとの結婚を切望したそうで、
三代目市川段四郎さんの祖母・喜熨斗古登子さんの娘・赤倉辰子さんが、高杉早苗さんと三代目市川段四郎さんの仲を取り持ったのだそうです。
高杉早苗と夫・三代目市川段四郎は縁戚関係だった
実は、赤倉辰子さんの三女・安子さんは、清水家に(高杉早苗さんの実家)嫁いでいて、高杉早苗(本名・清水弘子)さんは、安子さんの夫・清水清秋さんの養妹となっており、
偶然にも、高杉早苗さんと三代目市川段四郎さん(清水家と市川家)は縁戚関係にあったそうで、
夫の三代目市川段四郎さんは、高杉早苗さんとの結婚に至った経緯について、
半分恋愛で半分見合い結婚
と、語っています。
高杉早苗は結婚後は夫・三代目市川猿之助のサポートに専念していた
そんな高杉早苗さんは、結婚直前、人気絶頂だったにもかかわらず、芸能界を引退しているのですが、
実は、義理の父の二代目市川猿之助さんの希望だったそうで、結婚後は、家事に専念し、梨園の妻として夫の三代目市川段四郎さんをサポートをしたそうです。
高杉早苗と夫・三代目市川猿之助の夫婦仲は?
ちなみに、高杉早苗さんと三代目市川段四郎さんの結婚後の具体的な夫婦関係について詳細は不明ですが、
1930年代後半には、2人で台湾旅行を楽しんでいたとのことなので、夫婦仲は良かったのではと思われます。
台湾旅行中の高杉早苗さんと夫の三代目市川猿之助さん。
高杉早苗が結婚して10年後に女優復帰した理由とは?
また、高杉早苗さんは、結婚して10年後の1948年には女優に復帰しているのですが、(子供3人と)一家5人で暮らすための独立したマイホームを建てるためだったといいます。
ちなみに、一般的には、終戦後、疎開先から東京への転居費用などで借金がかさみ、梨園の妻としての行動に支障が出ない範囲という条件のもとで女優復帰したと言われていたのですが
長男の二代目市川猿翁さんによると、幼い頃、神奈川県茅ヶ崎に疎開していたそうですが、両親(高杉早苗さん夫婦)は疎開しておらず、東京に残って舞台の仕事をしていたそうなので、なぜ、このように言われているのかは、不明です。
「高杉早苗の子供は息子2人娘1人!長男は二代目市川猿翁!次男は四代目市川段四郎!」に続く
1938年、歌舞伎役者の三代目市川段四郎さんと結婚すると、結婚後は、10年間、家事と夫のサポートに専念し、3人の子供に恵まれた、高杉早苗(たかすぎ さなえ)さん。 今回は、高杉早苗さんと三代目市川段四郎さんの間に誕生した …