舟木一夫の妻との馴れ初めは？結婚に至った経緯は？夫婦仲は？

1963年、18歳の時、「高校三年生」で歌手デビューして以来、50年以上、歌手活動を精力的に続けている、舟木一夫（ふなき かずお）さんですが、プライベートでは、29歳の時、当時、女子大生だった紀子さんと結婚しています。

今回は、舟木一夫さんの、紀子さんとの馴れ初め、結婚に至った経緯、結婚後の夫婦仲についてご紹介します。

「舟木一夫は和泉雅子と｢絶唱｣他でゴールデンコンビ！私生活でも親しかった！」からの続き

舟木一夫の妻・紀子との馴れ初めは？

舟木一夫さんは、1974年4月29日、大学を卒業したばかりだった21歳の松沢紀子さんと結婚しています。

実は、1967年、舟木一夫さんが宮城県仙台市で公演を行った際、公演後に劇場の食堂で仙台地区の後援会員とのお茶会が開催されたそうですが、そのお茶会に、後援会員に連れられて来ていた、当時中学3年生だった紀子さんと出会ったそうで、

この時、舟木一夫さんは、紀子さんを一目見て、

（この人と）結婚しそうだ

と、直感的に感じたそうで、

隣に座っていたバンドリーダーのチャーリー脇野さんの耳元に、

はす向かいに座っているあの子、僕はあの子と結婚するかもしれない

と、囁（ささや）いていたといいます。

舟木一夫は妻・紀子と初対面から1年後に再会していた

そして、翌年の1968年には、舟木一夫さんが、東京・明治座で1ヶ月の座長公演を行っていた際、高校1年生になっていた紀子さんが、夏休みを利用して父方のお墓参りのため上京し、東京の知り合いの後援会員と一緒に昼の部の「坊っちゃん」を観劇に来ていたそうで、

終演後、紀子さんが、知人の後援会員とともに舟木一夫さんの楽屋を訪れたことで、2人は再会したそうですが、

この時、舟木一夫さんは、初めて、彼女の名前が「松沢紀子」であること、仙台市に住む高校1年生であることを知ったそうです。

舟木一夫が妻・紀子と結婚に至った経緯は？

初対面から3年後に結婚を前提とした交際を開始

その後、舟木一夫さんは、初対面から3年が経った1971年、自身の盛岡公演が開催された際、宮城学院女子大学の学生になっていた紀子さんに、仙台の後援会を通して連絡を取り、アプローチを開始したそうで、

公演後の休みを使って紀子さんの自宅を訪ね、初対面の紀子さんの両親に、

結婚を前提にお付き合いさせてください

と、正式に申し入れると、

サラリーマンだった紀子さんのお父さんは、突然のことで驚いたそうですが、紀子さんの意思を尊重し、交際を許してくれたそうで、舟木一夫さんは、晴れて、紀子さんとの交際を開始したのだそうです。

（舟木一夫さんは、仕事の合間を見て、紀子さんとデートを重ねたそうですが、東京でのデートの際は、紀子さんのお母さんも同伴していたといいます）

婚約会見と結納後、自身の自殺未遂により、結婚の判断を妻の家族に委ねていた

そんな中、舟木一夫さんは、1973年3月、28歳の時、紀子さん（21歳）と婚約すると、4月には結納を交わし、同年7月7日には、東京・ホテルオークラで婚約会見を行ったのですが･･･

その後、舟木一夫さんは、1973年10月29日に自殺未遂を起こしており、

正気に戻った後、お父さんを通じて、松沢家に、

婚約をいったん白紙に戻し、後はご家族の判断に従いたい

と、伝えたのだそうです。

すると、それから1ヶ月後、松沢家から、

家族会議の結果、紀子がどうしても嫁に行きたいと言っているので、お引き受け願えますか

と連絡があったそうで、

舟木一夫さんは、紀子さんに確認のうえ、結婚式を1974年4月に行うことを決めたのだそうです。

山岡荘八夫妻の媒酌により内輪だけで結婚式

こうして、舟木一夫さんと紀子さんは、1974年4月29日、東京・六本木のTSK・CCCターミナルで、作家・山岡荘八夫妻の媒酌により、結婚式を挙げたそうですが、

（山岡荘八さんは、舟木一夫さんも出演していた、NHK大河ドラマ「春の坂道」の原作者）

内輪だけの形にしようと、作曲家の遠藤実さん、作詞家の丘灯至夫さん、俳優の山内賢さんなど、本当に親しい人だけで行ったのだそうです。

舟木一夫さんと紀子さんの結婚式より。

舟木一夫と妻・紀子の夫婦仲は良好

ちなみに、結婚後、舟木一夫さんは、お互いの領域を尊重するため、

ギャラの7割を嫁さんに渡し、使途については全て任せるが、逆に自分の仕事には一切口を出さない

との不文律を作っていたそうですが、

年収が300万円以下の年もあった中、奥さんが、賃貸マンションの家賃25万円の支払ほかをやりくりしていたそうで、

舟木一夫さんは、

今日あるのはお客さんもさることながら、紀子の支えがあったからこそ

と、紀子さんへの感謝の気持を語っています。

ただ、舟木一夫さんは、紀子さんについて、

なにごとにもリアリティーがない女性で、きつい事は全部、お父さんやお姉さんがやってくれ、自分はのほほんと生きてきたんだろうなと思わせる人

とも、語っており、

2025年現在、50年以上も結婚生活が続いているのは、そんな紀子さんのふわっとしたところも、舟木一夫さんにとって、心地が良いのかもしれませんね。

「舟木一夫の子供は息子が1人！職業は医者？風雲たけし城で親子共演していた！」に続く