「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」など、橋田壽賀子さんの作品に度々出演されているほか、数多くのテレビドラマ、映画、舞台に出演されている、渡辺美佐子(わたなべ みさこ)さん。今回は、そんな渡辺さんの若い頃のことや、デビューからの出演作品を画像を交えてご紹介します。

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年齢は?出身は?身長は?本名は?

渡辺さんは、1932年10月23日生まれ、
東京都港区麻布のご出身、

身長156センチ、
体重54キロ、

靴のサイズは22.5センチ、

血液型はAB型、

学歴は、
実践女子学園高等学校卒業、

趣味は、読書、旅行、

好きなスポーツは、ゴルフ、テニス、だそうです。

俳優養成所に入所

渡辺さんは、高校生の時、学校へ行く電車の中で、偶然、憧れの俳優である、信欣三(しんきんぞう)さんを見かけたそうで、後をついて行くと、到着したのは、六本木の「俳優座」だったそうです。


映画「ひめゆりの塔」より。信欣三さん。

そして、中をのぞいていると、「俳優養成所」募集のチラシを渡されたそうで、これがきっかけで、渡辺さんは、高校卒業後、オーディションを受けられると見事合格。「俳優養成所3期生」として、俳優の道を歩むことになったのでした。

女優デビュー

その後、渡辺さんは、「養成所」を卒業すると、劇団「新人会」に入団し、1953年には、「ひめゆりの塔」で映画デビュー。


映画「ひめゆりの塔」より。

1950年代、1960年代は、映画を中心に活動し、1964年には、NHK大河ドラマ「赤穂浪士」でテレビドラマデビューも果たされます。


「赤穂浪士」より。

そして、1969年、「新人会」を退団すると、同年、「新人会」の元団員たちと演劇集団「兆」を結成。

ただ、その年のうちに「兆」は解散されたようで、以降、フリーとなられ、映画、テレビドラマ、舞台と、数多くの作品に出演されています。

出演作品(映画)

それでは、ここで、渡辺さんの主な出演作品をご紹介しましょう。

映画では、

1953年「ひめゆりの塔」
     「健児の塔」 
1956年「逆光線」
     「肉体の密輸」
     「泣け!日本国民 最後の戦闘機」
     「飢える魂」
     「続・飢える魂」


「ひめゆりの塔」より。左が渡辺さん。

1957年「哀愁の園」
     「女子寮祭」
     「街燈」
     「今日のいのち」
     「殺したのは誰だ」
     「素足の娘」
     「誘惑」
     「美徳のよろめき」
     「峠」
     「十代の罠」


「誘惑」より。

1958年「果しなき欲望」
     「白い悪魔」
     「佳人」
     「陽のあたる坂道」
     「四季の愛欲」
     「運河」
     「風速40米」
     「青い乳房」
     「危険な群像」
     「獣のいる街」


「陽のあたる坂道」より。

1959年「ギターを持った渡り鳥」
     「傷痕の掟」
     「第三の死角」
     「実いまだ青し」
     「仮面の女」
     「才女気質」 
     「絞首台の下」
     「若い豹のむれ」
     「その壁を砕け」
     「0番街の狼」
     「人形の歌」
     「硫黄島」
     「われらの時代」
     「銀座旋風児」
     「危険な女」


「絞首台の下」より。渡辺さんと長門裕之さん。

1960年「口笛が流れる港町」
     「13号待避線より その護送車を狙え」
     「邪魔者は消せ」
     「静かな脱獄者」
     「男の怒りをぶちまけろ」
     「十六歳」
     「あした晴れるか」
     「武器なき斗い」

1961年「大出世物語」
     「破れかぶれ」
     「あいつと私」
     「百万弗を叩き出せ」

1962年「私は二歳」
     「男と男の生きる街」
     「人間」
     「人間狩り」
     「気まぐれ渡世」 
     「からみ合い」
     「しろばんば」
     「若者たちの夜と昼」
     「雲に向かって起つ」
     「目をつぶって突っ走れ」
     「零戦黒雲一家」
     「東京アンタッチャブル」
     「あの橋の畔で」第1部、第2部


「人間狩り」より。渡辺さんと長門裕之さん。

1963年「武士道残酷物語」
     「真田風雲録」
     「一心太助 男一匹道中記」
     「競輪上人行状記」
     「野獣の青春」
     「残酷の河」
     「アリバイ」
     「夜霧のブルース」
     「丘は花ざかり」


「野獣の青春」より。宍戸錠さんと渡辺さん。

1964年「第三の忍者」
     「紫右京之介 逆一文字斬り」
     「帰郷」
     「人間に賭けるな」
     「怪談」
1965年「美しさと哀しみと」
     「冷飯とおさんとちゃん」
     「夜の勲章」
     「異聞猿飛佐助」
1967年「大奥㊙物語」
     「解散式」
     「華岡青洲の妻」

1970年「おさな妻」
1973年「忍ぶ糸」
1977年「悪魔の手毬唄」
1981年「典子は、今」
1982年「TATTOO<刺青>あり」

1989年「開港風雲録 YOUNG JAPAN」
1990年「つぐみ」
1993年「月光の夏」
2000年「顔」
2001年「アカシアの道」

2003年「さよなら、クロ」
2005年「いつか読書する日」
2007年「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」
2008年「凍える鏡」
     「歓喜の歌」

2009年「ウルトラミラクルラブストーリー」
2012年「しあわせのパン」
     「果てぬ村のミナ」
2013年「舟を編む」
2016年「続・深夜食堂」
2019年「誰がために憲法はある」
     「いのちスケッチ」


「いのちスケッチ」より。佐藤寛太さんと渡辺さん。


「続・深夜食堂」より。渡辺さんと不破万作さん。

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出演作品(テレビドラマ)

テレビドラマでは、

1964年 NHK大河ドラマ「赤穂浪士」
     「ただいま11人」
1966年 NHK大河ドラマ「源義経」
1967年「みだれがみ」
1970年「大坂城の女」


「みだれがみ」より。

1971年「鬼平犯科帳」第2シリーズ 第11話
1972年「木枯し紋次郎」第2シリーズ 第2話
1973年「赤ひげ」第15話
     「恐怖劇場アンバランス」第1話
     「追跡 第4話「天使の棄児」
      ポーラテレビ小説「愛子」

1975年「はぐれ刑事」第6話
     「赤い疑惑」
1976年「絹の家」
1976年 NHK連続テレビ小説 「火の国に」
1977年「東芝日曜劇場 / 二階」
     「ムー」
1978年「ムー一族」


「ムー」より。

1980年「竹とんぼ」
     「虹子の冒険」
1982年「松本清張の黒革の手帖」
1983年 NHK連続テレビ小説「おしん」
     「大奥」第4話-第11話


「おしん」より。

1984年「大家族」
1985年 NHK連続テレビ小説「いちばん太鼓」
1987年「ドラマ女の手記「定年当日の離縁状」
     「現代恐怖サスペンス / お望み通りの死体」

1988年「京大アメリカンフットボール部誕生秘話 君に涙は似合わない」
1989年「華岡青洲の妻」
     「アイラブユーからはじめよう」
1991年「代表取締役刑事」第23話
1993年「はぐれ刑事純情派スペシャル版 第6シリーズ」第1話
     「はぐれ刑事純情派」

1994年 NHK連続テレビ小説「春よ、来い」
1995年「阿部一族」
1997年 火曜サスペンス劇場 「転勤判事」
2001年「人間の証明2001」
     「土曜ワイド劇場 / 京都殺人案内(24)」

2002年「サイコドクター」
2003年「はぐれ刑事純情派」
2003年 火曜サスペンス劇場 「弁護士・高林鮎子スペシャル31 寝台特急トワイライトエクスプレスの罠」
2004年「渡る世間は鬼ばかり」
2005年「ハルとナツ 届かなかった手紙」
     「WATER BOYS 2005夏」

2009年「お買い物〜老夫婦の東京珍道中」
2010年「ペーパー離婚〜娘の結婚VS親の離婚〜」
2011年 NHK連続テレビ小説「おひさま」
2012年「家で死ぬということ」
     「猫弁 〜死体の身代金〜」


「お買い物〜老夫婦の東京珍道中」より。渡辺さんと久米明さん。


「家で死ぬということ」より。渡辺さんと高橋克典さん。

2013年「新春ワイド時代劇 / 白虎隊〜敗れざる者たち」
     「ハンチョウ〜警視庁安積班〜 シリーズ6」第4話
2014年「第37回創作テレビドラマ大賞「希望の花」
     「なるようになるさ。 第2シリーズ」
2015年「2030 かなたの家族」
2016年「戦艦武蔵」
     「プリンセスメゾン」
2019年「マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜」


「マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜」より。

ほか、数多くの作品に出演されています。

「渡辺美佐子の一人芝居「化粧 二幕」に京セラ稲盛和夫も援助していた!」に続く

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