2007年頃から写真家としての活動を始められると、雑誌、テレビ、CDジャケット、コンサート撮影など、様々な分野で活動されている、大杉隼平(おおすぎ しゅんぺい)さん。2011年からは東日本大震災で被災した子どもたちの支援活動も積極的に行われています。


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年齢は?

大杉さんは、1982年8月28日生まれ、
東京都のご出身、

趣味は、
サッカー、映画鑑賞、旅、

お父さんは、
俳優の、故・大杉漣さんです。

写真家として

大杉さんは、2004年、22歳の時にロンドンへ渡られると、
ロンドン芸術大学で写真とアートを学び、2008年頃帰国。

帰国後は、写真家のアシスタントを経て、
お父さんである大杉漣さんの所属事務所「ザッコ」に所属し、

以降、雑誌、テレビ、CDジャケット、コンサート撮影、
広告、WEB、カタログ、有名人のポートレート撮影など、
幅広い分野で活動されています。
(俳優としては活動されていないようです。)

「my dear smile~笑顔のつづき~」で2000人の空をひとつに

ところで、大杉さんは、2011年10月、
東日本大震災の被災地の子どもたちの支援を目的とした、
写真展「my dear smile~笑顔のつづき~」
を開催されているのですが、

中でも目玉となったのが、約2000人が撮影した、
9月11日の空の写真をつなぎ合わせた一枚の写真でした。

実は、大杉さんは、2011年6月、東日本大震災の、
被災地を訪れた際に撮影した写真展を開催されると、

その収益を、ご自身が監事を務める、
「NPO法人奄美大島自然体験学校」に義援金として寄付し、
同年8月に福島県南相馬出身の子どもたち24人を、
奄美大島に無料招待されているのですが、

現在もなお、空の下で自由に遊べない状態が続いている、
南相馬や福島の子どもたちが、奄美大島の空を見て、
「キレイ」と言い、放射能を気にすることなく、
青空の下、思いきり遊んでいたそうで、

それを聞いた大杉さんは、
「空の写真を集める」という企画を思いつき、

震災から半年後の9月11日の空の写真を、
撮って送ってくれるようSNSを通して呼びかけると、

国内はもちろん、イギリス、東南アジアなど、
なんと、約2000人から写真が送られてきたそうで、

大杉さんは、その後、その写真を一枚につなぎ合わせ、
被災地の子どもたちに届けられたのでした。

(その後、大杉さんは、震災から1年後の空を集め、
 ひとつにしたものも、先ほどの写真とともに、
 岩手県、宮城県、福島県、茨城県に寄贈されたそうです。)

大杉さんは、後に、その時のことを振り返り、

子どもたちが奄美大島の空を見て『キレイ』と口にしたんです。
南相馬をはじめ福島の子どもたちは、
今、いますよね。

そこで何とか空を子どもたちにプレゼント出来ないかと考え、
震災後から半年後の9月11日の空を皆に撮ってもらい、
それを届けたい、皆の思いは同じ空の下で繋がっているんだ、
という気持ちを伝えたいと思ったんです。

200~300人ぐらい届けば・・・と考えていたんですけど、
メールをチェックしたら約2000人から、
ダーッと写真が届いていて驚きました。
写真のダウンロードだけでも、5時間かかりましたからね(笑)

と、おっしゃっています。

写真展

それでは、ここで、
大杉さんの写真展についてご紹介しましょう。

2007年「Good night and Good Luck」London
2008年「旅の軌跡」
2009年「父が見つめる先へ」
     「光と影」

2011年「SHUMPEI OHSUGI PHOTO EXHIBITION」
     「my dear smile-笑顔のつづき-」

2012年「日常と非日常 私のもとへ帰って、もう一度愛してほしい」
     「日常と非日常 -1年経って思い出したあの日-」

2013年「Artisan&Artist」
     「佐村河内守交響曲第1番≪HIROSHIMA』の世界展」

2018年「a second after -記憶の続き-」(3月予定)







画像は、大杉さんのツイッターにアップされていたものですが、
本当にどれも美しい写真ばかり。

機会があれば、
写真展も是非行ってみたいものです♪

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テレビ出演

ちなみに、現在の大杉さんですが、

2012年には、テレビ番組「ミ・ラ・イ」で、
2004年に大地震と津波の被害にあった、
インドネシア、スマトラ島の災害後の状況を紹介する、
レポーターとしてテレビ出演もされているほか、

2018年1月からは、ドラマ仕立ての旅番組、
「イロ・ドリ・とりっぷ」でカメラマン役を演じ、

今や「SNS」に欠かせないアイテムとなった写真を、
きれいに撮る方法を解説されるなど、
写真家としてのスキルを活かした活動もされています。

「ミ・ラ・イII~小さな希望たちの讃歌(アンセム)~」より。

さて、いかがでしたでしょうか?

大杉さんは、お父さんの大杉漣さんとの仲も良好で、
2018年2月13日には、

写真展の額作り。今回も額は親父が手作り。
忙しい中、本当に感謝!!

と、ツイートされていたのですが、

その大杉漣さんが、
それから一週間後の2月21日に急逝。

あまりにも急なことで、とても、
すぐには受け止めることは出来ないことでしょう。

大杉漣さんのご冥福と、一日も早く、
隼平さんがそのショックから立ち直れますように、
お祈りしています。

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