小学1年生の時、島倉千代子さんのショーを見て歌手を志すと、1973年、15歳の時には、「かくれんぼ」でアイドル歌手デビューを果たした、石川さゆり(いしかわ さゆり)さんですが、当初は、同時期にデビューした、森昌子さん、山口百恵さん、桜田淳子さんらの人気に押され、脚光を浴びることはありませんでした。


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年齢は?出身は?身長は?本名は?

石川さんは、1958年1月30日生まれ、
熊本県飽託郡飽田村(現・熊本市南区)のご出身、

身長155センチ、

血液型はA型、

本名は、
石川 絹代(いしかわ きぬよ)、

学歴は、
⇒飽田東小学校
⇒横浜市立城郷中学校
⇒堀越高等学校卒業

趣味は、
かんざしの収集、着物の収集(100着以上所有)

だそうです。

石川さん(左)とお母さんの様子さん

少女時代、島倉千代子のショーを見て歌手に憧れる

石川さんは、小学1年生の時、地元熊本の水前寺体育館で、
島倉千代子さんの歌謡ショーを見て感動し、
歌手を夢見るようになったそうで、

生まれて初めて見る歌謡ショー、幕が上がった瞬間から、
私の目はステージに釘付けになってしまいました。

そこはまったく別世界でした。

色とりどりの鮮やかなライトにつつまれ、
着物姿でマイク片手に立つ島倉さん。

その紫色の着物をいまもはっきりと覚えているほどです。
とても綺麗だった。

私も、あそこに立ち、ライトを浴びて歌いたい...

と振り返っておられるのですが、

石川さん(左)と9歳下の弟の裕章さん。

その後、石川さんが小学5年生の時、
お父さんが運転士として務めていた熊本市電が廃止となったそうで、

新しい職を探さなければならなくなったお父さんは、
娘のさゆりさんが歌手になりたがっていることを知っていたこともあり、

できることなら、娘の夢をかなえさせてやりたい

と、一家で横浜に転居。

こうして、石川さんは、
神奈川県相模原市にあった「賀川晴雄音楽教室」に、
週2回、電車に乗って通い始めたのでした。

ただ、決して楽ではない都会の生活の中で、
ご両親が月謝代5千円を捻出してくれていたことを知ると、

自分の月謝は自分で働いて作ろう

と、牛乳配達のアルバイトをすることを決意。

夜が明ける前に起きて、牛乳瓶を詰め込んだ布袋を抱え、
団地やアパートなどを1本1本配り歩いてお金を稼ぎ、
歌のレッスンに通い続けられたそうです。

(一日の配達量は100本で、朝5時には、
 全部配り終えていなければならなかったそうです)

「ちびっこ歌謡曲大会」で優勝~子役でデビュー

そして、歌のレッスンに通い始めて、
4年が経った中学3年生の夏(1972年)、

フジテレビ系「ちびっこ歌謡曲大会」に出場すると、
あれよあれよと、1次、2次審査を通過し、
チャンピオン大会に出場されると、見事優勝。

(もともと石川さんは出場するつもりはなかったそうですが、
 出場するはずだった歌謡教室の友達が田舎に帰ることになり、
 欠場したため、代理での出場だったそうです)

すると、その数日後、フジテレビのプロデューサー、
岡田太郎さんと千秋輿四夫さんから、

ドラマに出てみないか

と、スカウトされたそうで、

私、歌手になりたいんです

と、その話を断ろうとするも、

ドラマに出るのもひとつの勉強だよ

と、説得され、しぶしぶ了承。

同年、連続ドラマ「光る海」で、
沖雅也さんの妹役で女優デビューされたのでした。

「光る海」より。当時14歳の石川さん。

「かくれんぼ」でアイドル歌手デビュー

しかし、その後、「ちびっこ歌謡曲大会」のチャンピオン大会で歌った、
「船頭小唄」を聴いて、石川さんの才能に目をつけていた、
ホリプロにスカウトされ、1973年1月にホリプロに所属されると、

「ホリプロ」は歌謡界の大手プロダクションだったことから、
 ようやく憧れの歌手になれると、天にものぼる気持ちだったそうです)

同年3月25日には、ファーストシングル「かくれんぼ」で、
念願のレコードデビュー(アイドル歌手として)。

「かくれんぼ」

また、デビューコンサートは、
石川さんが島倉千代子さんの歌謡ショーを見て感動した、
地元熊本の水前寺体育館で行われたそうで、

ドラマに出たおかげもあり、会場には、
2500人ほどのお客さんが来てくれるなど、
とても恵まれたデビューとなったのでした。

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森昌子・山口百恵とともにホリプロ3人娘として売り出されるも・・・

そして、その後、石川さんは、同時期にホリプロからデビューした、
森昌子さんと山口百恵さんとともに、「ホリプロ3人娘」として、
華々しく売り出されるのですが、

(左から)山口百恵さん、森昌子さん、石川さん。

(森さんと山口さんは、人気オーディション番組「スター誕生!」の出身)

森さんと山口さんが、同じ「スター誕生!」出身の桜田淳子さんと、
「花の中三トリオ」として脚光を浴び始めると、

(左から)山口百恵さん、森昌子さん、桜田淳子さん。

一人取り残された石川さんは、漫才の青空球児さん・好児さん、
藤正樹さんと一座を組んで、地方の旅回りをする日々を送ることに。

ただ、地方での「石川さゆりショー」の会場は、
いつもガラガラだったそうで、

石川さんは、

昌子ちゃんや百恵ちゃんたちが次々にヒットをとばし、
毎日テレビで歌っている姿を、巡業先の楽屋や旅館で見ていて、
口惜しくなかったといえぱウソになります。

でも、いつかは私にもチャンスがくる。
それまでにうんとカをたくわえておこう。

そう思いながら、
どんなにお客さんの少ない会場でも一生懸命歌いました。

と、当時の気持ちを明かされています。

「石川さゆり!結婚は?娘?津軽海峡冬景色!椎名林檎と?ルパンも!」に続く

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