リリアン！タレント！現在は？胃がん？グランシャトーCM！たかじんと？

１９８０年代頃、大阪の北新地にゲイバー「マダムリリアン」をオープンさせると、その芸人顔負けのトークで人気を博した、リリアンさん。その後、親友だったやしきたかじんさんの番組を中心に出演されるなど、関西ローカルで活躍されるのですが、１９９４年、「胃がん」が発覚します。

年齢は？出身は？身長は？本名は？

リリアンさんは、１９５０年１０月１２日生まれ、
大阪府河内長野市のご出身、

本名は、
下左近信吉（しもさこんのぶよし）で、
芸名は手芸の「リリヤン」が由来だそうです。

若い頃は？

リリアンさんは、もともと、板前を目指していたのですが、
断念して、２０歳から六本木のショーハウスで働き始めると、

当時流行っていた「キャンディーズ」や「ピンクレディー」を、
面白おかしく当て振りして、人気を博していたそうで、

その後、いつ頃かは不明ですが、大阪・北新地に、
ゲイバー「マダムリリアン」をオープン。

スタッフは、きれいなニューハーフだけでなく、
見た目が普通に男性のゲイも在籍していたそうですが、

お客がそのおもしろさに笑い転げるほどの、
芸人顔負けのリリアンさんのマシンガントークで、
お店は繁盛していたそうです。

（ただ、お店は２００６年、リリアンさんの意向で閉店）

関西ローカルでたかじんらと共演

そんなリリアンさんは、
やしきたかじんさんと親友だったそうで、その関係から、

「板東英二金曜生BAN BAN」（MBSラジオ）
「新・たかじんが来るぞ」
「たかじんnoばぁ～」
「晴れ時々たかじん」
「聞けば効くほどやしきたかじん」
「ミエとリリアンの丁々発止！」（ラジオ関西）
「ノックは無用!」（出演タレントの都合が悪い時、ピンチヒッターとして）

など、関西のローカル番組やラジオ番組にレギュラー出演されると、
オネエキャラでたちまち人気者に。

そして、１９８５年に「阪神タイガース」が優勝すると、
「阪神タイガースの優勝を知らない子供たち」で歌手デビューも果たし、

「阪神タイガースの優勝を知らない子供たち」

歌番組「ザ・ベストテン」や、バラエティ番組「オレたちひょうきん族」
などにも出演するなど、関西の枠に収まらない活動も展開されたのでした。

（翌年の１９８６年には、２枚目のシングル、
「阪神が負けたというのに」をリリースされています）

「阪神が負けたというのに」

「京橋グランシャトービル」CM

その後、１９８９年には、「大島屋海苔」のCMに出演され、

巻きます、手巻で。

のフレーズでお茶の間でおなじみとなると、

１９９０年以降は、「京橋グランシャトービル」
のCMキャラクターを務められ、

（「グランシャトービル」の社長・林宗恩さんが「マダムリリアン」を訪れた際、
リリアンさんと意気投合したのがきっかけで、リリアンさんを起用されたそうです）

「浦島太郎編」
「シマウマ編（サウナ）」
「カラオケ編（リリアン出演なし）」
「カップル編」
「上司と部下編」
「インド人 → 中国人編（シャトー飯店）」
「花魁篇（シャトー飯店）」
「ちんどん屋編」

と、様々なかぶりものバージョンに出演され、
関西なら誰でも知っている話題のCMとなっています。

ちなみに、「大阪近鉄バファローズ」の最後の監督で、
現在は野球評論家の梨田昌孝さんが出演されている、
映画予告風ヴァージョンもあるのですが、

CMの最後には、もちろん、
リリアンさんが登場されています♪

胃がん

しかし、１９９４年、４２歳の時に、
「胃がん」が判明すると、

胃を全摘出する手術を受けられ、
その後は、療養のため、芸能界から遠ざかってしまいます。

現在は？

ただ、２００８年６月には、たかじんさんが自身の番組で、
リリアンさんが、再び北新地に「マダムリリアン」
をオープンしたことを伝えられると、

２０１３年には、「グランシャトーの天気予報」のCM、
２０１４年には、「たかじんの胸いっぱい」
２０１５年には、「桃色つるべ～お次の方どうぞ～」
２０１７年には、「５時に夢中！」内「追跡！ベスト８」

「５時に夢中！」より。

とテレビにも登場されるほか、
闘病体験を中心とした講演会の講師にも招待されています。

ちなみに、リリアンさんは、

ホントに死にかけましたけど、
逆に胃がんになって助けられたと思っています。

病気になって命拾いしたと思っているくらいですからね。
あのままお酒もタバコも続けていたら確実にもっと早く死んでいました。

一回死にかけてみると健康のありがたさがわかりますよ。
ほんとに死にかけたときはタバコもお酒もやめられてしまうもんですよ。

その経験があるから、今仕事がものすごく楽しいですね。
仕事を人生にすると楽しくなりますよ。
仕事をしているからこそ休暇も楽しくなりますし。
６０歳過ぎてからが人生ですよね。

と、語っておられました。