ステージでは、ブラックのボウタイにタキシードという正装で歌う姿がダンディな、ジェリー藤尾(ジェリー ふじお)さん。そのルックスと染み渡るような穏やかな歌声からは想像できませんが、若い頃は、愚連隊「三声会」の用心棒をするほど、喧嘩が強かったそうです。そんなジェリーさんの武勇伝をご紹介しましょう。

「ジェリー藤尾の娘が元嫁の渡辺友子との泥沼離婚劇の真相を告白!」からの続き

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ナイフで襲われるも素手で反撃

ジェリーさんは、1962年2月、東芝レコードでの吹込みを終えると、マネージャーの曲直瀬信子(まなせ のぶこ)さんら3人と、港区・麻布にあるクラブ「志満」でお酒を飲んでいたのですが、突然、若い男に呼び出されると、50メートル先に連れて行かれ、ナイフで切りつけられてしまったそうです。

ところが、この時、ジェリーさんは、素手で反撃。相手に全治10日のケガを負わせたのでした。

ちなみに、ジェリーさんは、その後、タクシーで、顔を血だらけにしながら、

救急車を呼んでくれ

と、麻布署六本木交番駆け込み、古川橋病院に運ばれたそうで、目の上と首の左側に全治2週間のケガを負われたということです。

ちなみに、当初、ジェリーさんは、この男について、

花房のダチ公にやられた

と、主張していたのですが、

(「花房」とは、美空ひばりさんの末弟で歌手の花房錦一さんのことで、この日、ジェリーさんと一緒に飲んでいたといわれています)

後に、大日本興業(暴力団)の石松という人が自首し、「態度が生意気」だという理由でジェリーさんを襲ったことを自白。ただ、ジェリーさんも、相手にケガを負わせたことで、書類送検されてしまったのだそうです。

ナイフで襲ってきたヤクザ相手に素手で立ち向かうとは・・・ジェリーさん凄すぎです。

ヤクザ3人を返り討ちに

また、ジェリーさんは、「ジャズ喫茶」の仕事からの帰り道に、3人のヤクザに絡まれたことがあったそうですが、この時も、相手の肋骨3本、前歯4本をへし折るという返り討ちを浴びせています。

ただ、ジェリーさんは、直後に現場に駆けつけた警察により、「過剰防衛」の容疑で逮捕されてしまったそうです。

(「過剰防衛」て、ヤクザ3人相手に手加減してたら、死んでまいますやん)

作曲家、曽根公明の証言

ちなみに、作曲家の曽根公明さんは、ジェリーさんの喧嘩の強さについて、

芸能界で一番の猛者はなんといってもジェリー藤尾だよ、「中央線の鬼」と怖れられていた。

ジェリー藤尾の前では、あのウドの大木(安岡力也さんのこと)が情けないくらい小さくなってた。

チョン公(原文ママ)もやくざも一目置く存在でとにかく素手ではかなう相手がいなかった。

と、証言されています♪

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現在は病気で老人ホーム?

そんなジェリーさんも、寄る年波には勝てず、2010年、70歳の時には、すでに結婚して家を出た娘たちの世話になることを嫌い、千葉市内にある老人ホームに移り住まれたそうです。

その後、情報がないことから、その老人ホームで過ごされていることと思われ、「病気では」との噂もちらほら出てきていたのですが・・・

2019年4月のテレビドラマ「やすらぎの刻(とき)~道」(「やすらぎの郷」の続編)への出演が決定。

病気なんていう噂はデマだったようですね。

波乱万丈の半生を送られたジェリーさんが、どんな円熟味を増した演技を披露してくれるのか、今からとても楽しみです!!

「ジェリー藤尾の生い立ちは?若い頃は遠くへ行きたい!出演作品は?」

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