1994年、「チェンジリング」で初舞台を踏んで以来、小劇場などでの舞台、映画、テレビドラマに出演するほか、舞台のプロデュースも手掛けるなど、女優の枠にとらわれず、幅広く活動している、松本紀保(まつもと きお)さん。今回は、そんな紀保さんの出演作品とプロデュースした作品を画像を交えてご紹介します。

「松本紀保は若い頃に舞台「チェンジリング」で女優デビューしていた!」からの続き

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「海と日傘」で初のプロデュース公演を手掛けていた

紀保さんは、2014年、「海と日傘」というお芝居で、初めてプロデュースを担当しているのですが、2009年頃、何か戯曲を読んでみようと思い検索した際、「海と日傘」がヒットし、タイトルがとても気になって取り寄せたのがきっかけだったそうです。

ただ、その時は、「いつかこの作品に出演したい」と考えていたものの、自身が公演をプロデュースするとは全く考えていなかったそうです。

それでも、紀保さんの周囲では、同年代の人たちのプロデュース公演が多くなってきたほか、周りから、「そんなにやりたい気持ちがあるのなら、自分でプロデュース公演を打つという形でやったらどう?」などと言われ、背中を押されて、やってみようかなという気持ちになったそうで、

紀保さんは、

いやあ~、本当にいろんなことが積み重なっているんだなと痛感しました。劇場決め、役者の出演交渉、上演許可などなど。そしてチラシ作成。夏は(当時出演していた別の)公演の稽古のあと、夜中にデザイナーさんと会ってやりとりをしてました。

だからこそというのもなんですが、とても素敵なチラシができたと思っています! とにかく初めてのことばかりで、パンパンになったりしましたが、それ以上に楽しくて。芝居づくりとはこういうことなのだと改めて思いました

と、語っています。


海と日傘

プロデュース公演第2弾は「Farewell(フェアウェル)」

また、当初、プロデュース公演は1回限りの予定だったそうですが、公演をやり終えた後、せっかくなら、続けられる限りは続けていこうと思ったそうで、

2018年には、プロデュース公演第2弾として、妻からの一方的な申し出で離婚した夫婦を中心に、一筋縄ではいかない大人の人間模様を描いたオリジナル作品「Farewell(フェアウェル)」を手掛けています。

ちなみに、プロデュース公演第2弾を上演するにあたり、まず、紀保さんは、「海と日傘」への出演オファーで知り合った、松本哲也さんに書き下ろしをお願いし、

(「海と日傘」での出演オファーの際、松本さんが自分でも「小松台」という劇団を主宰しており、作・演出をしていると聞いて観に行ったことがきっかけだったそうです)

せっかくなら、松本さんが主宰する劇団「小松台」とは違ったものがいいと思い、その時に思い浮かんだのが、ミュージカル映画「NINE」(2009)とその原作となった映画「8 1/2」(1963)の2本の映画だったそうで、

紀保さんは、

私の印象として、松本さんは兄妹とか父娘というような、近しい間柄にある男女の心の機微みたいなものを書くのが上手だなと思っていたので、今回はもうちょっと踏み込んだ、肉親以外の大人の男女の関係を、男の人を主軸に書いてもらえたらなと。

『ふたりの5つの分かれ路』という、ある夫婦の関係を離婚から出会いへと遡りながら描いていくフランス映画(2004年フランソワ・オゾン監督)の話もしましたね

と、語っています。

出演作品(映画)

それではここで、紀保さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。

映画では、

1998年「四月物語」
2020年「コンプリシティ/優しい共犯」


「コンプリシティ/優しい共犯」より。(左から)ルー・ユーライさん、紀保さん、藤竜也さん。

出演作品(テレビドラマ)

テレビドラマでは、

2000年「明日を抱きしめて」
2004年「竜馬がゆく」
     「それからの日々」
2006年「信長の棺」

2011年「浅見光彦シリーズ42」
2012年「浅見光彦シリーズ44」
2017年「警視庁捜査一課9係」
2019年「HE GOOD WIFE/グッドワイフ」第2話


「浅見光彦シリーズ42」より。

出演作品(バラエティ)

バラエティでは、

1997年「土曜元気市」※司会
2007年「街浪漫 奥浜名湖ハートフルメモリー」
2013年「永遠の日本~白川義員・日本人の魂を育てた風景を撮る~」※ナレーション

出演作品(舞台)

舞台では、

1994年「チェンジリング」
1995年「近代能楽集 葵上」/「斑女」
1998年「ヴェリズモ・オペラをどうぞ!」
1999年「マトリョーシカ」
2000年「OUT」


「ヴェリズモ・オペラをどうぞ!」より。紀保さんと二代目松本白鸚さん。

2001年「夏ホテル」
     「ヴァニティーズ」
2000~2002年、2012年「ラ・マンチャの男」
2003年「青ひげ公の城」
2005年「トランス elder version」


「ラ・マンチャの男」より。石鍋多加史さんと紀保さん。

2006年「シェークスピアの女たち」※リーディング
2007年「シェークスピア・ソナタ」
     「艶は匂へど・・・」
     「殺人者」
2009年「jam」

2010年「動かない生き物」
2011年「デンキ島~白い家篇~」
     「ア・ソング・フォーユー」
2013年「治天ノ君」


「治天ノ君」より。西尾友樹さんと紀保さん。

2014年「廃墟の鯨」
     「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」
     「グレイトハンティング」
2016年「モグラ」
2020年「タブーなき世界 そのつくり方」
2021年「ジュリアス・シーザー」
2023年「彼女も丸くなった」


「タブーなき世界 そのつくり方」より。羽杏さんと紀保さん。

ほか、数多くの作品に出演しています。

プロデュース作品(舞台)

また、プロデュースも、

2014年「海と日傘」
2018年「Farewell(フェアウェル)」


「Farewell(フェアウェル)」より。

と、手掛けています。

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受賞歴

そんな紀保さんは、

「治天ノ君」で「2013年度讀賣演劇大賞 女優部門優秀賞」を受賞しています。

「松本紀保の夫・川原和久との馴れ初めは?子供は?」に続く

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