「大戦隊ゴーグルファイブ」(1982)や「科学戦隊ダイナマン」(1983)などのスーパー戦隊シリーズで人気を博した、春田純一(はるた じゅんいち)さん。人気アニメ「NARUTO」の登場人物「マイトガイ」のモデルになったといわれるほど、熱いアクションを披露される一方で、1980年後半からは、つかこうへいさんの劇団で本格的な演技のレッスンを積み、つかさんの舞台では欠かせない存在となられました。

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年齢は?出身は?身長は?本名は?

春田さんは、1955年3月17日生まれ、
福岡県北九州市のご出身、

身長174センチ、
体重69キロ、

血液型はAB型、

趣味は、
スキー、体操、

特技は、
乗馬、アクション、九州弁、

ちなみに、本名は春田三三夫(はるた みさお)です。

千葉真一の「ジャパンアクションクラブ(JAC)」でスタントマン

春田さんは、「キイハンター」千葉真一さんに憧れ、1970年に高校を中退されると、千葉さんが主宰する「ジャパンアクションクラブ (JAC)」の第1期生として入団。

本名の「春田三三夫」名義で、スタントマンやスーツアクターとして、千葉さんの主演作や特撮番組に出演されます。

(1975年の映画「仁義の墓場」では、当時最も高い記録だった15メートルのダイビングを敢行されています)

「太陽戦隊サンバルカン」「大戦隊ゴーグルファイブ」など戦隊モノで活躍

そして、1978年には、千葉さんに名付けてもらった芸名「春田純一」名義で、時代劇「柳生一族の陰謀」のハヤテ役で、俳優としてテレビドラマデビューされると、


「柳生一族の陰謀」より。(左から)真田広之さん、春田さん、福本清三さん。

その後も、

1979年「メガロマン」
     「バトルフィーバーJ」

1980年「電子戦隊デンジマン」
     「太陽戦隊サンバルカン」

1982年「大戦隊ゴーグルファイブ」
1983年「科学戦隊ダイナマン」


「大戦隊ゴーグルファイブ」より。ゴールデンブラック(黒田官平)に扮する春田さん。


「科学戦隊ダイナマン」より。ダイナブラック(星川竜)に扮する春田さん。

など、スーパー戦隊モノに立て続けに出演され、

1980年の「服部半蔵 影の軍団」では、伊賀忍者・喜平次役を演じられると、千葉さんとともに、アクロバティックな殺陣を披露されたのでした。


「服部半蔵 影の軍団」より。

つかこうへい劇団に参加

また、春田さんは、「JAC」のメンバーとして活動される一方で、1989年頃には、つかこうへいさんの劇団にも参加して、俳優としてのキャリアを積み、つかさんの舞台になくてはならない存在になっていくと、

次第に、アクションスターから性格俳優へと転身し、戦隊モノではない、数多くのテレビドラマや映画、舞台に出演。

(※性格俳優とは、劇中の人物の性格を巧みに演じたり、個性のある役を得意とする助演俳優)

2003年には、30年在籍した「JAE(旧・JAC)」を退団されると、「グランパパプロダクション」へ移籍。2019年には、「グランパパプロダクション」からも独立し、「株式会社オフィスライスフィールド」を設立されています。


つかこうへい「飛龍伝’94」のパンフレットより。左下が春田さん。(左上は筧利夫さん、右は石田ひかりさん。)

現在は「烏、蟷螂。」で映画監督も

そして、2016年頃からは、つかこうへいさんの作品を中心に、舞台の演出も手がけられるようになると、2018年には、「烏、蟷螂。(カラス、カマキリ)」で、映画監督としてもデビュー。


「烏、蟷螂。」

女優の大下順子さん(神戸の劇場「シアター・エートー」支配人)から監督を依頼されたことがきっかけだったそうで、春田さんが「大人もの」を提案したことで、春田さんと大下さんが夫婦愛を演じる作品となったのだそうです。


大下順子さんと春田さん。

春田さんは、この作品について、

台本がないとか、現場でシーンを作っていったりとか、エチュード(即興)的に演出して役者さんにしゃべらせたりとか、テストもなく一発本番の長回しとか。実験的、ドキュメント的な方法で撮影しました。

と、おっしゃっており、舞台で培った手法を映画に取り入れられたようですね。

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元嫁は「デジピンク」?

そんな春田さんの気になるプラベートですが、春田さんは、2度結婚をされているようで、最初の奥さんは、モデルの弓あきら(旧芸名・小泉あきら)さんだと言われています。

というのも、お二人は、特撮ドラマ「電子戦隊デンジマン」での共演で知り合されたそうで(弓さんは、「デンジピンク」として出演)、

コアなファンの方によると、1988年、春田さんは、「テレビマガジン特別編集・スーパー戦隊大全集」のインタビュー記事で、

デンジピンク役の小泉あきらが奥さん

とおっしゃっていたのだとか。


「デンジピンク」時代の小泉あきらさん。

ただ、その後、

1999年の、JACの舞台メイキングビデオの中では、

春田さん結婚はいつ頃なさるんですか?

という質問があったり、

2000年の舞台のパンフレットには、

プライベートでは独身の春田さんには・・・

との記載があったことから、

1988~1996年の間に、弓さんと離婚されたのでは、と言われています。

また、つかさんの劇団の人の話では、飲み会でのつかさんのイジりなどから、2002年までは独身と思われますが、2003年頃になると、どんなに夜遅くなってもタクシーで家に帰ったり、事務所を変わられたりと、変化が目に見えて現れているので、再婚されたのでは・・・とのこと。

ただ、それ以上、詳しいことは分かりませんでした。

さて、いかがでしたでしょうか。

演出家として活動を続けながらも、2018年には、「熱血春田塾」を神戸で開校されるなど、活動の幅を広げられている春田さん。

近年、「日本の戦隊シリーズ」は海外でも人気が高いので、是非これからも、アクション俳優として培った技術を多くの人に伝えていってほしいですね。

応援しています!!

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