幼少期から母親に虐待を受け、摂食障害にまでなり、一時、芸能活動を休止されていた、遠野なぎこ（とおの なぎこ）さんですが、３年ぶりに芸能界に復帰すると、１９９９年、２１歳の時には、NHKの朝ドラ「すずらん」のヒロインに抜擢。ただ、その裏側には仰天の事実が・・・
「遠野なぎこの若い頃は？未成年の激しいラブシーン後は芸能活動休止！」からの続き
朝ドラ「すずらん」のヒロインは史上最悪
遠野さんは、１９９９年、NHK連続テレビ小説「すずらん」のオーディションを受けられると、見事ヒロインに抜擢。
「すずらん」より。橋爪功さんと遠野さん。
実は、朝ドラのヒロインに抜擢された人は、男性との交際を禁止されるほか、ヒロイン修行としての所作を習わせられたり、楽屋に帰る暇がないくらい忙しいからと楽屋を用意されないなどの、慣例があったそうなのですが、
なんと、遠野さんは、当時、交際していた男性と旅行に行ったり、トイレでタバコを吸うなど、朝ドラのヒロインらしからぬ行動を繰り返していたそうで、
所属事務所の社長からは、
歴代ヒロインで、こんなに私生活が乱れていた女優はいない。史上最悪だ！
と、いわれるほどだったそうです。
それでも、遠野さんをマスコミから守るため、慣例を破って、初めてヒロインに個室を与えてくれたそうですが・・・
なんと、遠野さんは、その個室すら、彼氏と２人きりになるために利用していたそうで、前代未聞の朝ドラヒロインだったというのです。
（もちろん、当時、このことは公にはならず、世間的には清楚な朝ドラヒロインのイメージが保たれていたそうです）
昼ドラ「冬の輪舞」「麗わしき鬼」で高い評価を得る
その後も、遠野さんは、数々のテレビドラマや映画に出演されると、２００１年には、映画「日本の黒い夏─冤罪」で、「日本映画批評家協会新人賞」を受賞し、
２００５年には、お昼のドラマ「冬の輪舞」で運命のいたずらにより数奇な運命をたどるヒロイン・水島しのぶ役を演じられると、同じく東海テレビで制作されて大ヒットとなった「真珠夫人」「牡丹と薔薇」を抜く高視聴率を記録。
「冬の輪舞」より。
また、２００７年にも、同性愛、セクシャリティ、代理母出産など、性と生をテーマにした、東海テレビ制作のお昼のドラマ「麗わしき鬼」で、ヒロイン・南崎悠子役を演じられると、ドラマそのものは、決して大ヒットというわけではなかったのですが、女優として視聴者から高評価を受けるなど、着実にキャリアを積まれていったのでした。
「麗わしき鬼」より。
出演作品（テレビドラマ、映画）
それでは、ここで、遠野さんの主な出演作品をご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
１９８９年 NHK銀河テレビ小説「ある時は妻」
１９９０年「炎の旅路」
１９９１年「伊豆天城越え殺人山脈」
「鳥人戦隊ジェットマン」
１９９２年「特捜エクシードラフト 」第25話
「鳥人戦隊ジェットマン」より。
１９９３年「素晴らしきかな人生」
１９９４年「嫁の出る幕」
１９９５年 NHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」
１９９６年「学校の怪談R」
１９９９年 NHK朝の連続テレビ小説「すずらん」
「すずらん」より。
２０００年「編集王」
２００１年「天使の傷痕」
２００２年「キッズ・ウォースペシャル～愛こそすべてだ!～ざけんなよ!XmasSP」
２００３年「おみやさん 第2シリーズ」第8話
「水戸黄門 第32部」第2話
２００４年「銭形平次」第6話
２００５年「冬の輪舞 シリーズ」
「アタックNo.1」
「こちら本池上署」
「相棒 Season 4」第3話
「アタックNo.1」より。
２００６年「PS -羅生門-」
２００７年「逃亡者 おりん」
２００８年「愛の劇場 スイート10」
２００９年「落日燃ゆ」
２０１０年「経済ドキュメンタリードラマ ルビコンの決」
２０１１年「不倫調査員 片山由美11」
２０１２年「刑事・ガサ姫～特命・家宅捜索班～」
２０１３年「大岡越前」第6話
２０１４年「アリスの棘」第3話
２０１６年「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」第4話
２０１８年「ミステリー作家・朝比奈耕作シリーズ2 鳥啼村の惨劇」
「不倫調査員 片山由美11」より。（左から）池上季実子さん、小沢真珠さん、遠野さん。
映画では、
１９９１年「花のズッコケ児童会長」
１９９２年「おこげ OKOGE」
１９９３年「お引越し」
２００１年「日本の黒い夏─冤罪」
「おこげ OKOGE」より。
２００２年「海は見ていた」
２００３年「新・仁義なき戦い/謀殺」
２００５年「渋谷物語」
２００７年「ふみ子の海」
「海は見ていた」より。
ほか、数多くの作品に出演されています。
