杉良太郎の若い頃は遠山の金さんのすきま風が大ヒット!助さんは嫌々だった?


1967年、テレビ時代劇「文五捕物絵図」に出演されると、一躍、脚光を浴び、立て続けにテレビドラマに出演するようになった、杉良太郎(すぎ りょうたろう)さん。この後も杉さんの快進撃は続きます。

「杉良太郎の若い頃は文五捕物絵図でブレイクも人間不信になっていた!」からの続き

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はまり役となった「水戸黄門」の助さん役も渋々受けていた

視聴率を上げるため、日々研究を重ね、1400本もの出演作のうち1000本ほどは、杉さんがあらすじを考えていたにもかかわらず、プロデューサーにはうるさがられ、しかも、作品がヒットすると、そのプロデューサーが昇進していくことに、嫌気がさしていた杉さんですが、

そのヒットで、杉さん自体の人気も上がっていくと、1969年には、「水戸黄門」の(初代)佐々木助三郎こと助さん役のオファーが。

それでも、杉さんは、

私が水戸黄門に出るとなれば、助さんか格さんのいずれかになりますが、頭に頭巾をつけて短い刀を差し、いつも草鞋(わらじ)をはいて、かっこいいところは一つもありません。

と、何度かこのオファーを断られたそうですが、

杉さんいわく、

しかし、あまりにも熱心に誘われるので、根負けをして。

出演されると、悪を懲らしめる、正義感の強い、助さん役がハマり役となります。


「水戸黄門」より。(左から)横内正さん(格さん)、東野英治郎さん(黄門様)、杉さん(助さん)。

「大江戸捜査網」で隠密同心・十文字小弥太役

そんな杉さんは、1970年からは、「大江戸捜査網」の主人公・隠密同心十文字小弥太役を演じられるのですが、この作品でも、正義感の強い、悪を懲らしめるヒーローを演じ、スターとして不動の人気を確立。


「大江戸捜査網」より。十文字小弥太に扮する杉さん。

しかし、1971年には、「大江戸捜査網」に専念するため、「水戸黄門」の助さん役を降板されると、

(2代目助さんは、里見浩太朗さんが引き継いでいます)

その「大江戸捜査網」さえも、1974年、シリーズの初期に降板されたのでした。

ゴールデンを2本とも降板した理由とは

それにしても、夜8時台というゴールデンタイムの人気時代劇を2つとも降板されてしまうとは、どういった理由があったのでしょうか。

後に、その理由を、杉さんは、

長くやっていると焼き直しばかりになる。何をやってもネタが全部同じ。テレビ局も映画会社も自助努力をしない。刑事ものが当たると刑事ものばかりになり、時代劇が当たると各局で三本くらいやって。

みんなが同じものをやりたがることに抵抗があったんです。何でそんなに安易に作っちゃうのか、と。「水戸黄門」も「大江戸捜査網」も私としては十分にやりました。一方で、テレビ局は当たっているから続けたい。それだけのことです。

同じものを長くやっていたら私は伸びなかったです。役者として一番大事な時期に一つの役しかできない役者になってしまい、成長しない。次々とやりたいものがあるから、全部自分からやめたんです。

テレビ局からおろされたものは一本もないです。作品を良くするため、制作者との間で作品について揉める事が多かった。けれども私は何かにすがって生きていこうとは思わないんです。これを生活の糧にしようとする生活俳優じゃないっていう意識でいました。それで、テレビも突然やめてしまいました。

夜八時台の時間帯の人気時代劇を二本持っていましたが、同時に降りてしまったのです。話で聞くと簡単かもしれませんが、一年間、苦しんだんですよ。死ぬほど考えた。ゴールデンの時間帯を週に二本やっている役者はいないのに、自分からやめたわけですから。

と、明かされています。

遠山の金さん~「すきま風」がミリオンセラー

それでも、1975年には、またしても、夜8時台というゴールデンタイムの人気時代劇「遠山の金さん」で、遊び人になりすまして悪党を懲罰していく、江戸北町奉行の遠山金四郎を演じられると、

おうおうおう、いつまでしらぁ切るつもりだぁ。

と一歩踏み出し、がばっと片肌脱いで、

この桜吹雪に見覚えがねえとは、言わせねえぜ!

という、決まり文句で人気を博し、


「遠山の金さん」より。遠山金四郎に扮する杉さん。

杉さんが歌われた、主題歌の「すきま風」もミリオンセラーの大ヒットとなったのでした。


「すきま風」

当初「すきま風」は売れていなかった

ところで、俳優としては、人気・実力ともに不動の地位を確立された杉さんでしたが、歌手活動の方では、それまで、ずっと思わしくありませんでした。

それで、1975年には、CBSソニーに移籍し、移籍第一弾シングル「なやみ」をリリースすると、今度は、半年間テレビの仕事を休んで、レコードのキャンペーンに努められたそうで、その甲斐あってか、自身初の10万枚を超える大ヒットを記録。


「なやみ」

これで、歌手としても、知名度を上げられた杉さんは、翌年の1976年、主演を務めていた人気時代劇「遠山の金さん」のエンディングに使われていた「すきま風」を発売されたのですが、この「すきま風」も、しばらくは、オリコンチャート50位以下でくすぶっていたというのです。

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「すきま風」ヒットの意外な理由とは

しかし、それから1年後、「遠山の金さん」が夕方の時間帯に再放送されるようになると、爆発的に売れ始めます。

というのも、夕方の時間帯は、ちょうど、クラブなどに勤める女性が自宅で化粧や身支度を整える時間帯だったため、その時に、テレビから流れてくる「すきま風」を耳にして気に入り、お店に来たお客さんに勧めていたそうで、それに応じ、男性客がこの曲をカラオケで歌いたいと、こぞってレコードを買い求めたというのです。

こうして、「すきま風」は、1979年のオリコンシングルチャート100位圏内に147週も入る超ロングヒットとなり、1980年時点で、レコード売上はミリオンセラーとなる大ヒットとなったのでした。

「杉良太郎の下町ロケットほか出演ドラマ映画を画像で!」に続く

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