「鬼龍院花子の生涯」で、ようやく「お嬢様芸」という酷評を脱し、演技派女優としての地位を確立するも、1985年、「急性骨髄性白血病」が発覚。闘病も虚しく、27歳の若さで他界された、夏目雅子(なつめ まさこ)さん。今回は、そんな夏目さんの結婚など、プライベートについてご紹介します。
夫の伊集院静とは不倫の末の結婚だった
夏目さんは、1984年、作家の伊集院静さんと結婚されています。
1977年、まだ無名のモデルだった夏目さんを、カネボウ化粧品「クッキーフェイス」のイメージキャラクターに起用したのが、当時、CMディレクターだった伊集院さんで、お二人は、このことがきっかけで知り合い、親密な関係になったそうです。
ただ、伊集院さんには妻と娘がおり、お二人は不倫の関係。
その後、伊集院さんは、2人目の娘の出産前に家を飛び出し、1980年に妻と離婚するのですが・・・
(ちなみに、離婚後、元奥さんは、保険の外交員をして娘たちを育てたそうで、この2人目の娘は、現在、女優として活動されている西山繭子さんです。)
桃井かおりと三角関係だった
晴れて、不倫関係から脱した二人ですが、すぐに結婚とはなりませんでした。
というのも、実は、この頃、伊集院さんは、女優の桃井かおりさんとも関係を持っており、夏目さんと三角関係になっていたというのです。
そこで、夏目さんが、桃井さんに伊集院さんを取られまいと、結婚を決めたと言われています。
ただ、夏目さんは、伊集院さんと出会って、結婚するまでの7年の間に、何度も妊娠しては堕ろす、ということを繰り返していたとか。(伊集院さんと、夏目さんの母スエさんが認めています)
不倫中だったから産めなかったのか、女優業を優先したのか、真相は分からないままですが・・・
夏目雅子の死後に出版された「乳房」が吉川英治文学新人賞受賞
不倫、三角関係、堕胎と、清純派なイメージからは程遠いながらも、1985年、ようやく結ばれたお二人でしたが、夏目さんは、その直後に「急性骨髄性白血病」で緊急入院。
夏目さんが入院すると同時に、伊集院さんは仕事をすべて辞めて看病され、夏目さんが他界された後には、病室で闘病中の夏目さんと過ごした209日間を振り返り、5年かけて、短編集「乳房」を執筆されています。
ちなみに、この「乳房」、1990年に発表されると、1991年には、「第12回吉川英治文学新人賞」を受賞。
伊集院さんは、1992年、女優の篠ひろ子さんと3度目の結婚されています。
さて、いかがでしたでしょうか。
夏目さんの、
- 年齢は?出身は?身長は?本名は?
- 裕福な家庭でお嬢様として育つ
- 女優を志す
- 女優デビューするも「お嬢さん芸」と酷評されていた
- カネボウ化粧品の「Oh!クッキーフェイス」のポスターで人気を博す
- デビュー当初から肝が座っていた
- 菅原文太主演「トラック野郎・男一匹桃次郎」でマドンナ役に
- 「西遊記」三蔵法師の美貌が話題に
- 三蔵法師役はもともと5代目坂東玉三郎だった
- 「虹子の冒険」「ザ・商社」などで主演
- 「鬼龍院花子の生涯」でブルーリボン賞主演女優賞
- 松恵役はもともと大竹しのぶだった
- 台本の上に正座して自らを売り込んだ?
- 五社の作り話だった?
- 出演作品(テレビドラマ)
- 出演作品(映画)
- 急性骨髄性白血病で緊急入院
- 演出家・福田陽一郎の叱咤で治療を決意
- 副作用の激しい新薬の治療で寛解も・・・
- 死因は白血病ではなかった
- 兄の小達一雄は不倫の末に田中好子と結婚
- 妻・田中好子が乳ガンで死去
- 愛人と隠し子がいた?
- 田中好子の病院の近所の高級マンションで愛人女性と同棲
- 亡き妹と妻の名で荒稼ぎ?
- 姪は楯真由子
- 現在は、歌手・女優として
- もう一人の姪は宝塚歌劇団月組の風間柚乃
- 夫の伊集院静とは不倫の末の結婚だった
- 桃井かおりと三角関係だった
- 夏目雅子の死後に出版された「乳房」が吉川英治文学新人賞受賞
についてまとめてみました。
志半ばで夭折するも、現在も、テレビや雑誌で特集が組まれるほど、人々から愛され続けている夏目さん。
夏目さんが命を燃やした渾身の演技を、是非、この機会にご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=OtM6LdPme4o