1975年、東海ラジオ「ミッドナイト東海」でパーソナリティを務めていた際には、生放送中にリスナーの父親にブチ切れるも、リスナーからの署名活動により、降板を免れていたという、笑福亭鶴瓶(しょうふくてい つるべ)さんですが、同年には、深夜生放送番組「独占!男の時間」(東京12チャンネル(現・テレビ東京))でも、事件を起こしていたといいます。

「笑福亭鶴瓶は昔ラジオの生放送中リスナーの父親にブチギレしていた!」からの続き

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深夜生放送番組「独占!男の時間」で東京初進出も・・・

鶴瓶さんは、1975年、24歳の時には、初の東京進出となる、深夜生放送番組「独占!男の時間」「セクシー美女による温泉リポート」に“出オチ”役で出演しているのですが、

リハーサルの時、横柄で傲慢(ごうまん)な態度の番組スタッフから、ギャグを批判され、

(司会の)山城(新伍)さんに使ってくれって言われたからお前を使ってやったんだ

と、言われたそうで、

頭にきた鶴瓶さんは、

コイツに目にものみせてやる

と、思ったそうです。

生放送中に股間を露出

そして、生放送の本番が始まり、アシスタントが、

続いては温泉リポートです。どんな美女が登場するのでしょうか?

と、紹介すると、

カメラが美女の足元をとらえ、そのままゆっくり上がっていくと、実は鶴瓶さんだった、というオチになるはすだったのですが・・・

カメラが腰あたりを映した瞬間、なんと、鶴瓶さんは、腰に巻いていたタオルを外し、そのままカメラに接近して股間をレンズに押し付けたというのです。

(生放送のスタジオは悲鳴と怒号に包まれたそうです(笑))

以来、東京のテレビ業界で危険人物扱いされ、東京進出が失敗に終わった鶴瓶さんですが、

鶴瓶さんは、この時のことを、

実は弟子入りして間もない頃、僕は一度、東京に進出しているんです。ところが、失敗した。あるテレビ番組で、意見が合わないディレクターとケンカをしましてね。ナメやがってと頭にきて、生放送で素っ裸になった

と、語っています。

「独占!男の時間」は打ち切り

ちなみに、この「独占!男の時間」、もともと、他の深夜番組「11PM」「23時ショー」と並んでお色気色が濃い番組だったのですが、過激さは増すばかりだったそうで、

(当時、政治家・文芸評論家の宮本顧治さんの「商業テレビは女性を軽視した番組、女性の裸体を売りにした番組が多い」という発言をきっかけに、テレビでは、ポルノ番組追放キャンペーンが展開されていたそうです)

そんな折の、鶴瓶さんの股間丸出しは、格好の的となり、2年後に打ち切りが決定しています。

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山城新伍のはからいで再び「独占!男の時間」に出演

ただ、司会の山城新伍さんは、この決定に納得できず、1977年3月26日の番組最終回では、

〇〇(局の上層部で個人名)は、「男の時間」の裸は低俗だというが裸に高級も低俗もあるか

と、公然と批判。

さらには、その2年前に事件を起こしている鶴瓶さんを再びゲストに呼んでおり、

なんと、番組前には、鶴瓶さんに、

鶴瓶、今日でこの番組も終わりやしな。何をやってもかめへんで。お前の好きなようにやり

と、言っていたといいます。

「笑福亭鶴瓶は昔数百万円の錦鯉を踏み殺しテレビ東京を出禁になっていた!」に続く

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