度重なる事業の失敗や、想像を絶する浪費などがかさみ、金銭的に困窮し、経済的に追い詰められたことで、詐欺事件を起こしてしまったという、小室哲也(こむろ てつや)さんですが、その後、裁判で有罪判決を言い渡されます。

「小室哲哉は著作権を二重譲渡(5億円詐欺)していた!」からの続き

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有罪判決

2006年8月、既に著作権を保有していないにもかかわらず、関西在住の個人投資家の男性に、過去の作品806曲を10億円で譲渡し、手付金5億円を受け取ったことから、この男性と揉めた小室さんは、

2008年7月には、小室さんが慰謝料を含む解決金6億円を支払うことで、この男性との和解が成立したのですが・・・

小室さんが期限までに解決金を支払わなかったことで、男性が刑事告訴。小室さんは詐欺容疑で逮捕されてしまいます。

すると、逮捕された小室さんは、容疑を全面的に認め、2009年5月11日、大阪地方裁判所より、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡されます。

テレビ番組「芸能界の告白特別編」では反省の弁に終始し詐欺事件の真相は明かさず

そんな小室さんは、2009年12月20日、テレビ番組「芸能界の告白特別編」に出演しているのですが(事件発覚以来、初めてのテレビ番組出演)、

番組に登場するやいなや、

被害者の方、そして世の中の皆さんに大変ご迷惑をかけ、また失望感を与えた。この事件で、音楽が自分の人生にとってどれだけ大切なものか、再認識できました

と、神妙な面持ちできっぱりと話し、

司会のみのもんたさんから、

(相手を)だましていると思いました?

と、質問されると、

自分はウソをついているんだな、と正直に思いました

藁(わら)をもすがる思いだった。僕1人ではどうにもならないのが分かり、結果としてだますようなことになった

今から思えば、自分はアーティストに専念すべきだった。本来、プロデューサーというのは裏方でよかった。それなのに、自分も表に出て著名になりたいという気持ちが大きくなってしまった。勘違いしていました

裁判長から『有罪』という言葉を聞いた瞬間の重さというのは、何よりも重いな、と。もう、償える限りのことを償うんだという気持ちになった

などと、反省の弁を述べるも、詐欺事件の真相を明かすことはありませんでした。

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エイベックス松浦勝人氏が個人的に弁済金を立て替えていた

ちなみに、小室さんは、大阪拘置所に収監され、独房に足を踏み入れた際、部屋のスピーカーから自身の逮捕を伝えるラジオのニュースが流れてきたのが聞こえ、ハッとしたそうで、

どこかで何か間違いであってほしいと思っていたが、これ(ラジオのニュース)で完全に地に落ちたな、と。全部ガラガラと崩れていく感じで、全部自分でぶち壊してしまったと思いました

と、語っているのですが、

小室さんの詐欺被害者に対する弁済金を個人的に立て替えた、エイベックス・グループ・ホールディングスの代表取締役社長・松浦勝人氏(現・エイベックス株式会社代表取締役会長)は、

(ごうまんな態度を)小室さんはとがめられるのが嫌だったんでしょう。だから、周りにはイエスマンしか置かなくなった。お山の大将、いわゆる裸の王様ですよ

と、コメントしており、

当時、小室さんが周りが見えなくなっていたことを明かしています。

「小室哲哉の最初の妻は?2番目の妻は元「dos」のASAMI(吉田麻美)!」に続く

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